ヒデさんの映画レビュー・感想・評価

ヒデ

ヒデ

映画(20)
ドラマ(0)
アニメ(0)

アメイジング・グレイス(2006年製作の映画)

3.8

現代でも歌い継がれるアメージンググレースの誕生秘話を映画化。誕生秘話というより誕生の時代背景である奴隷制度廃止のために戦った一人の政治家の話である。過去の過ちを悔い改め神に感謝の気持ちを捧げる賛美歌ア>>続きを読む

ベスト・オブ・メン〜人間の最高〜(2012年製作の映画)

3.8

パラリンピックの誕生の記録。舞台は第二次世界大戦中のイギリスの医療機関。その病院には、第二次世界大戦で脊髄損傷の軍人のリハビリ科があった。当時の医療では、脊髄損傷の患者は鎮痛剤、ギブスによる上半身の固>>続きを読む

イヴ・サンローラン(2014年製作の映画)

3.5

ハイブランド イヴサンローランの創業者イヴ・サン=ローランの半生を描いたフランス映画。フランス映画らしく、文化・習慣や歴史背景を知らないと分からない独特なニュアンス表現を多分に含み、説明されないままハ>>続きを読む

悪の教典(2012年製作の映画)

2.0

学校で人気の高校教師。頭もよく人当たりもよい。生徒に信頼される人気教師の影に隠された深い闇。学校を舞台に巻き起こる惨劇がいま幕を上げる。サイコパスホラー映画。バイオレンスで過激な映像が含まれているので>>続きを読む

深夜食堂(2015年製作の映画)

3.1

情緒溢れる呑み屋街に佇むコの字カウターで構成された一件のお店。一人でお店を切り盛りするマスターとお店を訪れる常連客とを描いた人情味溢れるヒューマンドラマ。短編で構成され、各話ごとに異なる常連客のドラマ>>続きを読む

8年越しの花嫁 奇跡の実話(2017年製作の映画)

4.0

良くある話ポイし、どうせ王道でしょ。観なくて良いか。なんて素通りしそうな方にも観て貰いたい作品。本当に王道なんですけど、それを軽く超越してきます。信じることの素晴らしさと純粋で真っ直な心、共感できる苦>>続きを読む

ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.2

「事実に基づく」こんな言葉から始まる。時間があっという間に過ぎ去ってしまうほど緊張感とスリルに満ち溢れている。ロッキー山脈の麓に位置する雪原の中で、1人の少女の死体が発見された。死体の少女は、素足だっ>>続きを読む

少女邂逅(2017年製作の映画)

3.1

陰キャラで自己主張が一切出来ず、周りから虐められ、自殺未遂をしようにも出来ない少女と転校生として現れた少女との話し。自殺に至る思考や、鬱に向かう心理とはこういう思考回路で出来上がっているのかなと考えさ>>続きを読む

日日是好日(2018年製作の映画)

4.0

25年通った茶道について綴った森下典子の伝記エッセイを映画化。終始、静かで、しんみりとした雰囲気。高揚感などを求めて観ると眠くなるので、茶道をするかの如く、心を落ち着かせて観たい。個人的には素晴らしい>>続きを読む

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.3

女優を夢見る1人の女性の恋愛を描いたミュージカル映画。オープニングのシーンは圧巻でワクワク高揚感ぶち上げてくれます。劇中で歌われてる歌はどれも心に残る歌ばかり。映画を見た後は、一日中劇中の歌を鼻歌で歌>>続きを読む

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

5.0

サーカスの創設を舞台にミュージカルとして映画化。興行師 P・T・バーナムの伝記であり実話にもとづいて脚色したお話。鑑賞後は、高揚した余韻に浸れることは間違いなし。子供におとぎ話を聞かせるように丁寧且つ>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.6

クイーン(Queen)というロックバンドの誕生、そして伝説へと上り詰めた実話を映画化。同時に絶対的ボーカルである男性同性愛者 フレディ・マーキュリーの生涯を中心に描いている。クイーンについて少しでも興>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

3.3

バットマンの悪役ジョーカーの生い立ち。心優しい青年がなぜ凶悪者に変貌を遂げてしまったのか。社会の背景、格差社会、育ちや恵まれない環境から人格が形成されてしまう悲しい現実。決して他人事とは思えない。誰し>>続きを読む

チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話(2017年製作の映画)

3.7

福井県の高校チアダンス部が全米大会優勝した実話を映画化。前半は終始コミカルなタッチで描かれており少ししつこさを感じつつも楽しみながら観れる。またシリアスな場面もあり、最後に近づくに連れてダンスと役者の>>続きを読む

マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

3.1

殺人予告のあったホテルを巡る映画。構成が長く見るのに少し疲れを感じた。刑事とホテルマン、相反するポリシーの主張争いが楽しい。ホテルを使う多様なお客の事情と対応するホテルマンの信念が描かれており構成の意>>続きを読む

それでもボクはやってない(2007年製作の映画)

4.0

痴漢の冤罪をテーマにした問題提起の映画。テーマがわかりやすく、テンポも良いので飽きずに観れる。取り調べ、民事裁判と刑事裁判、弁護士、日本の司法制度、裁判の在り方、裁判官の存在など多方面の要素とそれぞれ>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

3.1

第71回カンヌ国際映画祭において、最高賞であるパルム・ドールを獲得した話題作。家族とは何か、家族の定義とは何か。犯罪の裏には社会の背景がある。絆があれば理由に関係なく家族じゃない?そんな社会ルールとの>>続きを読む

海街diary(2015年製作の映画)

4.1

鎌倉で同居する三姉妹の物語。父親の死をきっかけに腹違いの妹を預かり四姉妹としての生活をスタートさせる。ストーリというより、日常生活だが、日本独特の風習や忖度、それぞれの姉妹が抱える悩みや家庭問題が非常>>続きを読む

最強のふたり(2011年製作の映画)

3.7

フランス映画。富豪の老人とスラム育ちの二人。住んでいた世界や価値観に接点がない二人だが、時間軸によってもたらされる友情の歯車が面白い。フランスという文化をあまり詳しくない事とフランス映画独特のテンポや>>続きを読む

コーヒーが冷めないうちに(2018年製作の映画)

3.6

設定が面白く、わかりやすい映画構成。安心して世界に入って行ける。過去に行きたい理由は人それぞれで、過去に行って何をするかも人それぞれ。その違いが楽しい。