Hiroさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

記者たち~衝撃と畏怖の真実~(2017年製作の映画)

3.8

「知性ある懐疑心は真実への道標」

この言葉通りだと思った。
私達は真実とは何か、というのを問うことをやめてしまっていないだろうか。
どんな事柄にも必ず真実があるということを忘れてはいけない。
それに
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失くした体(2019年製作の映画)

3.4

内容はともかく、主人公が軽くストーカーなのがちょっと受け付けなかったけど、それ以外はとても素敵。
音楽もすごいいいし、何よりアニメなのに言葉が少ないのがいい。
日本のアニメはことごとくキャラクターに話
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ラッカは静かに虐殺されている(2017年製作の映画)

4.2

本当のジャーナリズムとは何か、というものを垣間見たような気がした。
この世に何の為に「報道」というものが存在するのか、ということは日本ではあまり実感できない。日本のジャーナリズムは機能してない。芸能人
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鉄コン筋クリート(2006年製作の映画)

3.8

ずっと見たかった作品。
まず主演2人の声が凄いですね。声がいいってこういうことを言うんだなぁと。
あと、ネズミかっこ良すぎませんか?
渋くて超いい役でした。
背景もめちゃめちゃカッコ良いですね。
ちょ
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パプリカ(2006年製作の映画)

3.9

2000年代初めの方は、こんな感じの空想世界と現実が交わる、みたいな作品が多いけど、今はとことん現実を描く作品が多くて、時代が変わったなぁと感じました。
音楽も映像もいい感じに気持ち悪くてすっごい良い
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.5

ツッコミどころ満載で「いや、そんなのありかよ?!」の連続だったけど、設定を無視してみれば結構面白い。
家で見ても中々恐怖感を煽られる演出だったから、映画館の暗闇と音響で見たらかなり凄いんじゃないだろう
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エスター(2009年製作の映画)

3.4

ホラーというよりサイコホラーな感じがすごい堪らない…。
最初の方のエスターは本当に可愛くて、良い子でって感じなんだけど、最後の方と比べるとその変わりようが凄い…。
ていうか最近こんなような事件ありまし
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.8

これは他のサスペンス作品と一括りにしていいのかどうか迷う。
正直後半から人間の本性に対する胸糞感がえげつないので好みが分かれそうな感じがするけど、人間なんてこんなもんなのかもしれないですね…。
ただ個
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クロース(2019年製作の映画)

3.5

クリスマスだし暇だし見てみようかなぁと思い観てみたら、意外と面白くてびっくり。海外の手書きアニメのクオリティに驚かされました…。
海外の手書きアニメってなんだか好きになれなかったんだけど、見方が変わり
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夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

3.3

四畳半神話大系が面白かったばっかりに、なんだか拍子抜けしてしまった…。

溺れるナイフ(2016年製作の映画)

3.4

菅田将暉くんと小松菜奈ちゃんのコンビってえげつないなと思う。
2人いるだけで何も喋ってなくても、纏う空気が普通の人と違う。オーラってこういうことだなぁと思う。

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

4.3

杉咲花ちゃんが凄いね。
そしてそれを超えてくる宮沢りえさんですよ……。
学校のシーンはぼろぼろ泣いたなァ。

ローマで起った奇妙な出来事(1966年製作の映画)

3.7

古代ギリシャ喜劇要素たっぷりのドタバタコメディ。普通に面白い。なんなら最近こういう映画ないから、凄いいいなぁと思う。個人的にはエンドロールが最高です。こういうエンドロールがあるから、映画は最後まで見る>>続きを読む

ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

3.8

やたらとこの映画で「母の愛」を強調するような感想が多くて驚いた。
セルマは「母の愛」で息子を救った、とかいうそんな綺麗な話じゃない。
まずそもそもセルマは空想好きな少女から一歩の成長していない気がする
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ジョーカー(2019年製作の映画)

5.0

どんな言葉を書いても多分この映画の前ではただの薄っぺらい感想にしかならない気がする。アメコミ映画でここまで「正義とは何か」ということに迫った映画を作ったということだけでも凄いことなんじゃないかな。
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最強のふたり(2011年製作の映画)

4.2

私達はいつも体や心に障害を抱えた人を「障害者」というフィルターを通して見てしまって、1人の人間として向き合おうとしていなかったことを痛感させられた。
フランスの移民問題とも深く関わる内容になっていて、
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あん(2015年製作の映画)

3.9

樹木希林さんのただ、存在しているだけで何かを伝えられる演技が素晴らしかった。
あんなに美しく、言葉に言葉以上の意味を持たせられる演技者の次作が見られないだなんて、悲しくて仕方がない。
「生きているだけ
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.3

パリの美しさだけをギュッと詰め込んだ作品。
ゆったりと休日の午後とかに見るような映画かなぁ。
日々忙しなく生きている日本人には案外こういう映画が必要なのかもしれない。
雨の降るパリは美しいですね。
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シャイニング(1980年製作の映画)

3.3

およそ40年前に作られた作品とだけあってホラー要素はありつつも、死ぬ程怖いと言うわけではない。ほぼ音楽に助けられている感じ。
そういう意味ではホラー好きな人が見たら拍子抜けしてしまうのかもしれないけれ
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それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

4.1

映画の内容としてはなにも申し分がない。ただ、この主人公は「自由黒人」という黒人の中でも比較的恵まれた身分であったことを忘れてはいけない。
殆どの黒人は脱出の希望など抱くことができず、生涯奴隷として生き
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硫黄島からの手紙(2006年製作の映画)

3.8

この映画を見て「戦争は悲惨だ。やってはいけない。酷い。」などと思うことは大事だ。それだって事実だし、そう思える今があることだって大切なことだろう。
しかし、私達には知能がある。今は有難いことに情報化社
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

4.0

キーラナイトレイがこんなに歌が上手いの知らなかった。この映画見た後暫くはサントラをずっと聞く羽目になった。
改めて音楽に年齢は関係ないし、生まれもキャリアも関係ないと言うことを実感させられたなぁ。ラス
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セッション(2014年製作の映画)

4.1

よく人が言う「死ぬ気で頑張る」と言う言葉がどれだけ浅はかなものなのかを思い知った映画。何者かになりたいのならば、自分の全てをかけてやるしかないんだろうな。音楽好きだけではなく、すべての何かに打ち込む人>>続きを読む

ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -(2019年製作の映画)

4.5

京都アニメーションの本気を見た。
もう涙しかなかった。
あんまり長くなるから感想は書かないけど、郵便配達員くんが活躍したのは個人的にちょっと嬉しかったポイント。

美女と野獣(2014年製作の映画)

3.1

エマワトソンが演じた方ではないので、あまり有名ではないかもしれないが私は割とこっちの方が好きかもしれない。
ただ、野獣がわりと気持ち悪く描かれていてベルがどのタイミングで野獣に惚れたのかさっぱり分から
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花とアリス殺人事件(2015年製作の映画)

3.8

花とアリスの前日譚みたいな映画。
中学生特有の甘酸っぱさというか、未熟な部分をギュッと詰め込んだ作品。
なんと言っても主役二人の演技がすっごい上手い。最近は声だけで勝負できる女優さんって少ないから、二
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天気の子(2019年製作の映画)

3.1

正直ここ最近の新海さんの作品は「女の子」であることを前面に押し出した作品が多くて中々好きになれない。
内容としてはとても面白いし、そういう展開の仕方もあるのかぁという感じで、見ていて面白かったのだが、
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

4.2

カツセマサヒコさんがなんかの記事で書いてたから見たくなってみた作品。
なんてったってレイチェル・アクアダムスが超絶可愛い。なにあれ。反則じゃんってくらい可愛い。
取ってつけたかのようなタイムトラベル設
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ボヴァリー夫人(2014年製作の映画)

3.2

これぞ、フランス映画!という感じで全体的に倦怠感溢れる感じがたまらなく良かった。恋に愛に情欲に溺れて、人が壊れていく様はなんというか見ている分には凄くいいなぁと思ってしまった。
ただ原作を読んでいない
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ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

3.2

宇宙に一人きりっていうのは、地球における一人ぼっちとは訳が違うわけで。
そう考えると、「孤独」っていうのも、誰かがいるからこそ成り立つわけだから、結局のところ人は一人では生きられないんだなと感じた作品
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.7

正直今まで見たSF映画作品の中でダントツの一位になった作品かもしれない。
三時間という膨大な時間でありながら、一度も退屈することなく一気見できる作品ってそうそうないよなぁ…。
ラストの伏線回収が怒涛す
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アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

3.3

とにかく主演二人の熱演がすごい。
ただ、そこまで見せるか?という疑問を抱かずにもいられない…。
物語的にはよくあるストーリーなのだが、
これが同性愛であるということが重要なのだろう。