Ihaさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

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ザ・ミスト(2018年製作の映画)

3.5

フランス映画。
スティーブンキングのミストに似ているような。
あの映画のラストも皮肉であったが
こちらのラストも考え込んでしまう。
実際、化学物質アレルギーの人など
映画同様のカプセルに暮らしている例
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天気の子(2019年製作の映画)

1.5

新宿、正確には代々木の風景がそのままに、傷だらけの天使ビルを中心に描かれる。代々木はアニメ産業の町であるから製作者の中には思い入れのある人が多いのだろうと思う。君の名はに比べ、アニメアニメした耳に叩き>>続きを読む

ガタカ(1997年製作の映画)

4.2

イーサン・ホークとユマ・サーマン、結婚のきっかけ。
民間のDNA検査を受けたタイミングで見たこの映画。
検査自体は結果が曖昧であったせいか、
あまり打たれるものではなかったけれども。
出生前検査を行え
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イロイロ ぬくもりの記憶(2013年製作の映画)

4.8

気持ちをうまく伝えられない少年、フィリピン人メイドと勝気な奥さん、リストラされる夫。シンガポールのリアルであろう世相と翻弄され、困難にありながらも気持ちを伝えようと努力する大人たち。悪い人が出てこなく>>続きを読む

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

4.5

クリントイーストウッド監督らしい上品で落ち着いた作風。
アトランタオリンピック7日目に実際に起こった爆破テロを
題材にFBIの強引な捜査を描く。
メディアを使ってセンセーショナルに騒ぎ立て、さらし、
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

5.0

ボン・ジュノ監督曰く、喜悲劇。騙しだまされる社会、教育環境、欧米信仰、貧困、格差。嘘をつき、その場にふさわしくふるまうのは簡単だが匂いは隠せない。そしてチラチラ見える日本下げ。
外国映画初のアカデミー
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男たちの大和/YAMATO(2005年製作の映画)

2.5

軍隊ものって声が割れるほど怒鳴っているけど
必要な演出なのだろうか。
それとも当時の軍隊はそういうもんなの?
日本映画は演技力に注意をそがれてしまうことがあり、
失笑を誘われることもしばしば。
人間ド
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進撃の巨人 ATTACK ON TITAN(2014年製作の映画)

2.5

訃報をきき、三浦春馬の留学中、ルームメイトであった中国人の記事を読む。「原作漫画のファンにはとても申し訳ないと思っている。僕の演技がダメダメすぎて、公開から2年経った今も完成後の全編を観る気が起きない>>続きを読む

スキャンダル(2019年製作の映画)

4.0

ニコール・キッドマン、シャーリーズ・セロン、マーゴット・ロビー。
三大女優の競演が楽しい。
解雇されたアナウンサー、
第一線で働くアナウンサー、
新人のアナウンサー、三人とFOXを築いたCEO。
勧善
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ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

3.0

昔見た映画だけれども内容を忘れており、
また見直さなければとは思いつつ見ていなかった。
暗い内容がブレーキとなり見られなかったのかもしれない。
クリントイーストウッド監督らしいといえばそうだろう。
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

2.8

戦場の走れメロス。
太宰治の小説はつくづく良い作品であったなぁと思い返す。ヨーロッパの古典であるからこの映画も当然基づくものであろう。クリストファーノーランの影響色濃いサムメンデス。ダンケルクは敵の一
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この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

5.0

前作に40分が追加され、リンとすず、周作の関係が描かれる。九嶺、九つの峰に囲まれた軍港、呉。日清戦争からの歴史をもち、戦艦大和を建造した軍事都市。最盛期には58軒の遊郭があったそうだ。支えあわなければ>>続きを読む

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

1.5

なにこれ。。精神的に摩耗しそう。ゾンビではなく人間側の役者たちが受け入れがたい。自分的に。

容疑者、ホアキン・フェニックス(2010年製作の映画)

1.2

最初っからすべってる。。
俳優として成功しているのに引退し、ラッパーを目指す。
プロとしてやってる教師役ラッパーに失礼な気もしたし、
不謹慎で笑える気もしたし、金払ってるからいいのかなとも思えた。
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Fukushima 50(2019年製作の映画)

2.0

震災時、運転中の1、2、3号機と点検中の4、5、6号機は送電線の断線により全電源を喪失、非常用バッテリーに切り替える。津波により地下に設置されていたバッテリーは海水につかり停止。1、2、3号機の核燃料>>続きを読む

ピザ!(2014年製作の映画)

5.0

スラムの近くに新しくできたピザ屋さん。伸び行くインドの世相が自然。
インドの宗教感、道徳観もあるのだろう、行為があれば、その結末がある。学校に通えず、まるで放し飼いの子どもたち。インドの腐敗や貧しさも
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

2.0

劇中劇で繰り返されるメッセージ。愛とは、愛とは、愛とは。テーマは再生。中年ともなれば人生にしくじることもある。メキシコ人監督、イニャリトゥ。ルドandクルシは面白かったな。俺を愛してくれー慕ってくれー>>続きを読む

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

2.0

何が面白いのか、何が評価されたのか何度見てもよくわからない。
撮影、大変だったねということなのだろうか。。アカデミー賞はラ・ラ・ランド。否。ムーンライト。当たり前だ。
当たり前だということをわからせる
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

1.5

ストップモーションアニメによる日本が舞台の犬漫画。
日本の表現、文化、芸術へのオマージュはまるで
クエンティン・タランティーノのよう。
マーズアタックや、ナイトメアビフォアクリスマスのように、
そのデ
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ぐらんぶる(2019年製作の映画)

1.0

このくらいのレベルとなると今まで見た映画の中で一位、二位を争うつまらなさ&くだらなさ。フィリピン映画、スパイダー・ボーイ ゴキブリンの逆襲位か。
裸率は高い。大学生ならもう少し若い子使ってほしいなぁ。
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チェンジリング(2008年製作の映画)

4.0

ひとり息子を誘拐され、警察から発見の連絡があり行ってみると別人。テーマは不条理に見つける希望だろうか。実際にあった事件に基づく。誘拐だけではなく、息子になりすましの出現は不幸。地味な映画だけれども世界>>続きを読む

アクト・オブ・キリング(2012年製作の映画)

3.5

インドネシア独立の父、スカルノ。野党、共産党の力をかり、中国の支援で軍部を掌握しようとしたところ、スハルノに制圧される。経済を華僑に牛耳られ、民衆の中国への不満、貧困、高まったナショナリズムと虐殺、粛>>続きを読む

ブラック・スワン(2010年製作の映画)

1.5

ぶちぎれるウィノナ・ライダーには笑ってしまう。しかし何なんだろうか?この映画は。考え込んでしまう。レビューを見るとコメディ、ホラー、などと書かれており、何か期待していたバレイを舞台とした情熱のスポコン>>続きを読む

127時間(2010年製作の映画)

2.5

難しい演技が要求される映画では。
渓谷で転落し腕を挟まれ身動き取れなくなった登山家、アーロン・ラルストン。
岩に挟まれ、脱出するという実話に基づく一場面だけの映画をジェームズ フランコが演じる。
特筆
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ルック・オブ・サイレンス(2014年製作の映画)

4.0

前作、アクト・オブ・キリングは被害者の取材を断られたため、加害者にスポットライトを当てたときいた。本作、ルック・オブ・サイレンスがその二年後。時代が変わったというには早いが被害者にスポットを当てている>>続きを読む

窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

2.5

うじうじと長いなしかし。三浦貴大と千葉雄大で見たかったな。矢本悠馬でもいいかな。馬鹿らしいのだからちょっとコミカルでもいいんだが。誰とでもやるなら開き直って欲しい。

ブラック・レイン(1989年製作の映画)

4.5

高倉健も松田優作も安岡力也も島木譲二も亡くなってしまった。日本に良くも悪くも思入れの強いリドリー・スコット。道頓堀が、鉄工所が、まるでエイリアンの潜む宇宙船のよう。ハリウッドの俳優と互角どころかの演技>>続きを読む

16ブロック(2006年製作の映画)

3.5

にしてもブルースウィルスは「なんで俺がこんな目に」という刑事役がはまる。仕事はイヤでもここぞというときには体が動く。かっこいい。

太陽の下で 真実の北朝鮮(2015年製作の映画)

1.8

日本にある、各国の大使館に問い合わせ、貴国の一般的な家庭を取材したいのですが。とお願いすればこんなようなものができてしまうのではないかと思われた。北朝鮮側のスタッフののりがまた古く、へんてこになってし>>続きを読む

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

4.0

三島由紀夫と全共闘の討論会。
子供ほどの年代の東大生と対峙する三島由紀夫。
右派と左派。共通するのは憂国の熱意。
そしてお互いへのリスペクトは強く伝わってくる。
ユーモアを交え、観念的な話、そして天皇
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ノーカントリー(2007年製作の映画)

4.5

ファーゴのコーエン兄弟監督。アカデミー賞、4部門受賞。助演男優賞のハビエル・バルデムは骨が出ちゃって印象は強烈。ノーカントリー、原題はNo country for old menとなると、
この映画の
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