かぽさんの映画レビュー・感想・評価

かぽ

かぽ

ミツバチと私(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

性別に対しての違和感による苦しみが体感として理解出来ない私が少しでも理解するために必要な映画だった。
普段の生活の中に当たり前思ったよりも多くの男女二元論がある。トイレやプールだけで無く、近所のおばさ
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ナイアド ~その決意は海を越える~(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ナイアドが最初は自分が泳ぐからと言って他の人を振り回したり、人の意見を聞かなかったりした。両親の不仲や性的虐待、同性愛へのヘイトなどいろんな要素がナイアドをそうさせたのかもしれない。悪天候も重なり、失>>続きを読む

コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー(2022年製作の映画)

4.0

インターセクショナルフェミニズムを示すシーンやマルクス主義フェミニズムを否定するシーンがありそれがよかった。性暴力の直接的な描写がなく、とっても見やすかった。女性たちの連帯を示すシーンもよかった。中絶>>続きを読む

ストロベリーミルク(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

映像が美しかった。主人公同士の恋愛とも友愛とも区別できない絆も素敵だった。最後に死なないエンディングもとてもよかった。母親の自死を直接的に描かない描写もよかった。そのシーンがなくても身近な人が死ぬこと>>続きを読む

ブルーイマジン(2024年製作の映画)

3.7

傷ついた人に対するケアの話かと思いきや、告発の話がメインでそこが少し残念だった。告発しても結局映画は公開するような雰囲気で最終的に終わり、物語くらいはハッピーエンドで終わってほしかったと思った。ブルー>>続きを読む

一月の声に歓びを刻め(2024年製作の映画)

3.4

前田敦子が過去の性暴力に対して泣いたり花をちぎったりして感情を表現するのがよかった。演技が全体的に切迫した感じがあり見てて胸が苦しくなった。

コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

父親がギャンブル依存症で両親の仲が険悪で、父親がコットに対してとっても当たりがきつい。そんな中夏休みに親戚のおばとおじのところに預けられて夏休みを過ごす。おじに最初大事にされてるかなぁ。と疑問に思った>>続きを読む

僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

4.0

想像していた通り感動ものだった🥺
イーサをずっと探してようやく出会えるのはとっても感動的だった。いろんな飼い主がいた。どの飼い主の時も犬はとても飼い主のことが好きでめちゃよかった。犬と人は群れの一員と
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カゾクノキョリ(2023年製作の映画)

3.7

お母さんが家に来ることを忘れていて慌てて片付けを始める二人。お母さんに自分のパートナーのことを何て紹介しようと悩み、結局隠すことにする。そんな距離感があってもいいよね。と肯定的に受け止めてくれるパート>>続きを読む

駆け抜けたら、海。(年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

うみのことが好きなみつきと、彼氏がいながら合コンに一緒に行ったうみ。うみが彼氏と上手くいっていないという恋愛相談を友達として聞いている。うみに何か最近恋バナはあるか。と聞かれ、思い切ってカミングアウト>>続きを読む

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

2.0

思春期の子が悪態をつくのが疲れた。イニードとレベッカがすれ違っていくのも理解は出来るが共感は出来なかった。人が遠くに引っ越したりする年齢じゃなかったのであまり共感できなかった。女女ストーリーかと思った>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

何事も進歩するというメッセージがとてもよかった。ベラが博愛主義で合理的な性格なのもよかった。最初、ゴッド博士とマックスの元で暮らすことが本当に幸せなのかな…と思っていたが最後はゴッド博士とマックスの元>>続きを読む

テルマ&ルイーズ 4K(1991年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ルイーズがハル刑事と2回目に話した時に無罪の可能性もあるとハル刑事から訴えられたのにテルマとの旅を続けたのはこの社会のせいだと思う。過去にルイーズが受けた性被害はきっと正当に捌かれていないのだろう。初>>続きを読む

ソウルメイト(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

途中でトイレに行ってしまい、そこから話がよく分からなくなった気がする。
青春の仲のいい場面やお互いを尊重し合う場面やすれ違ってもしっかり言い合いをする場面などがありよかった。ミソは死なないで欲しいと思
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.7

主人公は主体性を持って毎日生きている感じがしてよかった。一方で、姪を止まらせたり、仕事で急に残業したりと周りとの関係にながされる面もあった。それも納得して生きているようでよかった。前半は同じシーンが続>>続きを読む

赤と白とロイヤルブルー(2023年製作の映画)

4.0

アレックスとヘンリーが最初は仲が悪いが、お互い正直に思っていることを話すことで仲良くなるのがよかった。
公人でセクシャルマイノリティなことは許されないという公人ならではの悩みや家族も応援してくれないと
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To Leslie トゥ・レスリー(2022年製作の映画)

3.7

どん底に居て、どの場所でも上手くいかないレスリーも周りの支えがあれば回復できるのがよかった。
レスリーがなぜアルコール依存症になったのかの過去がもう少し分かればよかった。
レスリーを助けた人がレスリー
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ガザ 素顔の日常(2019年製作の映画)

3.7

理由なく突然攻撃されることが日常的であり、その生活を送りながら和平条約を願うというとても複雑な心境を感じた。
イスラエルとの国境のフェンスがとても憎く、攻撃してしまうのはその状況ならそうなのだろなとと
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パトリシア・ハイスミスに恋して(2022年製作の映画)

3.4

上映が朝で眠くて少し寝てしまった。
レズビアンの小説でハッピーエンドを出版社側が出版させないなどはとても差別的だと思った。
印象に残るシーンがたくさんあった。レズビアンが集まるのは差別されてきた者同士
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キャロル(2015年製作の映画)

3.5

その当時レズビアン映画でハッピーエンドなものが少なかったと思うから、途中経過とか全部置いといてハッピーエンドなのがよかった。キャロルの女豹のような表情がとても魅力的に見えるだろうなと思った。
キャロル
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ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

何でも望みが叶えられるが、その代償も大きい石があり、人々が何でも望むが代償を払うことも拒んだため文明が滅んで言った。何もかもを望むのではなく、今ある真実を見つめること、真実は美しいこと。望まないことで>>続きを読む

私はモーリーン・カーニー 正義を殺すのは誰?(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

フランス映画はとても進んでいると感じた。出世するのに男は能力を求められない。と断言してるシーンがとてもかっこよかった。
こんな酷いレイプを受けて、嘘の告発だと有罪判決を受けるのは調査機関の能力の低さは
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ピリオド -羽ばたく女性たち-(2018年製作の映画)

3.8

インドでナプキンが手に入れられないのは、ナプキンが高いこともあるが、ナプキンが知られていなかったり使い方が分からなかったり、生理の話はタブーとする風潮によるものだと分かった。
女性達が働けることにより
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ジョージー・ストーンの夢に見た人生(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

トランスフェムの子に対して女の子になりたいんだね。と言われるがそれは違う。元から女性なんだ。と言っていたことにハッとした。
膣を作る手術で今までの自分を失うのが怖い。と言っていた。私には手術することで
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父として(2023年製作の映画)

3.7

アメリカでトランスジェンダーがどんな差別を受けているのかを知ることができた。想像もできない酷いものだった。トランスジェンダーと打ち明けただけで全ての友達を失くすなど。トランスジェンダーの子どもを持つ父>>続きを読む

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