KaitoOhtaniさんの映画レビュー・感想・評価

KaitoOhtani

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トムボーイ(2011年製作の映画)

4.2

ものすごく引き込まれた作品でした。

派手な描写なんかはあまりないのだけれど、無垢な子どもの描写が上手くて引き込まれます。

男の子として友達と接したくてついてしまった嘘が、どんどん危うくなっていく様
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ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男(2019年製作の映画)

4.1

こういう映画、日本でも製作されて欲しい!

今も現実で争われているデュポンのテフロン問題を映画で取り上げ、かつ社名を出してしまうという…
日本もアメリカも忖度はたくさんあるだろうけど、こういったものを
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ベル・エポックでもう一度(2019年製作の映画)

3.9

2021年劇場鑑賞最後の作品になりました。
観れて良かった作品です。

戻りたい過去を忠実に再現してくれるサービスなんてめちゃくちゃ面白いなーと思いました。
実際富裕層向けにあってもいいんじゃないかな
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ツッコミどころはいくつかありましたが、楽しめました。

良かった点として特筆すべきは映画のテンポの良さですかね。
ほとんど無駄な演出が無く、ダラダラと同じシーンを垂れ流すことも無かったので非常に見やす
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ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

中盤くらいまではとてもいい感じなんですが、他の方も言っているように終盤から結末にかけてがあまり好きではなかったです。

最初は優しさもあってついてしまった嘘が、中盤まではどんどん山あり谷ありではありつ
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イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

4.4

自分の大好きなブラックミュージックや、ラテンをはじめとする中南米の音楽が溢れるミュージカルでとても楽しめました!

YouTubeにもあがっているオープニングからもう最高でした。
生活音から音楽が奏で
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ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

3.2

そこそこ面白かったですが、映画としての完成度が高い訳では無いなーという感じです。

ヴェノムと主人公のキャラクターはやっぱり面白いし、
挟まれるギャグも笑えるので楽しめます。

ただ脚本としての完成度
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リスペクト(2021年製作の映画)

4.5

とても満足できた1本でした!

アレサ・フランクリンの人生をかなり詳細に語っているので
少々長い気もしましたが、自分は全く退屈せず楽しめました。

ここまで波乱万丈な人生だとは今まで想像もつかなかった
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.0

サクッと楽しめる良いアクションコメディ?映画でした!

主人公2人の日常のゆるゆるなやり取りは観ていて楽しかったし、
殺し屋としてのアクションはひたすらカッコ良くて
キャラクターがよく出来てるなあと思
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皮膚を売った男(2020年製作の映画)

2.9

少し物足りない感がある映画でした。

映画のコンセプト自体はとても面白いし、
アートらしい皮肉なんかも効いてて興味深い点はあったけど、
なんだか映画らしいエンタメ感に欠けた気がします。

ストーリーは
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アンテベラム(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

いやー面白かったです!!

序盤のシーンから現代的な場面に映り変わった時、
なんで主人公と見た目同じなのか?
南北戦争時代の先祖なのか?と思いましたが、
時間的ミスリードでしたね。
やられた~と思いま
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エターナルズ(2021年製作の映画)

3.9

賛否両論あるみたいですが自分は好きな作品でした!

話の規模はめちゃくちゃ壮大で引き込まれたし、
数多いキャラクター達のことも一人残らず理解出来ました。
あれだけキャラクターいて説明的にならずに
紹介
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コレクティブ 国家の嘘(2019年製作の映画)

3.9

観るべきドキュメンタリーだと思いました。

ここまでルーマニア政府って腐敗してたんだっていうことに衝撃でしたが、
日本でも程度の差こそあれ似たような事が起こっているはずです。

しかしながら日本と違う
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モーリタニアン 黒塗りの記録(2021年製作の映画)

4.0

これが実際に起こった事だと考えると胸糞悪いですね。
映画は素晴らしかったです。

俳優陣の演技、特に囚人のモハメドゥ役のタハール・ラヒムが最高でした。
物凄く人間の希望を感じる側面と、拷問を受け怯える
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ONODA 一万夜を越えて(2021年製作の映画)

4.4

大変素晴らしかったです。

製作陣も俳優も緊迫した雰囲気を作るのが非常に上手くて、
3時間という長尺の映画でしたが全く退屈することがなく、
映画の世界にのめり込むことが出来ました。

ストーリーもとて
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MONOS 猿と呼ばれし者たち(2019年製作の映画)

3.3

結構期待してたんですが、なんだかよく分からないなあという感想でした。

コロンビアの子供のゲリラ兵達の話なんですが、
登場人物は皆個性あって面白いと思います。

ただ映画の構成に問題があって、色んな登
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由宇子の天秤(2020年製作の映画)

4.7

めちゃくちゃ見応えのある作品でした。

『真実』や『正しさ』をテーマに、何を考え何を選択するのかが描かれています。

主人公の由宇子はとても正義感が強く信念を持った人物で、
誰かのために、また真実や正
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サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)(2021年製作の映画)

4.8

良作ドキュメンタリーでした!!

アメリカ国内の差別に苦しむ当時の黒人に
間違いなく希望を与えたであろうハーレム・カルチュラル・フェスティバル。
その通り、いやそれ以上のブラックミュージックのエネルギ
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明日の食卓(2021年製作の映画)

4.0

3人の母親役女優の演技が光る映画でした。

3つの異なる家庭での母親と子供、その家族の様子を映して
理想とはかけ離れた育児の現実、家庭の問題を描いた作品です。

母親役3人の演技は素晴らしかったです。
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私たちの永遠の夏(2021年製作の映画)

1.8

東京国際映画祭11本目(ラスト)

何を伝えたいのか分からない映画でした。

ティーンのひと夏に起こった海での事故が原因で
そこからキャラクター達へのインタビューを挟みながら
その後の出来事を説明して
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.6

題材が面白いなーと思いました!

血中アルコール濃度は0.05%が理想的らしい、実験してみよう。
というお話です。テーマだけでめちゃくちゃ興味が湧きました。

肝心の内容ですが、悪くはないって感じでし
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ヴェラは海の夢を見る(2021年製作の映画)

3.2

東京国際映画祭10本目

良い映画だとは思いましたが、盛り上がりには欠けるような印象です。

結構ずっと平坦で重苦しい空気の映画なので観ていて少し疲れます。(映画の尺は短いので問題ないですが。)
内容
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アリサカ(2021年製作の映画)

3.3

東京国際映画祭9本目

シンプルなストーリー構成でしたが、楽しめました。
撮影が美しく、演出もかっこよかったです。
主人公(マリアーノ)役の女性と助けてくれた少女役の子がめちゃくちゃ良かったです。
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四つの壁(2021年製作の映画)

3.8

東京国際映画祭8本目

良いストーリーでした。素晴らしかったです。
「つがいを失った鶴」の伏線は痺れました。
悲しい結末ですが、満足感が非常に大きかったです。
出てくるキャラクター達は皆魅力的で、
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リベルタード(2021年製作の映画)

3.0

東京国際映画祭7本目

可もなく不可もなくって感じの映画でした。

ストーリー自体はよくあるもので、
よくある展開で進んでいくので新しさは無いです。

映像が綺麗なのと総合的に演技がいいところが良い点
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パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

4.1

東京国際映画祭6本目

素晴らしい!!
ストーリーの進み方は淡々としていますが、
どこか不安を感じたり、この後どうなっていくのか分からず、
気になってのめり込める作りになっています。

物語のラストで
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ある詩人(2021年製作の映画)

2.1

東京国際映画祭5本目

よく分からない映画でした。

表現がよく言えば独特であるが、意味が分からないシーンが多い。
ちゃんと考えて意味を込めているのか甚だ疑問でした。

過去の偉大な詩人のシーンとかは
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クレーン・ランタン(2021年製作の映画)

1.8

東京国際映画祭4本目

これは……誰が理解できるというんでしょうか(笑)

映像美という点では確かに推している部分というだけあって
良かったとは思いますが、自分にはそれくらいしか残りませんでした。
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オマージュ(2021年製作の映画)

3.7

東京国際映画祭3本目

かなり好きな作品でした。

韓国の売れない中年女性映画監督(主人公)が、
昔の映画の修正を仕事として受け持ったことから
物語が進んでいきます。

映画の脚本を手に入れ修正作業を
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スワンソング(2021年製作の映画)

3.2

東京国際映画祭2本目

そこそこ満足出来た作品でした。

ウド・キア演じる主人公は魅力的で好きなキャラクターでした。
過去は凄い人だったけど今はまあまあ頑固な爺さん
という良くある設定ではあるが、
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ザ・ドーター(2021年製作の映画)

3.6

東京国際映画祭1本目

好きな作品でした。
映画祭の良いスタートが切れたと思います。

演技がどの役者も良かったと思います。
特に少女(イレーネ)役が素晴らしかったです。
イレーネ役もまだ14歳の少女
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.1

アカデミー作品賞受賞と聞いて期待していましたが、
うーーん、、という感じでした。

良い点で言えば、
・映像はものすごく綺麗で、海のシーンなんかは特に見惚れました。
・マクドーマンドの演技は良かったで
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

3.7

中性ヨーロッパを舞台にして、
フェミニズム的訴えを含んだ作品です。

色んな方が仰るように全て真実ではありますが、
3者それぞれの視点で物語が描かれていて、
それぞれの感じ方、考え方の違いが詳細に表現
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アイダよ、何処へ?(2020年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

とても衝撃的な作品でした。


何も知らない自分は、上映してしばらくは
アイダ(主人公)が自分の家族だけ特別に
国連に付かせ脱出させようとしていることに
少し違和感を感じていました。
セルビア軍のムラ
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Our Friend/アワー・フレンド(2019年製作の映画)

4.4

素晴らしい映画でした!!

まず思ったのはストーリー展開が上手いなーっていうことです。
メインのキャラクター3人の思いや行動の理由、
といったものが映画が進むにつれて徐々に明らかになっていくのですが、
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モロッコ、彼女たちの朝(2019年製作の映画)

3.8

きらびやかな演出などはほとんどなく、
セリフも少なめな淡々とした映画ですが、
イスラム社会の抑圧された女性を演じる
メインキャストの2人(アブラ(母)役:ルブナ・アザバル、 サミア役:ニスリン・エラ
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