こたつムービーさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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ジョーンズタウン集団自殺 -偽りの死の楽園-(2018年製作の映画)

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ふとアマプラのおすすめに出て来て、この事件いつか深掘らんとな、と思ってたので観て案の定胸糞わるくなる(GWに自分は何してんだ?)

60年代の公民権運動、フリー運動、続く70年代のレインボーカルチャー
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

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鑑賞。これまたなんて事ない映画だ。で、そのなんて事ないアイデアから120分ちゃんと引っ張ってゆく佳作。

多くの観客の予想どおり(笑)見事にルールは拡大され「一定に保てない」のが自然な流れでいい。しか
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キッチン・ストーリー(2003年製作の映画)

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これぞ北欧王道humor!という映画だった。

全編ほとんど、おじさんしか出てこない。笑

中年の、中年による、中年ストーリー。しかも主要人物みながシングル、独身。かつプロマンスでホモソーシャルな、も
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セッション(2014年製作の映画)

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初めて「セッション」鑑賞。なるほどこういう映画だったんだね。これは賛否真っ二つになるね。はー。いずれにせよ血中濃度上がるのは確かだ。

スパルタ・パワハラに身に覚えのある人とない人でフラッシュバック率
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兵隊やくざ(1965年製作の映画)

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田村高廣のインテリさと勝新の勝新らしさ。ホモソーシャルでプロマンスな、不条理鉄拳制裁反戦脱出映画。

脱出の終局は正直話しが急だが、傑作に類する。言うなれば「ショーシャンク」を日本で撮ろうと思えばこれ
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キャラクター(2021年製作の映画)

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鑑賞。
所々テレビっぽさもあるが、ちゃんと作られてる、と感じる。「普通にちゃんと作る」こと自体日本映画はそれさえできてないの多いからね。

プロット上、また演出面でも高畑充希の置き物感がとても残念だが
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フローズン・タイム(2006年製作の映画)

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忙殺の合間にふと遭遇。

この手の映画に評価も言葉もない。
失恋と再生。有史以来コスリ倒されてきたテーマだ。たいていそれらは小さなバジェット映画だが、批判のしようもない。失恋とはアーティストの霊感であ
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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

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アマプラ終わるよの報せにぶっ込む。

体感するライブ。だから言葉はいらない。
ラスト前のナンバーはアカペラ。人間よ。デヴィッドバーンと仲間達から元気とパワーをもらう。

照明の繊細な演出に計算された人
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人数の町(2020年製作の映画)

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なるほど。この世界観嫌いじゃない、というかディストピア管理社会近未来SFは大好物だ。コンセプトもいい。

が、ミッドポイント辺りからダレてしまった。お姉さんがなぁ、妹に負けてんだよなあ・・

それとこ
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

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時を鑑賞前に戻そう。

スピルバーグの自伝ものか・・。なんかこの、出し遅れの証文感はなんだろう、と。70年代からこのかた常にトップを走り続け世界を代表する監督であり80ー90年代はたしかにオレも熱狂し
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

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本日レイトショー。久々の貸切にて。
ん? 久々の貸切?


「これ、今年のオスカー総なめだよな?」

・・・。
まあいい。と見始め、これまた久々に


「途中で映画館をでた」。


キーホイクワンであ
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見知らぬ乗客(1951年製作の映画)

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ああ、面白い・・。
ヒッチコックここにありの映画。この映画はフラグしか見当たらない。一人の殺人(わずか開巻20分の出来事)で全編怒濤に通し抜く。

「ユー・アー・クレイジーマニアック!」

サイコ、と
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死の十字路(1956年製作の映画)

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良い。しっかりフィルムノワール!
かつ、ちゃんとスリラー!だ!
こういう役やらすと無双のR三國!新珠三千代は20代であり、三國の奥さんは山岡久乃!すべてが若ェ!

と、かなり興奮する(笑)。
が、後半
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ジョナサン ふたつの顔の男(2018年製作の映画)

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もろ独立系小さな映画だった(クレジットのサンクス欄の長さでもそれがわかる)。
ふいに見出したわけだが「ん?これミスリード系か?」と構えたら全然ストレートだった。

最後暗転明けで「ぼくはジョンだ」と名
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

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復讐劇 X ミサンドリーミソジニー大狂想曲。
復讐に生きることの虚しさ。
それ自体をあの本人不在のラストが雄弁に語る。

お父さんお母さん悲しむぞ・・ニーナの母さんも虚しさでいっぱいだろう。

そんな
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

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最近思いがけず「女性映画」づいており、折角だと最終レイトショーに駆け込む。

「ゴー・ライト」(書け)

予告で一際かっけーワンカットは本編でもイカしてた(この黒人編集長自体がかっきー)。個人的に「裏
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

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評価に幅のある映画だと感じる。主人公にどれだけ感情移入できるかでも変わってくる、実は古風な映画だ。

オレ自身は、
つまらなくないし気持ちもわかる。が、抜けきらない。さりとて大切な何かを語っているので
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リピーテッド(2014年製作の映画)

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楽しく拝見。

ミスリーディングを楽しむ系。鑑賞中いったりきたり頭の中で色んなケースを愉しんだ。

しかしなあ。
ユーはなぜずっと嘘を突き通す?ユーはなぜ捨てといて会いに来れる?ユーはちゃんといい親だ
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オーシャンズ8(2017年製作の映画)

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ようやく鑑賞、といったところ。
見始め数十分、仲間集めくらいまでは乗り切れず「ゴーストバスターズ(女優版)みたいな失敗作になるなよー」と祈りながら鑑賞。

この映画に目が慣れてからは落ち着き乗ってきた
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TIME/タイム(2011年製作の映画)

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自分の所有時間のみが売買される世界。

ディストピアものも数あれど、この「深刻度」は指折りだろう。
何するのでも自分の寿命と引き換え。そんな銃口が常に向けられてるような、息の詰まる超合理化社会では世の
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

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A24の出世作ミッドサマーをようやく鑑賞。

至ってノーマルなオカルト映画だった。オカルト/ホラー好きには非常にトンマナ作だな、と。これ、何が話題だったんだろう?

古くはウィッカーマン、最後の微笑は
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

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なるほどなあ。
これは映画館の映画だ。テレビや小さなモニターで見た日には退屈で頓死するだろうから。映画館が旬の映画だ。

実際開巻25分くらい退屈で死にそうになるんだが、その退屈感こそがこの映画の主題
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モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

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私はモリコーネの大ファンなので当然拝見。
なお彼の生前国際フォーラムでのコンサートに大枚はたいて行った事もある位、本当に愛しているので、食い入るように鑑賞。


「有罪だ」

彼自身、クラシックから商
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MERU/メルー(2014年製作の映画)

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ガン見。傑出した作品。

人類未踏の岩壁シャークスフィンに挑む3人の物語。ファーストカットから慄く。


「これ、どうやって撮ったの?」


と。
チーム内の二人、ジミー・チンとレナン・オズタークは一
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神々の山嶺(2021年製作の映画)

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素晴らしすぎる。

まるで90年代、平成初期の良質なアニメを、それも、まさに当時リアルタイムで観ているかのような錯覚を覚えた。それくらい時空を超え、豊かで贅沢な時間だった。

多く言葉もいらない。
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バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

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いやー面白い!痛快娯楽作じゃん。

ビジュアルイメージしか触れず入ってるからホラーなのかな?杉沢村的な、因習しきたりホラーかな?などという予想は全然違った。笑
この映画の自主映画感もたまらんし、ホント
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ライトハウス(2019年製作の映画)

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上映当時行こうと思って外してしまった映画。
鑑賞・・。映画館で観ればよかった・・。

なぜなら、こりゃあ思ったより「面倒臭い映画だぞ・・」というのが鑑賞後の感想だから!笑
映画館だと「あー見た!」で終
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

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面白い。

静かで開巻10分ほどセリフらしいセリフもなく、羊、犬、猫の振る舞いで存分に引っ張る。動物の挙動を眺めているだけですごくファニー。
これは動物映画として、環境映像として、よく出来ている。アー
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影なき声(1958年製作の映画)

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どうした清順。ぜんぜんこないじゃないか。
「暗黒街の美女」と同年1958。同じく佐治乾の脚本で楽しみにしたのに。
かなりムラっ気ある監督だからそこまで驚かんが、清順っぽさもなくふつうにだめ。
南田洋子
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ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY(2022年製作の映画)

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まったく未知な人は別として、この映画を観る人々はホイットニーがどのように亡くなったのかを知って臨む、弔い鑑賞でもあろう。
そして恐らく多くが、なんらかの「答え合わせ」をしたかったに違いない。

オレも
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暗黒街の美女(1958年製作の映画)

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気づけばアマプラが清順ラインナップ充実してる!!と刮目鑑賞。

1958年産。
いやー。ちゃんと楽しませてくれる清順。
それも日活後期ボリュームゾーンの60年代ではなく、しっかり50年代からちゃんと良
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戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

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何年ぶりだろうか。
その頃よりはるかに大人になった自分にとって、この映画はステーキだった。

舞台はほぼ俘虜収容所のみ。
まずこの映画の再現性に驚く。日本映画は(今でも)外国人との共演映画作りが下手く
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スイング・ホテル(1942年製作の映画)

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チョイスミスったかな・・
たしかにクリスマスムービーなんだが、これは色々あるなー・・

もちろん楽しく、興味深く鑑賞。
まずビングクロスビーVSフレッドアステア。
この対決はなかなかお目にかかれない。
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ホリデイ(2006年製作の映画)

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「ラブアクチュアリー」を久しぶりに観てもはやそっちの味ほしさにホリデイ鑑賞!笑


まだまだ足んねえ
俺にロマンティック持ってこーい!


・・という舌になっております。笑
口が完全にホイップ求めてる
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ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)

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何年も見てなかったが今年は見ちまったなー。そんな麻薬系グリーティングムービー。
(「スモーク」とか大好きだが今回こっち)

相変わらずビル・ナイ演じるビリーマックは最高級の絶品。それとヒューグラントの
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アルゼンチン1985 ~歴史を変えた裁判~(2022年製作の映画)

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実話を元にした力強い映画。
主演を務めるリカルド・ダリンが中年然として深みがあり「最高」だ。
彼をググってみてほしい。本来はハンサムで素敵なおじ様だから。彼を知れて嬉しい。リカルド・ダリン。彼の演技と
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