こたつムービーさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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最後にして最初の人類(2020年製作の映画)

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とても好き。
一度目の鑑賞は寝ながら。
なので秒で気絶し、二度目にちゃんと観た。
そうしてまた、寝ながら何度か見て気持ちよく気絶してやろう、と思ってる。
つまり何度も「掛けられる」良質な作品だ。

退
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ザ・スタンド 連続殺人犯の元カレと妄想症に悩む私(2018年製作の映画)

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まあ見たので記録。
(なぜかAIレコメンで出てきた)

主人公メアリーはトラウマから幻覚持ちだが、幻覚もここまで乱用されっと「夢オチ」以上に無能だ。この演出、観客なめてるの?っ感じ。
それとこのメアリ
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元カレとツイラクだけは絶対に避けたい件(2020年製作の映画)

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全レビュワーが語るとおり(笑)、邦題から湧く軽薄さがこの映画のまずはツッコミ処よね。
原題は「Horizon Line」。「水平線」ということで、原題は原題で地味過ぎ。でまあ、これくらいケーハクな邦題
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

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ジョーダンピールの出世作。なるほどこういう作品だったのね、と初見。

とってもクラシックな作品でした。
が、きっとこの作品がフレッシュだったのはそのクラシックな「差別」というものを「もろ」明け透けに題
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イット・フォローズ(2014年製作の映画)

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ついこの前、な感覚だったが2014年作。もう10年前になるのね(公開は16年だけど)。

いやー面白いね、デビッドロバートミッチェル!

あの、理性のない感じ。あの、人であり人でない感じが最高で、巨人
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失われた週末(1945年製作の映画)

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再見再検証。って、軽く20年ぶり位?(なおワイルダーならどうする?はまじで名著)

そんな久方ぶりの鑑賞は
「圧巻、とはいえないな」だった。

20分位長いって感じ。冗長で、ワイルダーのその後のキレッ
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アジャストメント(2011年製作の映画)

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うーん。中2的かつ薄いコーラみたいだが、最後まで観れるのは役者と撮影がいいからだな。エミリーブラント、マットデイモン、アンソニーマッキー、それに大御所スタンプ。撮影はジョントール。全編NYロケが良い。>>続きを読む

Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

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やたら評判の良い本作、鑑賞。
なるほど。軽く観れる作品だ。
これはそこまで欠点がない、という意味でウェルメイドなんだなと感じた。

逆に言えば欠点はないけど突き抜けてもなく、ほんとプログラムピクチャー
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仕組まれた罠(1954年製作の映画)

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「復讐は俺に任せろ」から1年、グレンフォードとグロリアグレアムを再登壇させたフリッツラング作品。「劇団フリッツラング」第二弾だ!

くそー。そんな同じ配役を知ってしまえば確認したくなるのが人情だ。前作
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(r)adius ラディウス(2017年製作の映画)

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面白い。主要登場人物は3人。
低予算と判るが、アイデアさえあれば充分面白くできる、と伝えてくれる映画。
個人的には中盤で割れて、こっちかな?とわかったが、だからなんだろうか。キャストの演技も撮影や雰囲
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ビッグ・ヒート/復讐は俺に任せろ(1953年製作の映画)

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レビューを見ると皆さん評価やたら高いが、そおかあ? これ、ラングの中じゃ並以下だろ、と率直に思ったわ。

まあさ? 今さら70年前の作品に指摘しても仕方ないんだけどさ、出てる役者どいつもこいつも
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緋色の街/スカーレット・ストリート(1945年製作の映画)

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「飾窓の女2:緋色の街〜スカーレットストリート」を鑑賞。笑

いやホントに「飾窓の女」と対になってるよ、本作は。「飾窓の女」とは本作の1年前の1944年産フリッツラング作品のことで、E・G・ロビンソン
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飾窓の女(1944年製作の映画)

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フリッツラングの傑作。
フィルムノワール史としてもフリッツラング作品からはこの「飾窓の女」と「緋色の街」は外せない。というわけで巨匠の本作を堪能。(以下ネタバレます)


ぐいぐいくるねー


このぐ
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

徹底した秘密主義を敷いた本作。
ならばこちらも「評判や声が聞こえる前に」と、初日初回朝8時半のIMAXレーザー鑑賞。


で、初日初回に観たからってすーぐ手垢まみれにする気もないし、それって余りに不粋
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アッシャー家の惨劇(1960年製作の映画)

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SD画質な、プロジェクター映像を再撮したようなモロ・アナログノットマスター画面。
(でワイド構図を43サイズにするから所々強引な「画角編集」もある)
幼少期ミステリーが好きで原作も読んだがこんな話だっ
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地獄へつゞく部屋(1959年製作の映画)

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75分のクラシックホラーだが数日3回の断続の果てやっと見終えた。・・って、いやけっこう好きな部類だがこの退屈感込みで、なんだよな。
退屈すぎて結果3回払いですよ

改めてこの1年後に出来る「サイコ('
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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公開前でもちろん未見だがあえてプレビューの感慨を記録しておきたい。
企画発表時、なにかの冗談か?と思ったのを覚えている。なぜなら「TENET」でプルトニウムを軽々しく扱い、そもそも「ダークナイトライジ
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グレタ GRETA(2018年製作の映画)

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ニールジョーダン監督
クロエ・モレッツ X イザベル・ユベール。
なんとなしに見出し、そのまま見てしまった。

なんか諸々復調。「名探偵マーロウ」にガックリしたニールジョーダンもちゃんとしてたし「サス
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

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幼少期レイダースを封切り映画館で(家族で)観てる身として当然最後の映画に出向く。たしかにクリスタルスカルでは終えれんよね、わかるよ、わかるわかる。

しかも村井國夫としても最後のアテレコ。なので敢えて
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ブレイブ 群青戦記(2021年製作の映画)

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キムタクから始まった極私的信長映画祭。
(たぶん)最後はこれ「ブレイブ」。

・・・。

まあもうこういうフェア組まないと触れないだろうし、ある意味触れ得たことに感謝したい。それくらいローティーン向け
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信長協奏曲(2015年製作の映画)

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キムタクから始まった極私的「信長映画祭」開催中にて鑑賞。
ドラマなど全く知らずあーそうだったんだスタート。初めその「ドラマ」ライクな演出に後悔しつつもそのうち目が慣れた。

とは言ってもまあ、ねえ。
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本能寺ホテル(2017年製作の映画)

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「レジェンド&バタフライ」が食傷気味におわり、折角こんな機会だとこれを続け様に見る。

堤真一に尽きる。
とにかく堤真一。

彼の表情の豊かさで充分一本だった。
これはレジェンド&バタフライ直後っつー
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レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)

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観た。観たは見たが書くとなると大変だ。
見たらなんか書く縛りでがんばる

んー!

しかし色んな要素で書かないとなんでまとまらん。なので大胆に割愛して書きたいことだけ。

オレはあの南蛮逃避を「是・全
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キラー・インサイド・ミー(2010年製作の映画)

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こ・れ・は、へんな作品観たぞー
ノワールなんだが胸糞ノワール。

これ、だれ得なんだ?
誰が得する映画なんだろう?

これが率直な感想だ。主人公ケイシーアフレックはただひたすら好感度下げるだけだし、ジ
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ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦(2016年製作の映画)

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ガン見。

実話の重みで言葉は選びたいが、不謹慎ながら「ナチ占領下潜伏モノに外れなし」だ。

観終わって思わずwikiで「エンスラポイド(類人猿)作戦」を貪り読んでしまった。

少し前この監督(撮影も
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スイング・ステート(2020年製作の映画)

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アマプラ終了の知らせで鑑賞。プランB制作。

面白い。

アメリカ人の、アメリカのための映画だが、これはアイディアの詰まった映画だ。日本に住む自分にも充分伝わる普遍的なメッセージがある。
スティーブカ
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To Leslie トゥ・レスリー(2022年製作の映画)

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久々に初日に観に行った。それだけ(地味に)公開を待ってた映画(で、初日だからうるさ方っぼい方々に囲まれて鑑賞。あ、オレもか。笑)。

動機は主演のアンドレアライズボロー。イニャリトゥの「バードマン」で
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探偵マーロウ(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

封切り一週目につきネタバレ保護つき。
てか「公開2日目」に観に行く、という待ち望んだ感を我ながら認める。ニールジョーダンがマーロウを撮るのか!と愉しみだった。


が、寝落ちした上、途中で退出した。
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コレクティブ 国家の嘘(2019年製作の映画)

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傑作ドキュメンタリー。

もうそれ以上の表現がない。傑作だ。
野暮ながら書こう・・

編集長トロンタン、火傷と後遺症を負った女性、そして新しく赴任した保健相が信じられないほど美しいアンサンブルを見せ、
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凜として愛(2000年製作の映画)

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Netflixオリジナルでも、AmazonオリジナルでもなくAPAオリジナル(!)にて鑑賞。アパのベッド上でこれを記す。(深夜だと言うのに何やってんだ)


テロと正義は見る角度と立場で反転する。
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

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こ・れ、めちゃくちゃ面白かった・・。
エドガーライトを見直した、素晴らしい出来。久しぶりに「あっという間」を体験。

まず「英国紳士」への痛烈な批判がある。

紳士ぶって結局低俗、とするタキシード達の
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素晴らしき、きのこの世界(2019年製作の映画)

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Amazonのおすすめに出てきて、日本菌類研究所のイチ所員としても、きのこの山派閥としても当然鑑賞。

冒頭、タイムラプスのめくるめくきのこたち。
その個性溢れる振舞いを見るだけでも愉しい。

TED
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ナインスゲート(1999年製作の映画)

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久々遭遇再見。
これと言って書くこともないのだが、つまらん、という感想も頷き納得するが、一刀両断せずこの映画を考えてみる。

古書コレクターXハードボイルドXオカルト。
こう書くとかなりイイ線なんだが
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別れる決心(2022年製作の映画)

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うーん! Amazon primeにてなんだか無感動に見ちまった。モチーフは王道でありながらも、オリジナリティ半端なくユニークな映画であり、おまけにノワールしてるんだが。

エブエブといい、ターといい
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TAR/ター(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ロードショー1週目なんでネタバレ警報つき。(近場だと明日からレイトショー設定が終わり箱も小さくなるから今日観た)

まずは2時間38分に臆す。
で、そのあと「そんな長尺じゃ映画館外すと絶対観ない(家じ
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アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

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クソ面白い。
この映画は好みが真っ二つになろうし、かつ男女の性差と精神年齢(笑)でも二分するはずだが、オレは「まじか」と思った。なぜ映画館上映をスルーしたのか?と後悔までした。それくらいこの映画は貴重
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