さらしなさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

放送時リアルタイムで視聴していたとても大好きな作品が10年越しに続編が出来たということで、ワクワクしながら見ました。前評が「情緒をぐちゃぐちゃにされる」「最高だけど最悪」とかなり凄い感じだったので、あ>>続きを読む

パプリカ(2006年製作の映画)

4.5

最初の方は設定の説明がややわかりづらく、夢の中の展開も早く独特でとっつき難いが、内容がわかりだしたら一気に引き込まれる作品。
奇怪な夢の描写、その夢の映像に奥行きを持たせる劇中音楽も素晴らしい。現実と
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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

3.4

まだまだ導入部分かなという内容。今回はダンブルドアとグリンデルバルド、クリーデンスなどの主要キャラの紹介的な内容が多く、前作に比べてニュートや魔法動物の活躍は少し控えめ。次回から話が本格的に盛り上がる>>続きを読む

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

3.6

ハリーポッターシリーズは数年前に死の秘宝まで視聴。特別ハマっていた訳でもないので内容はあまり覚えていませんでしたが、この作品をただ見て楽しむ分には支障はないかと。
やっぱり魔法のシーンはカッコ良いです
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モーリス(1987年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

20世紀初頭、同性愛が犯罪とされていた時期に同性愛を育んだ男たちの物語。
主人公モーリスは大学の先輩のクライヴと相思相愛の仲になる。モーリスはクライヴのことが性的にも好きだけど、クライヴはプラトニック
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胸騒ぎの恋人(2010年製作の映画)

4.7

どのシーンも美しくてお洒落で繊細で、とにかく見ていて楽しい。
物語は、友人関係にあるストレートの女性とゲイの男性が同じ青年を好きになってしまう三角関係モノ。
微妙な駆け引き、魔性の美青年ニコラに振り回
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タイムマシン(2019年製作の映画)

4.5

性被害をテーマに描かれた作品。
主人公は友人が主人公の兄にレイプされたと打ち明けるが、主人公は友人を信じずにむしろ責めてしまう。翌日、友人は自殺をしてしまう。
現実でも性犯罪の被害者を自業自得と責める
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陳腐な男(2018年製作の映画)

4.5

特徴的なキャラデザインがぶっ刺さり視聴。画面の色使いも個性的で、とにかく見ているだけでも十分に楽しい。
内容はハンナ・アレントの「凡庸な悪」をそのままSF的な世界観で再現した感じかと。

頭文字D Third Stage(2001年製作の映画)

4.0

アニメシリーズの劇場版。県外の走り屋とのバトル、進路決定、高校卒業、様々なことを経て、主人公は成長していく。今までの物語の中で、主人公の精神面の成長が大きく描かれていて、とても見応えがある。
父文太の
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新劇場版 頭文字D Legend1 覚醒(2014年製作の映画)

4.2

群馬県民として、基礎教養かなと思い視聴。
主人公が豆腐屋で、走り屋たちが群馬の山々でカッコ良い車で峠を攻めるくらいの原作の知識、車についても一般常識レベルでしか知りませんが、それでも速さを求めギリギリ
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晩春(1949年製作の映画)

4.8

私が生まれたのは1990年代、この映画が作られた時代に生きていた訳ではないのに、場面のひとつひとつ、風景や音楽に、これ程までに温かな懐かしさを感じるのはなぜだろう?

父と娘仲の良い二人暮らしの親離れ
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リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

4.2

90年代に生きる高校生たちの、鬱屈とした青春映画。
登場人物たちは、何かに傷付き、何かを傷付け、幼さや衝動を抱えて生きている。
この映画、びっくりするくらい大人が出てこない。もちろん、両親、学校の先生
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好きにならずにいられない(2015年製作の映画)

3.6

ポスターやあらすじから想像していたのとだいぶ違ってびっくりしました。
きっと、心優しい大男が素敵な女性と出会って、彼に理解のある友人たちから支えられつつ女性と結ばれるほのぼのハッピーな物語なんだろうな
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幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

3.8

最愛の妻と死別し職も失い自殺を試みる59歳のおじさんと、彼の近所に住む人々との交流を描いた作品。
綺麗な終わり方だけど、個人的にはもっとその先を見たかったというか。
この映画を作った人は公務員に何か恨
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人生、ここにあり!(2008年製作の映画)

4.2

法律により精神病院が閉鎖されていった1980年代イタリア、行き場を失った「元患者」が集う組合に、主人公がマネージャーとして左遷され、彼等と共に普通の人間としての幸せ、生き方を求める話。
とりあえず見て
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

4.5

これは噂に違わぬ面白さですね……。
警察モノでありながら、ここまで徹底して現場を出さないって、凄い勇気のある決断の末に作られた映画なのではないでしょうか。
音しかわからない故のオペレーターの焦燥感、迷
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.3

面白い。
今までネタバレ避けてきた私偉い。
最初のモヤモヤ感、あれっ?ってなるシーンが、後々どういうことだったのか、ジワジワ判明していくのが面白い。
普通に良い話で締めくくられたのも意外だった……。

心と体と(2017年製作の映画)

4.7

初ハンガリー映画。
発達障害の主人公マーリアと、左腕が不自由な中年男性エンドレの交流と恋の話。
マーリアとエンドレの夢の中の鹿や、屠殺される牛が、まるで人間のように撮影され、またマーリアの瞳には動物の
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劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ(2018年製作の映画)

3.4

凄腕だけどオープンスケベな主人公と相棒の女性がボディーガードをしている作品、主人公がハンマーで制裁される、アニメ主題歌が「Get Wild」、という知識のみでの視聴。
序盤はお色気ギャグというか、現代
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ばるぼら(2019年製作の映画)

4.0

原作未読。
ヤバい役に定評がある稲垣吾郎(独断)×ヤバい役に定評がある二階堂ふみ(独断)が手塚治虫原作のなんかヤバそうな物語の映画化ということで、興味しかなくて視聴。
内容は、わかりやすいような、わか
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.5

見てると口の中がシャリシャリしてくるほどの砂の大地、砂埃、砂まみれ……。
水や石油を奪い合う世紀末な世界で、女たちは自由と尊厳のために反旗を翻す。
とかカッコ良く言ってみたけど、考えるより感じろタイプ
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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

4.5

初代ガンダムとZガンダム、逆襲のシャア、あとガンダムシリーズだと鉄血のオルフェンズを見たレベルの知識での視聴。
あれ、ガンダムこんなにオシャレな感じだったっけ?映像綺麗だな、と思いつつ、冒頭15分で引
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名もなき野良犬の輪舞(2016年製作の映画)

4.5

初韓国ノワール作品。
噂に違わず「ハードな展開!暴力!ブロマンス!」な、匂い立つような作品。
ジェホとヒョンスの思惑や行動にハラハラが最後まで止まりませんでした。
ヒョンスはかなり巻き込まれ事故的に運
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エマニエル夫人(1974年製作の映画)

3.5

某吸血鬼がすぐ死ぬアニメで、とあるマイクロビキニを着たキャラのあるシーンがエマニエル夫人のパロディであるとのツイートを拝見し、「エマニエル夫人ってそもそも何だ?」となり、調べた結果、「なぜあのキャラが>>続きを読む

ヲタクに恋は難しい(2020年製作の映画)

3.3

原作は少し読んだことがある程度での視聴。
メインキャラ4人のキャスティングは演技、ビジュアル共に100点。
アニメやゲームのキャラやグッズをガンガン出していくのも、知っていると楽しめて、これも悪くない
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時をかける少女(2006年製作の映画)

4.5

なんで私はこんなに面白い作品を今まで観なかったのだろう……、と後悔するくらいに面白い!
主人公の安易さ、愚かさと、大切な人のために身を投げ出せる善的な衝動が、主人公の普通っぽさを出しつつ、タイムリープ
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.8

絶対に殺す感満載のアクションシーンがかっこいい。
至近距離から確実にヘッドショット、スタイリッシュで無駄のない肉弾戦、その背景に流れるイカした音楽。
あまりにもあっさり殺し、死んでいく様は、因果応報と
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GODZILLA 星を喰う者(2018年製作の映画)

3.5

やっぱり、怪しそうな優男(cv櫻井孝宏)は企んでましたね……。
そして、最後のハルオのあれは、正直、彼なりの正しさを貫いた結果なのでしょうが、「妻子(でいいんだよな?)を置いて他の女とはダメでしょう」
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GODZILLA 決戦機動増殖都市(2018年製作の映画)

3.4

ビルサルドと人間の価値観の違いが明らかになったのが、この章の見所かな。
この作品に出てくる異星人はほぼほぼ地球人と同じ見た目をしているし、1章ではなんだかんだ協力してたので普通に分かり合えているものと
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GODZILLA 怪獣惑星(2017年製作の映画)

3.6

わりと酷評多いイメージでしたが、普通に面白いのでは?
キャラクターに若干の『進撃の巨人』みは感じましたが、作品の雰囲気はだいぶ違って、また少し毛色の異なる絶望感がありましたね。
ゆるやかに衰退していく
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メン・イン・ブラック(1997年製作の映画)

3.6

黒スーツ×ハイテクメカ×秘密組織って、誰しも好きなやつでしょう!
これだけでも十分胸熱なのに、ベテランイケオジ×跳ねっ返りな若者のバディを足してくるんだから、実質カツカレーですね。
序盤は大した説明も
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ヴェノム(2018年製作の映画)

3.6

うーん、アクションシーンは迫力あって面白いけど、エディとヴェノムの心情の変化がわかりづらいぞ。
エディ側の事情はかなり描写してくれているから人となりも行動の理由もそれなりにわかる。
けど、ヴェノムはバ
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

4.2

今までみた細田監督作品の中では、1番すっきりと見られた映画かと。
まぁ、見たことあるの『サマーウォーズ』と『バケモノの子』だけですが。
音楽と映像が素晴らしいとの前評でしたが、噂に違わず、本当に美しか
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永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

3.8

キャッチーな表現をすれば、「実在したヤベー美少年の話」、より詳しく言えば、「倫理観が欠落した天使のような容姿の少年が殺人強盗窃盗等、やりたい放題やった結果逮捕された話」。
これ、主人公カルリートスにい
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楽園追放 - Expelled from Paradise -(2014年製作の映画)

3.8

戦闘シーンめちゃくちゃかっこよくないですか?
物語もわかりやすくてすっきりまとまっている印象。
主人公アンジェラのかっこよさ、可愛さ、真っ直ぐさ、必死さが、釘宮さんのボイスで良い塩梅にバランスが取られ
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.2

「プロフェッショナル仕事の流儀」の庵野監督回を見た後の視聴だったので、画面のこだわりとか、戦闘シーンのアングルやヌルヌル感に注目して見ました。
とても美しい映画でした。
そもそも繊細な作品ではあるので
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