さらしなさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

さらしな

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聖者たちの食卓(2011年製作の映画)

3.9

野菜を収穫し、材料を運び、皮を剥き、刻み、捏ね、煮て、焼いて、会場を準備し、食器を運び、料理を配り、食器や調理器具を洗い、掃除をする。
これを朝から晩までボランティアの人々が坦々とこなしていく。
それ
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ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

4.0

人生儘ならねぇ。
ブロークバックマウンテンの壮大さたるよ。どこまでも広く続く空と、広大な大地と。
家庭生活パートはまた、町やバーや家の感じが良い感じに薄汚く、現実感半端ない。
イニスはジャックに人生狂
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劇場版 おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~(2019年製作の映画)

4.3

ドラマ視聴済。
とにかく、映画を見た後の多幸感がヤバい。そして、絶対にドラマ見てから映画を見た方が良い。
何が良いって、まずギャグシーン。ドラマの時よりキレッキレ。テンポが非常に良い。サウナのシーンは
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帝一の國(2017年製作の映画)

4.2

学園×政治×熱血×イケメンが見事に融合した映画。原作未読ですが、キャラのインパクトと役者の熱演で、ちょっと突飛な世界観でも全然入り込める。
とにかく大鷹弾(もとい竹内涼真)がめちゃくちゃ爽やか男気イケ
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.8

愛ってなんだよ

愛と執着は似ているようで違う
執着は苦しくて自分も相手も追い詰める
奉仕も許容も根底が執着であるならば、人間関係は上手くいかない
なら、自己満足は?
いつか満たされなくなるから、一方
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吉原炎上(1987年製作の映画)

3.8

画面のきらびやかさと、女郎たちのしんどさの落差が辛い。
見知らぬ男や大して好きでもない男にに身体触られ舐められ犯される日々なんて、そりゃ、精神も狂うわ。
登場する女郎たちは、それぞれにたくましく強かで
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高慢と偏見とゾンビ(2016年製作の映画)

3.6

中世ヨーロッパ×恋愛×ゾンビ
少林寺拳法をマスターした田舎貴族の5人姉妹がドレス姿でゾンビをバタバタ倒し、メインヒーローのイケメン軍人が黒コートに日本刀でゾンビをバサバサ斬る。こんなアクションに胸がト
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リトル・フォレスト 夏・秋(2014年製作の映画)

3.8

田舎のスローライフって、なんか凄く良いイメージあるけど、汗だくになって田畑を耕し、薪割りをし、草刈りをし、一人黙々と作業をこなしていくシビアな面を隠していない点が好感度高い。
画面から湿気った蒸し暑さ
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.4

「あー、わかるー」ってなって、心にグサッときたり、「うーん、ようわからん」ってなったり。
私も年齢=恋人いない歴なので、そのことを気にしたりだとか、主人公の片思い脳内召喚だとか、主観的事実の拡大解釈だ
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彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

4.2

無償の愛、惜しみ無く与える愛。これほど実行し難いものはないだろうが、息をするようにやってしまう男、陣治。彼の身なりや仕草こそ汚ならしいが、瞳はキラキラ輝いていて印象的。
十和子は、確かに辛い思いをした
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.7

原作未読。ジャンル(?)としては「お前はまだグンマを知らない」系の荒唐無稽ご当地ネタギャグ。純粋なネタ数はグンマの方が多かったが、より壮大で耽美な絵面とストーリーになっている。
とにかくGACKTが耽
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ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

3.4

松山市旅行前に見ておこうと思い立ち視聴。簡潔に言うと、難解胸くそバイオレンス。松山市の景観はノスタルジックで良き。
まず主人公の身振りや目付きからはっきりわかるイカれたヤバい奴感が凄い。殴り殴られた後
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真白の恋(2015年製作の映画)

4.5

田舎で家族や近所の人々から過保護に愛され穏やかな日々を送っていた軽度の知的障害を持つ主人公が、東京から来たカメラマンと偶然出会い、おそらく初めて障害者としてでなく「ちょっと変わった子」として接してもら>>続きを読む

ムーンライト(2016年製作の映画)

3.8

人種、性的マイノリティ、貧困、薬物、親子関係等々様々な問題を抱えて生きるとある黒人男性のお話。
一言で言うなら、純愛モノ。これに尽きる。

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

3.7

初見。ドラマ版ハンニバルは北欧の至宝目当てで第2シーズン途中まで視聴。
クラリスがとにかく美人で、レクター博士の底知れないラスボス感、目力がとにかく凄い。
そして、レクター博士の活躍はまだまだ続く!的
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百円の恋(2014年製作の映画)

3.8

非常に嫌な言い方をすれば、底辺の人々の話。全体的に薄汚く、貧しい雰囲気が漂っている。世間一般から見て下層階級寄りの、更に言えばクズ寄りの人達の生活模様。
自堕落停滞気味な生活を送っていた主人公が、出会
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魔女の宅急便(1989年製作の映画)

3.8

ガチ初見。
13歳の女の子が一生懸命働いている姿が健気。同年代の子たちは遊び呆けているのに、自分は働かなくちゃいけない。
失敗もたくさんするけど、彼女の周りには善良な大人がたくさんいて、彼女を見守り、
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アフタースクール(2008年製作の映画)

3.9

ゆるーい感じのギャグミステリー。と思いきや、後半のどんでん返しが凄い。
結末見た後もう一度見たら、また違った見方ができて面白いだろうなー。

キャロル(2015年製作の映画)

4.0

ひとつひとつが丁寧で美しい。
まず、主役二人が美しい。それぞれタイプの異なる目に優しい美しさ。
映画のテンポもゆったりとしていて、登場人物の仕草や目線を追いつつ、字幕も見つつ、それでいて忙しなくない。
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ロッキー・ホラー・ショー(1975年製作の映画)

3.7

ボンテージは性別関係なくあらゆる肉体を過激に美しくするのでは…?
ストーリーはなんかよくわからないけど、歌がとても良い。ノリノリ。
あと、驚異のハイヒール率。ガーターベルト率も高め。
博士の奔放さ、デ
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Thunderbolt Fantasy 生死一劍(2017年製作の映画)

4.0

サンダーボルトファンタジーファンのための映画。外伝なので、本作見てないとないようがよくわからんかも。
とりあえずいろんな人に見てほしい本シリーズ。アホみたいに高い技術力を駆使した人形劇。東洋ファンタジ
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里見八犬伝(1983年製作の映画)

3.0

大本の南総里見八犬伝はざっと知っている程度で視聴。
様々な改変はされているが、よくまとめたな、という感じ。
敵味方の因縁やアクションシーンはとても良かったが、微妙に長いラブシーンとBGMのセンスはあま
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アントマン(2015年製作の映画)

3.8

発想の勝利。
スパイっぽさもあり、主人公のお父さん感も良し。
安心して気楽に見られるアリンコアクションムービー。

銀魂2 掟は破るためにこそある(2018年製作の映画)

4.2

窪田氏がヤバいとの評判に釣られて観賞。前作より格段に良くなってる。キャラの完成度も上がってる。
ギャグパートのテンポは良いし、シリアス部分も殺陣も良き。
窪田氏のエモさはもちろんのこと、三浦春馬がめち
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銀魂(2017年製作の映画)

3.2

ビジュアル最高(むしろ美男美女ばかりで、え?こんなに原作美男美女ばっかだったっけ?とはなったけど、完成度高いかと)
どうしてもアニメとは違うけど、これはこれでOKかなと。
声には違和感あるけど、これば
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メアリと魔女の花(2017年製作の映画)

3.3

メアリは髪を縛らない方が可愛いしカッコ良いということで満場一致。
あと、魔女の宅急便であり、ラピュタであり、もののけ姫であり、いろんなジブリ作品の要素が入っているとの結論。

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年製作の映画)

3.8

アクション最高だし、連携プレー多くて良き。個人的にはアントマンがMVP。前作で引退宣言したばかりのホークアイも安定感抜群。
しかし、展開が辛すぎて、こう、爽快感はなかったかな。

キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー(2014年製作の映画)

4.1

前作と比べてアクションキレッキレ過ぎてビックリした。軽やかに戦場を駆け抜けるキャップは超カッコ良いし、白兵戦がとにかくカッコ良い。ウィンターソルジャーはなんかもうエモさの権化では?ナイフ!義手!みたい>>続きを読む

キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー(2011年製作の映画)

3.5

キャプテン・アメリカ創作秘話。いかにしてキャプテン・アメリカはヒーローとなったのか。
終始「へぇ、ほー、ほぅ」って感じで見てました。個人的には、政治利用されてたところが変にリアリティーあって面白かった
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劇場版 お前はまだグンマを知らない(2017年製作の映画)

3.5

原作既読。設定等原作と異なる点は多々あるが、原作で登場した群馬ネタをふんだんに使っていたり、ちょっとしたところで出てくる群馬ネタも豊富で、群馬愛に溢れていたのでオールオッケー。
とにかくギャグ。そして
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恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

4.2

原作未読、アニメ視聴中、という状態で見た訳ですが、登場人物の容姿、声、話し方に至るまで、完璧だなというのが率直な感想。
テンポも良いし、恋愛、友情、夢それぞれの要素のバランスも良い。
がっつり恋愛モノ
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早春(1970年製作の映画)

3.6

画面に映る鮮烈な赤と、恋に振り回される美少年を愛でる映画。

悪人(2010年製作の映画)

3.5

垢抜けなくて冴えない役の妻夫木聡と深津絵里が、時々はっとするほど綺麗に見える。
善とか悪とか、真にそうであるものなんかなくて、ただどう思いたいか、それだけに過ぎないんでしょうね。