Jimmyさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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奇妙な幻影(1945年製作の映画)

3.6

予知夢をベースにしたサスペンス映画で、観る者を不安にさせながらもテンポ良く物語が進んでいき、なかなか楽しめるエドガー・G・ウルマー監督作であった🤗

主人公の青年は奇妙な夢を見る。父が見知らぬ男に変わ
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別れる決心(2022年製作の映画)

2.5

山の上から転落死した男の捜査をする刑事が、死んだ男の妻を調べるうちに、その未亡人に惹かれていく。
そして、別の男が殺される事件が発生するが、その妻も同じ女性だった。刑事は「女性への想い」と「彼女が殺し
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枯れ葉(2023年製作の映画)

4.8

渋谷ユーロスペースにて鑑賞🎥

アキ・カウリスマキ監督が引退宣言撤回して作った本作、さえない男とさびしい女を通して描いた最高のラブストーリー✨

ヘルシンキのスーパーで働いていた女性アンサは理不尽な理
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処女が見た(1966年製作の映画)

4.0

初見は2015年7月『若尾文子映画祭』(@角川シネマ新宿)、8年ぶりに鑑賞🎥
当時は若尾文子主演の未ソフト化作品だったが、その後DVD化された📀

ベテラン尼僧(若尾文子)が不良高校生(安田道代)を寺
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ファミリア(2023年製作の映画)

2.5

観ていて、「これは何を描きたいのだろう?」と思ってしまう映画だった。

陶器職人の親父(役所広司)とその息子&嫁さんのドラマかと思ったら、ブラジル人とブラジル人を憎むワルたちとの対立を描き、更にブラジ
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心の日月(1954年製作の映画)

4.8

初見は「若尾文子映画祭(@角川シネマ新宿)」(2015年8月)だったが、8年ぶりに購入DVD鑑賞。映画館で観た時には、他の観客と一緒に映画館で笑える楽しさがやっぱりイイものだった🤗

ここまで絶妙なタ
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積木の箱(1968年製作の映画)

3.6

初見は池袋・新文芸坐(2013年2月)、10年ぶりに鑑賞🎥
増村保造監督×若尾文子主演の映画だが、少年の性のめざめを描く内容で、ややいびつな(変態的な)場面が散見される😅

北海道の各地を転々としてい
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ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

1.5

М・ナイト・シャマラン監督、そろそろ末期的な症状……という感じ🤣
初期作『シックス・センス』や『アンブレイカブル』などは、「最後に観る者を驚かせるのが好きな監督なのかな…」と思っていたが、その後はパッ
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.0

映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインによる性的暴行事件を告発した女性記者たちの実話を映画化した社会派映画であるが、こういうドラマは見ていて「やるせない気持ち」になる。
また、権力をカサに人権
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崖上のスパイ(2021年製作の映画)

3.0

「チャン・イーモウ監督のスパイ映画」というので観てみたら、確かに「誰が内通者?」というシチュエーションが続き、アクション場面あり、家族ドラマありのてんこ盛り映画だった🤗

本作で最も印象的だったのは、
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オットーという男(2022年製作の映画)

3.7

オリジナル版『幸せなひとりぼっち』を観たのが6年以上前なので、細部の比較は避けるが、おおむねオリジナルに沿った作品だったと思う。ただ、オリジナルでの(ベルイマン映画で見慣れた)スウェーデン国旗がハタめ>>続きを読む

MEMORY メモリー(2022年製作の映画)

3.0

「腕利き殺し屋」×「アルツハイマー」という役をリーアム・ニーソンが演じるのは年相応の役柄だと思うが、任務上忘れてはいけないことを左腕に書いておく……というのは面白い🤗
また、アルツハイマー症になったか
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死んでもいい(1992年製作の映画)

4.5

1992年の石井隆監督作🎥
石井隆監督と言えば、学生時代にあちこちの名画座で観た「天使のはらわたシリーズ」の「名美」が出て来るが、本作も大竹しのぶ演じる女性は「名美」。
ただ、本作は日活「天使のはらわ
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(2023年製作の映画)

1.8

ユナイテッドシネマ浦和にて鑑賞。🎥

北野武監督作品は、初監督作『その男凶暴につき』を映画館で観てから(短編含めて)全作品を観て来たので、本作も期待して公開初日に観に行った。
北野武監督とは30年に亘
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キリエのうた(2023年製作の映画)

4.5

ユナイテッドシネマ浦和にて鑑賞🎥

「円滑に話すことは出来ないけど歌は歌える女性」を軸に据えて様々な人間模様を描いているのだが、時空が現在と遠い過去・近い過去など行ったり来たりするので、最初は「何これ
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真夜中(1959年製作の映画)

4.2

キム・ノヴァクと言えば『めまい』が有名だが、この『真夜中』はDVDジャケットに惹かれて購入したもの🙂

相変わらず、キム・ノヴァクは綺麗で色っぽい!😍笑
特に「黒いノースリーブ」を着て「背中が縦に空い
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ちょっとフランス風(1949年製作の映画)

4.0

さすがダグラス・サークのロマンティックコメディ、安定の楽しさと心地よい感動😄💗

映画監督のゲイルは横暴で厳しいテイク撮り直しで、主演女優がダウンしてしまって、解雇されてしまう。
そんなゲイルは、掘っ
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夜明けまでバス停で(2022年製作の映画)

4.0

昨年から観たかった映画、ようやく鑑賞🎥
コロナ禍をこれだけ顕著にあらわした映画は、尾野真千子主演の『茜色~』に続く代表的な作品ではなかろうか。

日常生活を描いた冒頭から始まり、横浜港のクルーズ船の話
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シャイロックの子供たち(2023年製作の映画)

2.6

本作より前の池井戸原作の映画は全てスクリーンで観たが、本作は映画館スルーしてDVD鑑賞🎥

相変わらず、池井戸原作の映画は飽きさせることなく全編楽しめるが、これはチョットこじんまりした感じだった。これ
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ウィ、シェフ!(2022年製作の映画)

3.6

本作の予告編を見たときは「ある女性が料理人として独立できるか?」を描いた作品のように見えたが、実際に観てみると、フランスに大勢いる移民問題を描いたものであった。

ただ、この描き方が深刻に描くのではな
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デスパレート・ラン(2021年製作の映画)

3.0

予告編を見て「映画館で観ようか…」と思っていた今年の日本公開作品だが、映画館に行きそこなったのでDVDレンタル鑑賞📀🎥
ナオミ・ワッツが全編出ずっぱりの熱演で、ナオミ・ワッツとスマホが主演?😄笑

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スティルライフオブメモリーズ(2018年製作の映画)

2.5

この映画が新宿K’sシネマで上映されていた頃から気になっていたが、ようやくTSUTAYAでDVDレンタルして鑑賞🎥

ある女性がある写真家に「わたしの女性器を撮ってください」と依頼して、写真を撮ってい
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鉄砲伝来記(1968年製作の映画)

3.5

初見は2015年の「若尾文子映画祭(@角川シネマ新宿)」で当時は未ソフト化作品だったので大きなスクリーンで若尾文子主演作を観られる幸せを感じたが、約8年ぶりに購入DVDで鑑賞したところ「なかなかディテ>>続きを読む

真夜中の虹(1988年製作の映画)

4.0

ずっと気になっていたアキ・カウリスマキ監督作品だが、レンタルDVDは1枚に2作品入りなので「時間がある時に…」と思っていたが、渋谷TSUTAYAレンタル終了してしまうのでやっと観た🎥

炭鉱閉鎖に伴い
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.0

昨年(2022年)の暮れ(12月)に公開された映画だが、ちょうど2022年ベストテンを選んでいた頃に本作予告編を見てスルーしたら、なんとキネマ旬報の日本映画第1位となった三宅唱監督作品。ようやく鑑賞🎥>>続きを読む

アナログ(2023年製作の映画)

4.3

この映画の予告編を見て「良さそうな映画」だと思ったので、カミさん&娘と一緒に鑑賞🎥
いやぁ~、感動して、途中から涙腺崩壊状態…🤣笑

二宮和也&波瑠のW主演キャスティングでほぼ成功した作品ではなかろう
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黒い誘惑(1965年製作の映画)

4.2

シネマヴェーラ渋谷にて鑑賞🎥

井上梅次監督&田宮二郎の映画は何本か観ているが、あの「ビックリ仰天のトンデモ映画でメチャクチャ面白かった作品」=『裏階段』の脚本:田口耕三まで絡んだ映画であれば、観るし
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ヒッチコックの映画術(2022年製作の映画)

2.5

恵比寿ガーデンシネマにて鑑賞🎥

ヒッチコック映画とは高校時代からの長い付き合いで、初めて観たのは『ファミリー・プロット』(@八重洲スター座)だった。
まだヒッチコック存命中だったので遺作などと思わず
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危険な関係(1988年製作の映画)

3.0

18世紀フランス貴族たちの策略・性・破滅などを描いたスティーヴン・フリアーズ監督作🎥
衣装とセットが良く出来ていて、物語もまぁまぁ面白かった🙂

策略をめぐらす女を演じたグレン・クローズ、子爵のジョン
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支那海(1935年製作の映画)

3.5

ロザリンド・ラッセル目当てで鑑賞😍w
シネマヴェーラで『クレイグの妻』を観た直後に買っておいたロザリンド・ラッセル出演のDVDだが、IVC社のDVDジャケットを見ると「これ、面白いの?」的だったので、
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どろ犬(1964年製作の映画)

3.3

ベテラン刑事がかつて逮捕したヤクザの女と深い関係になり、それを悪党に知られたことで強請られる。
そして、警察情報のリークから始まる悪事に手を染めていき、破滅への道まっしぐら……という和製ノワールと言え
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荒野の決闘(1946年製作の映画)

4.5

久しぶりに鑑賞🎥
1980年代リバイバル上映の際、初めて映画館で観た時の邦題は『いとしのクレメンタイン』だった🙂
それほど、本作の音楽はインパクト強い🎶

従前の西部劇はドンパチ中心のイメージだったが
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

4.5

池袋・新文芸坐にて鑑賞。
(リニューアル後初めての新文芸坐)

予告編は見ていたが、序盤は、やはりブレンダン・フレイザーの極度の肥満に圧倒されつつ、彼の娘への愛情あふれる姿に、感動の涙が止まらなかった
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帯をとく夏子(1965年製作の映画)

3.0

初見は2015年8月「若尾文子映画祭」(@角川シネマ新宿)で当時は未ソフト化だったが、DVD購入して8年ぶりに鑑賞🎥

若尾文子が「社長の2号さんになる話」であり、社長(船越英二)に囲われている夏子と
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蜘蛛女のキス(1985年製作の映画)

5.0

購入しておいた2枚組DVD(HDリマスター版)を鑑賞🎥
やっぱり、この映画は凄い‼️

ファシズム台頭する南米某国におけるテロリストとホモの物語であるが、最初は他人だった2人の男が友情を芽生えさせてい
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ブレイブハート(1995年製作の映画)

3.2

アカデミー作品賞・監督賞などを獲った史劇エンターテインメント大作。約3時間。
確かに、兵隊の大軍場面などのスペクタクルシーンは迫力ある🎥

13世紀のスコットランドは、残虐非道なイングランド王エドワー
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