鈴木パンナコッタ

トレマーズの鈴木パンナコッタのレビュー・感想・評価

トレマーズ(1990年製作の映画)
3.7
恐ろしい侵略者を、デカい銃と、デカい車と、知恵と勇気で打ち倒す!これぞアメリカンスピリットだ!いや、非常に良いモンスターパニックだよ。
序盤は「何かがいるぞ!」という恐怖をホラーチックに見せて、じわじわと惹きつける。地面の下から襲ってくるのをあの手この手で見せてくるから飽きないし、その上でバカでかい人形を出す一転豪華主義のおかげで安っぽさが無い。そして丁寧に逃げ道が塞がれ追い詰められる中盤から、一気に反転攻勢をかける後半の盛り上がりよ。
怪物が何匹もいるから、倒した快感と襲われる緊張が交互にやって来て興味が持続。意外と利口な怪物だから、同じ手が通用しなくて新しい展開になっていく。こういう丁寧に作られたバカ映画はいいねー。最高。