Marianさんの映画レビュー・感想・評価

Marian

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異人たち(2023年製作の映画)

4.2

これは...めちゃくちゃびっくりしました...
"孤独"というものに真っ直ぐ向き合った素敵な作品でしたが、なにせストーリー展開が全然読めなかった。前評判でも序盤は「?」で頭いっぱいになるよみたいなこと
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.2

シネマイクスピアリにて鑑賞。
僕の心の一番奥の部分に優しく触れてくるような作品。青春系の恋愛映画とも違うし、情熱的な大人の恋愛映画とも違かった。もしかしたら、恋愛映画というより"イニョン(縁)"につい
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カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

5.0

U-NEXTにて視聴。
アメリカン・ニューシネマの代表作の一つとして知られている本作。最高だった。
この映画は、婦長をどの程度"悪"として認識するかによって、見方が全く変わってしまうと思う。僕は彼女は
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ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

4.2

U-NEXTにて鑑賞。

痛快復讐劇!
妻を奪われた元奴隷のアフリカ系アメリカ人が、ドイツ人の助けを得て、賞金稼ぎとなり次々と賞金首のヨーロッパ系アメリカ人を殺していく。そして、2人で妻奪還の旅へと出
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

5.0

IMAXにて鑑賞。
私は自分の人生で、劇場を出たら何気ない普段の街並みが、いつもよりも美しく見えてくるかのような傑作に何度か出会ったことがあるけど、本作は、いつもの街並みが急に全て灰になってしまうんじ
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博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

4.6

BSNHKにて放送していたものを録画して鑑賞。
キューブリック作品はいかれているものが多いけど、本作は本当にやばかった。
大国間の核抑止によって構築された戦後秩序に対する強烈な皮肉、社会や政治家、軍人
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魔女の宅急便(1989年製作の映画)

3.8

金ローで放送していたものを録画で鑑賞。
キキもそうだけど、映画全体がとにかく可愛かった。この映画嫌いになる人なんていないんじゃないかっていうくらい、観ていて気持ちいい映画だった。13歳の少女に独り立ち
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ザ・ドア 交差する世界(2009年製作の映画)

3.4

タイムループ型?の映画で、過去の自分に会ってからの展開が少し怖かった。
救いはそんな無い映画だけど、目が離せない作品。
マッツがマッツに会うとか、オタクの夢を叶えすぎだろ!

猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)(2017年製作の映画)

4.2

ディズニープラスにて鑑賞。
偉大な指導者シーザーの物語にようやく区切りがついたって感じ。本作は人間とエイプの争いを描いているが、人間側につくエイプや人間同士の争いを描くなど、実際の戦争のような複雑な構
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ファインディング・ニモ(2003年製作の映画)

5.0

ディズニープラスにて再鑑賞。
小さい頃から大好きな物語。オープニングから涙腺崩壊するし、マーリンの"過保護な親"らしい仕草のリアリティーがたまらない。本作のスコア(特に"Nemo Egg")はとてもエ
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.2

話題になっていたので、初鑑賞。
思いのほか自由度の高い作品でびっくりした。
父親役の俳優の演技がどこまでも繊細で素晴らしい。喜びの裏にひっそりと存在する"影"の部分を絶妙に漂わせる感じが本当にたまらな
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ウォーリー(2008年製作の映画)

5.0

ディズニープラスにて再鑑賞。
まさに史上最高の恋愛映画。
感情表現にセリフなんていらない。ウォーリーのうっとりするような瞳、イヴのツンデレな仕草、汚染物除去ロボのイライラしている時のかわいい動き...
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猿の惑星:新世紀(ライジング)(2014年製作の映画)

4.6

まさか『猿の惑星』シリーズでこんなに魂を震わす作品に出会えるなんて...
この映画は猿と人間の共存、争いだけを描いた映画では決してない。他者への信頼、猜疑心、恐怖やトラウマからくる他者の排除、そして自
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地獄の黙示録 ファイナル・カット(2019年製作の映画)

4.2

この映画を歴代No.1作品にあげる映画関係者もいるほどの名作戦争映画。
戦争の悲惨な面というより、カオスな面にスポットライトを当てた作品のように感じた。開始10分もすればどういった話かはわかるのだが、
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ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

4.2

美しい。とにかく美しい。
こんな繊細な恋愛映画は久しぶりに観た。
そして、2時間ずっと胸が張り裂けそうだった。
これは1960年代〜80年代の20年間ぐらいの時間軸のある物語だけど、この頃だけじゃなく
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KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

4.2

映像がとにかくすごい。ストップモーションアニメーションの限界を超えた作品。この作品に携わった全てのクリエイターに感謝を伝えたい。
日本文化へのリスペクトも並大抵のレベルじゃなかった。とってつけたような
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ファインディング・ドリー(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ディズニープラスにて数年ぶりの再鑑賞。
やっぱPixarはすごい。中学生のころに観た時とは見え方が全然違う。すごく深い作品だった。
『ファインディング・ニモ』という異次元の名作と比べてしまうと、キャラ
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猿の惑星:創世記(ジェネシス)(2011年製作の映画)

3.8

『猿の惑星』リブートシリーズの第一作。
この映画で重要な役を務める猿の名前を様々な国で国家元首の称号として使われたことのある偉人"シーザー"にしたのは、すごく制作側の意図を感じた。
どうしても私が人間
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

5.0

グランドシネマサンシャイン池袋のIMAX先行上映にて鑑賞。
自分が目にしたものが信じられない...ほんと、なんて言えばいいんだろう...すごすぎた...
まず言わせてくれ、ハルコンネン関連のシーン全部
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

5.0

お昼のパート2の先行上映に備えて、今朝アマプラで復習がてら再鑑賞。
SF史に名を刻むことになるであろう映画シリーズの第一作。三部作全体で"起承転結"を定義するとしたら、本作は"起"のみといったところだ
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シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

4.2

ディズニー・プラスにて鑑賞。
"MCUにしちゃまあまあな作品"って言う人いたけど、全然そんなことないです。
最高!
とにかく娯楽性が高くて観てて心の底から楽しめた!後半は電車の中で涙目になりながら観ち
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レイダース/失われたアーク《聖櫃》(1981年製作の映画)

5.0

BSNHKにて放送してたので、去年以来の再鑑賞(通算5、6回目くらい)
やっぱり最高!
オープニングの伝説的なシークエンスからエンドロールに入るまで、どの瞬間を切り取ってもアイコニック。スピルバーグも
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.6

Amazoneプライムにて鑑賞。
これはとんでもない問題作...でも、スコセッシの"孤独な人間"に対する深い考察が痛いほど観客に突き刺さる...
主人公のやっていることはちゃめちゃなのに、なぜかカッコ
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

5.0

Amazonプライムにて鑑賞。
12人の陪審員それぞれに個性があり、アメリカ社会の縮図のような雰囲気の漂う陪審員会議室。
ヘンリー・フォンダ演じる"陪審員8番"は、彼が俗に言われているように"アメリカ
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.6

カッコ良すぎた。
ロバート・パティンソン版ブルース・ウェインは、他のバージョンよりも心の葛藤とか弱々しさが感じられて、素晴らしいキャスティング。
ダークナイトは超えるのは難しいんだけど、それに近いクオ
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テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

3.8

表向きは夫に虐げられている妻とダイナースタッフの逃亡劇だけど、その逃亡の過程でテルマが自分を徐々に解放していき真の自分を見つけていく...
最高!
「明日に向って撃て!」みたいな雰囲気もあったけど、バ
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