ABEさんの映画レビュー・感想・評価

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ダークグラス(2021年製作の映画)

3.2

犯人に意外性がないし、目的は何だったのか。
ディアナがやたらスタイル良し。ネレア(犬)がMVP。
見る側も音だけを頼りに見たら怖いのかも?

古風なホラー作品で怖さというより血液濃いめだけど、暇つぶし
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マッシブ・タレント(2022年製作の映画)

3.2

ニコラス・ケイジがニコラス・ケイジを演じる自虐作品。
他の俳優にはない魅力があるし、まだまだ名前で客を呼べる人なんだから、そろそろB級映画を卒業してメジャーな作品に戻ってきてほしいな。

月曜日のユカ(1964年製作の映画)

3.5

日本のヌーヴェルヴァーグを代表する作品の一つ。
無垢な女で男を喜ばすのが生き甲斐というユカ。しかし、キスはしない。してはいけないものなのだ。思いがけずにキスを強要された瞬間、何かが弾けた。

「月曜日
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ディパーテッド(2006年製作の映画)

4.0

巧みに練られたストーリーと豪華名優たちの競演。ケチのつけようがない。
ラストに向かっての衝撃の連続に爽快感はない。称賛の意味でモヤモヤとした溜め息が出た。

ザ・テキサス・レンジャーズ​(2019年製作の映画)

3.6

ボニー&クライドにはスポットライトを当てずに姿をほぼ映さず、彼らを追う二人の元テキサス・レンジャーの視点で描かれる。俺たちに明日はないでは刹那的な青春逃避行の色が強かったが、本作はより史実に近い形で描>>続きを読む

俺たちに明日はない(1967年製作の映画)

4.0

根っからの犯罪者クライドと彼に惹かれたボニーの無謀な逃避行。90年経っても忘れられることのない伝説の犯罪者だ。

ラストの生々しい一斉射撃は見ものであり、これこそがアメリカン・ニューシネマの代表作とさ
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.0

個性的なアクション映画であるが、休むことを知らない怒涛のような忙しい映画であり、編集でどうにかしろあとは知らんみたいな感じで破綻寸前。
ミシェル・ヨーはいろんな役をやって大変だっただろうなぁ。あのデー
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バーバリアン(2022年製作の映画)

3.4

現在の家主の男がなかなかの最低クズ野郎で腹が立った。あんなにがさつで苛つかせる演技ができるジャスティン・ロングってすごい。なお、なかなか多岐にわたる大物女優との交際遍歴を持つ俳優のようだ。

あの街や
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ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

3.8

いつも以上に美女勢揃いで、アクションてんこ盛り。過去作を順当に上回る面白さ。
トイレで闘ったアジア系の男が強すぎ。何者?

最強のふたり(2011年製作の映画)

3.8

饒舌で不謹慎だけどちょっとしたセンスを持つドリスと障害を持ち気難しい性格のフィリップ。人生に足りなかったものを互いに与え合っているようだった。
ドリスの悪ふざけは笑えるし、フィリップも許容できる限度は
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バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

3.0

90年代のも含めてバットマンシリーズはどうも好きになれなくて、眠くなる。ヒーロー物が好きではないのもあるし、とにかく暗いのが受け付けられない原因なのかもしれない。
ダークナイトはヒース・レジャーが出て
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フォーエバー(2023年製作の映画)

3.9

真っ直ぐな青春女子サッカー映画。全く注目されていない作品だけど良作。

ミラ役が本当にサッカーが巧そうだったし、スウェーデンは女子サッカーの本場なだけあってか、試合のシーンが安っぽくならずに安心して見
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オデッセイ(2015年製作の映画)

3.9

可能であるかどうかはわからないけど、それを可能にしてくれるのが映画。人類が火星に降り立ったことさえないことを忘れさせてくれるほどのリアリティで描かれていた。

酷評されていた70年代ディスコミュージッ
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ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

3.5

B級テイストはそのまま、キャリアを重ねて超一流キャストになった面々による10年ぶりの新作。
こういう作品を大事にするエマ・ストーンは素敵。
前作で酷い扱いだったビル・マーレイのことが気になる人は最後ま
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ゾンビランド(2009年製作の映画)

3.5

オタク系お気楽ゾンビ映画。とにかくキャスティングが神がかっている。

今この作品を見る人の多くがエマ・ストーン目的であると思われるし、私もその一人である。無名時代のエマ・ストーンはアイメイクが濃すぎで
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バビロン(2021年製作の映画)

3.5

体当たり演技のマーゴット・ロビーが凄まじい。よくぞここまで連ねたなというくらいの汚い罵りと、映画史に残るスタンディングゲロ。面白いんだけど、そこまでやる必要があったかな?と思うくらい過激。

サイレン
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ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2011年製作の映画)

3.8

ユーモアあり、仲間との共闘あり、以前の作品と比べてエンタメ度が大幅にアップデートされていて、これ以降の作品のベースになっているようだ。
また、スマホが登場する時代となり、多彩なテクノロジー機器が登場。
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ミッション:インポッシブル3(2006年製作の映画)

3.6

前作はジョン・ウー監督ということでシンプルなアクション作品だったが、本作ではサスペンス色を強め、一作目の流れに回帰したようだった。
イーサンにも私生活がある。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

タランティーノが映画史の悲劇を変えてくれた。
ヒッピーカルト女の顔面をこれでもかと何度も壁に叩きつけるブラピ。バイオレンス?やりすぎ?いや、奴らが実際にやったことを考えればこれくらいやらないとダメでし
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シティ・オブ・エンジェル(1998年製作の映画)

3.4

ファンタジック過ぎて受け付け難いところはあるけれど、運命だとか人生の不条理だとかの描写はよくできていて、虚しくさせてくれた。

ニコラス・ケイジの表情に助けられた作品かも。良い俳優だ。近年は訳あってB
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ミッション:インポッシブル2(2000年製作の映画)

3.6

前作と比べてサスペンス色を薄めてアクションに傾倒し、トム・クルーズの挑戦シリーズと化した。クライミング、バイク、格闘技と見どころいっぱい。

ナイア役はどこかで見たことあると思ったら、ウエスト・ワール
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バービー(2023年製作の映画)

3.8

パステルカラーで描く破壊的な映像とストーリー。
メッセージ性が強い作品であり、笑いや皮肉のオンパレードで理解できていない部分がある。ナメて見始めてしまったのでもう一度見たい。

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.6

権威を纏い、外見をきれいに飾り立てた醜い人間たち。醜いけど、これが人間の本質。
主演助演の三つ巴の演技が素晴らしい。
それにしてもイギリス王室ってよくこれで続いてるよなー。

トナカイは殺されて(2024年製作の映画)

3.0

トナカイの放牧を生業としている先住民のサーミ人の存在を知ることができる。
調べたところ、サーミ人の若い男性のアルコール依存や自殺率は高く、本作でもあっさりとではあるが描かれている。乱獲者との戦いよりも
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グレート・スクープ(2024年製作の映画)

3.2

オリジナルのBBCの番組が見たい。
エプスタインのことはなんとなく聞いた覚えがある程度。ということは、この件を日本のメディアはほとんど報じてなかったよね??

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

震えた。ここまで世界の終焉を感じさせるような表現ができた映画は稀である。世界が終わる可能性をこの男は作り出してしまった。
おぞましい破壊力の原爆実験と、ヒロシマ・ナガサキの現場を描くことなく、講演会?
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ダムゼル/運命を拓きし者(2024年製作の映画)

3.4

地底に放り投げられるところは笑うところじゃないはずだけど、大爆笑してしまった。大したドラマはなく、アクション一辺倒に割り切ってミリー・ボビー・ブラウンの魅力を引き出してる。
それにしても彼女はずいぶん
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ねらわれた学園(1981年製作の映画)

3.0

オープニングの特撮を駆使した部屋から始まり、逆光の中スキップする薬師丸ひろ子。そしてユーミンの名曲守ってあげたい。大林監督ならではの独特な映像による情景描写は他の監督には真似できないし、どんなに素晴ら>>続きを読む

サンダカン八番娼館 望郷(1974年製作の映画)

3.8

魂を込めて演じているに違いない田中絹代に圧倒される。台詞一つ、仕草一つにひれ伏すしかない。
彼女自身も十代の頃から家族の生活を支えるために働き詰めであり、からゆきさんとはやることが違えど、自身と重なる
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イージー★ライダー(1969年製作の映画)

3.3

マリファナやりながら自由にバイクで旅する映画。そういうのを認ない層も米国にはいるよねという唐突なラスト。
当時の時代背景に疎く、ドラッグもやらないものだから刺さらなかった。刺さる人には刺さるのだろう。
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.5

映画館で見るべき映画であり、テレビ画面では作品の魅力が半減してしまった。ミュージカルもストーリーもラ・ラ・ランドが上だったかな。
フリークス好きとしてはそそられるものがあったし、空中ブランコのゼンデイ
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テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

3.8

シンボリックなラストシーン。男性中心社会、性的な被害から逃れた二人には一寸の迷いもない。なんと晴れ晴れとした顔なんだろう。

映画史を彩る名シーンの一つだ。

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.8

喜びも悲しみも美しいものも醜いものも記録してしまうフィルム。映像というものが慈悲深くもあり残酷でもあることを身をもって経験し、若き日のスピルバーグは映画監督への道を歩み始める。

ジョン・フォード役を
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オットーという男(2022年製作の映画)

3.8

家のドアと同じように心を閉ざしていたオットーが、近所の住民との交流により心が開放される。何か偉大なことをしたわけでもなく、町内会の人々を助けただけの偏屈な男の話なのだが、なぜか心を打たれる。

オット
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英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

3.8

吃音であるにも関わらず王位を継承しなければならないジョージ6世の苦悩と重圧。プライドを抑えて平民の専門家に歩み寄る過程を描く。

後発の「ザ・クラウン」では兄のエドワード8世に王位を押し付けられた件が
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