赤一族さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

赤一族

赤一族

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さがす(2022年製作の映画)

3.8

父親が失踪して、中学生の娘がそれを探していくと~という、あまりない種類のサスペンス。ストーリー的には、かなり面白い作品だと思う。佐藤二朗が人の明と暗をうまく演じていて、引き込まれる。

日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)

3.5

綾野剛が良い。物語としてはかなり面白い作品に仕上がっている。作りが全体的にチープなのと、少し展開にいきなり感があるのが少々残念。この作品のラストもかなり良いと思う。

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

3.8

ヤクザのおかれた厳しい現実を一人の不器用な男を主人公として描いた作品。綾野剛を始め役者さんたちが皆よく、物語に深みを与えている。物語もテンポよく、組織の栄枯盛衰をきちんと描けている。個人的にはラストシ>>続きを読む

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.5

単純なアクション映画と思えば、それなりに楽しめる。物語が複雑すぎて、ちょっと映画のスピードについていけず、予習が必要かもしれない。日本語や日本地理に対する違和感あり、そこがかなり作品の質感を落とす原因>>続きを読む

グッバイ・クルエル・ワールド(2022年製作の映画)

3.8

西島秀俊主演のクライムサスペンス。ものすごく音楽の使い方や作品の雰囲気がタランティーノ作品に似ているなぁと感じた。血の出すぎ感はあるもののグロさはなく、物語の筋も楽しめる。ただ、どこかで見たような映画>>続きを読む

八日目の蝉(2011年製作の映画)

3.3

不倫相手の娘を誘拐した女性と、誘拐された娘の成長後の物語。キャストがバッチリハマっているのが、この作品の良いところだと思う。ただ、設定の割にドラマチック性に少々欠けている。

羊の木(2018年製作の映画)

2.8

6人の元殺人犯を過疎対策として受け入れるっていう、物語の設定は悪くはないのだが。6人の元殺人犯同士の絡みが一部に留まり、そもそもの設定を活かしきれていない。

追憶(2017年製作の映画)

3.4

25年前に友人だった三人が殺人事件をめぐり、刑事、被害者、容疑者として再会するが。出演者たちは豪華で、作品の出来栄えも悪くはないのだが、結末があっさりしすぎているのと、ストーリーに説得力が欠けている。

スマホを落としただけなのに(2018年製作の映画)

3.0

物語としては、面白いと思う。北川景子と成田凌も良い。マイナスポイントとしては、他の脇を固める役者陣の演技力及びラストの締め方であろう。ラスト数分もう少し、早めで切り上げた方が良い気がする。

オールド(2021年製作の映画)

3.6

普通のホラーとは一線を画した怖さ。ストーリー的にも無理はなく、最後までテンポよく進む。物語の展開上、皆、同様に老けていくはずなのだが、かなり個人差があるのは致し方なしか。

とんび(2022年製作の映画)

3.5

ドラマ化もされた重松清原作の映画化。妻を失くしてからの、父と息子の2人の成長を描くヒューマンドラマ。子供が幼児期から壮年期までを描く作品なので、役者の外見上の年齢感に若干違和感を感じるのだが、総じて名>>続きを読む

ベルファスト(2021年製作の映画)

4.2

ケネス・ブラナー監督の自伝的な映画。自分の故郷を描いた作品だから、自分の想いを全力で注いでいる感のある良作である。この映画の一番のポイントは、とにかく役者たちの演技力に圧倒されるところにあり、特に主人>>続きを読む

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.2

バットマン好きな方以外には長さを感じてしまう作品だと思う。街を牛耳るマフィアと蜜月の関係にある市長や警察、検事が次々に殺され、そしてその犯人が判明、逮捕されるのだが、そこからまた一展開ある。ジョーカー>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.0

村上春樹原作の作品の映画化。単純明快な物語が好きな自分には不向きだろうなぁと思いつつ鑑賞。結果、邦画としての完成度は非常に高いと思う。3時間もの長編、しかもドラマチックなアップダウンもそれ程ない中で、>>続きを読む

ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

4.1

主演の2人の歌唱力の素晴らしさを始め、ミュージカル作品として素晴らしい出来栄えだと思う。派手さを抑えた演出ながら、長尺の物語をあっという間にしてしまう。悲劇でありながら、この世界に浸っていたいと思うの>>続きを読む

冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

3.5

エロとグロ極まれり。だが普通の人間、人生が簡単に狂っていく様を描いており怖い。役者たちの演技も良い。あまりにグロすぎ、個人的にはきつい。

シルミド/SILMIDO(2003年製作の映画)

3.5

北朝鮮に潜入し金総書記を暗殺すべく、死刑囚等を島に集め、過酷な訓練を課すが。実話をベースとした作品であるが、政府の思惑により、翻弄されていく様や情熱的な国民性からくるある種の熱狂がよく描かれている。若>>続きを読む

クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

3.0

クリント・イーストウッド監督、主演映画。離婚して母親と暮らしている、恩人の13歳の息子を、老カウボーイがメキシコから連れ戻すという筋の作品。最初、息子を見つけるまでが大変なはずが。。。で、始まり、不可>>続きを読む

パーフェクト・ケア(2020年製作の映画)

3.8

悪どい手段で老人を食い物にしてる後見人の主人公が、ロシアンマフィアに狙われる事になる。この作品には善人はほとんどおらず、最初から最後まで所業に虫酸が走る。ただ、あまり例をみない物語展開で、時間を忘れて>>続きを読む

ソロモンの偽証 後篇・裁判(2015年製作の映画)

3.0

前編に続いて視聴。やはり、かなり設定に無理があるのではいっていけないし、演技力もまだまだって子役が多い。そのせいか、綺麗な言葉をセリフで言われると全く説得力がなく空虚に感じてしまう。この物語は本だから>>続きを読む

アイス・ロード(2021年製作の映画)

3.6

カナダ北部の鉱山が爆発し閉じ込めれた作業員を救出する為の設備を、かぎられた時間の中、アメリカからいつ溶けてもおかしくない氷の道をトラックで向かう主人公の兄弟とチームを描いた作品。トラックによるカーアク>>続きを読む

モーリタニアン 黒塗りの記録(2021年製作の映画)

3.8

9.11の後、アメリカがテロ容疑者を不法に拘束した事に対し立ち向かった弁護士と被疑者とのやり取りを軸にした物語。ストーリーも面白く最後までテンポ良く進む。ジョディ・フォスターは勿論役者さんの演技力が物>>続きを読む

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.5

007はアクション映画の最高峰。格闘あり、銃撃戦あり、カースタントあり、意外性ありで、当作品もテンポ良く極上の仕上がりになっており、長尺を感じさせない。最後まであっという間に過ぎ楽しめる出来だが、ジェ>>続きを読む

燃えよ剣(2021年製作の映画)

3.3

司馬遼太郎原作の新選組の土方歳三を描いた作品。展開が良く時間を感じさせない、殺陣もキレキレで期待どおりである。が、重要な役にミスキャストだと思う人がいて興ざめをしてしまった。セリフが、聞き取りにくいと>>続きを読む

カリフォルニア・ダウン(2015年製作の映画)

3.7

カリフォルニアで大地震が発生し、レスキュー隊の隊長が自分の妻と娘を助ける為に奮闘する。いわゆるパニック映画で筋はありきたりだが、次々に起こる災害場面はかなりの規模感で圧倒される。ヘリ、飛行機、ボート等>>続きを読む

ドライヴ(2011年製作の映画)

3.6

自動車修理工場で働く主人公はドライビングテクも卓越していて、その腕で裏の仕事も請け負っている。その主人公がたまたま知り合いになった母子を守る為に、強盗の逃走役を引き受けるのだが。
カーアクションは平凡
>>続きを読む

クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

4.0

実話をベースとした物語。キューバ危機当時、あるセールスマンがロシアのスパイからの機密情報を西側諸国に運ぶ事になり、その顛末を描いた物語。主人公の巻き込まれ方がイージーな気がし、物語の最初は今ひとつのめ>>続きを読む

光州5・18(2007年製作の映画)

3.5

タクシー運転手を見て光州事件に関心を 持ち視聴。最初コメディ調で始まるがとことん悲劇である。普通の市民が怒りから立ち上がり武装蜂起するが。。。実話として見るとかなり悲しくて怖い。

タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

4.2

光州事件を取材にきたドイツ人と、そのドイツ人を乗せる事になったタクシードライバーの二人が光州で遭遇した実話をベースとした物語。主演のソン・ガンホが素晴らしい演技で心の葛藤を表現していて泣ける。時折韓国>>続きを読む

レミニセンス(2021年製作の映画)

3.2

過去の記憶に戻れ、追体験ができるようになっている近未来が舞台の設定。記憶を操る主人公と、女性客との恋愛、裏切りをベースにした物語。舞台設定から、想像できたがやはり途中筋についていけない感がところどころ>>続きを読む

ハンガー・ゲーム(2012年製作の映画)

3.5

各地区を代表した24人が最後の一人になるまで、戦いを繰り広げるというどこかで聞いたような物語。最初は、ちょっと展開がスローだが、戦いが始まった後は引き込まれていく。殺しあいのシーンは、それほどむごさは>>続きを読む

泥棒役者(2017年製作の映画)

3.5

最初の数十分は冗長に感じるが、そこから引き込まれていく。正直、コメディとはいえ設定にかなり無理があるし、物語も凡庸なのだが、笑いあり、ホロッとくる良質な作品。高畑充希の可愛らしさ抜群な演技が良い。

狼たちの報酬(2007年製作の映画)

3.0

オムニバスになっていて、それぞれの物語が交差しあう構成になっている。フィンガーズというマフィアを軸に起こる事件がそれぞれの物語をなす。一話一話が短いので、それぞれの主人公のキャラが今一つ分かりにくいし>>続きを読む

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.5

前作から3年後を描いた作品。松坂桃李演じる主人公のキャラは、ここまで変わるか?ってちょっと違和感がある。それを差し引いても、最初から最後まで飽きさせないスリリングな展開、乱闘シーンの過激さ、鈴木亮平の>>続きを読む

孤狼の血(2018年製作の映画)

4.0

役所広司は勿論の事、松坂桃李が素晴らしい演技を見せる。松坂演じる正義感溢れる刑事が、役所演じる破天荒な刑事に反発しながら、ひかれていく。ヤクザの抗争シーンが多い為、暴力的でグロいシーンに溢れているので>>続きを読む