なにはともあれ、力強い映画だった。
個人的には、アール・ヌーヴォーを摂取するのにこんなに良い映画もないと思った。建築、美術、衣装を見るだけでも楽しい。音楽も面白い。
撮影は、正直よく分からない(あの魚>>続きを読む
軽いタッチで見やすかった。
こういう映画が見たいときもあると思う。佳作という言葉がぴったり。
物語に回収されない、少し不思議な細部もあった(みかん?の木や、そこですれ違う女性など)。
冬の映画。
スリリングになりそうな枠組みの設定だったが、あまり生かし切っているように思えず中途半端な感じがした。
美術大学を舞台にしている時点で面白く、それが変にエキセントリックでなく普通に描かれていて良かった。
主人公の、おそらく才能がすごいないわけでもなくあるわけでもない絶妙なバランスと、明らかに才能がある隣>>続きを読む
なんて分かりやすく撮るのだろう、良くも悪くも。
たぶんその分かりやすさで、コマーシャルを見ているような印象も受ける。ただ衒いなくそれができるのがスピルバーグなのだろう。
ラスト、ジョン・フォードとの出>>続きを読む
自分がだれか分からないまま、しかも能力が圧倒的にある中で危険な事態に巻き込まれていくのが上手く描かれていて、面白かった。
後半、自分と敵側の視点が反転し、敵側の視点で撮られたアクションシーンがあり、そ>>続きを読む
少年3人乗りの自転車のショット素晴らしいな。キスをするところ素晴らしいな。
性の目覚めとそれを拒否されるところ。拒否されてもくじけない(何回もチャレンジする)。いまの時代に見るとあやうい感じがするんだ>>続きを読む
内容とは関係ないけれど、本編が終わり、エンドクレジットが流れ出したときに地震が起こった。となりに座っていた人の手を強くにぎり、揺れがどうなるのか、暗闇の中で固唾をのんで見守った。クレジットが終わるころ>>続きを読む