浅井拓馬TakumaAsaiさんの映画レビュー・感想・評価

浅井拓馬TakumaAsai

浅井拓馬TakumaAsai

PLANET OF THE APES 猿の惑星(2001年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

リ・イマジネーション作品ということで色んな意味で別物の猿の惑星という感、お話としては展開が結構勢い任せで???て感じになる。

リックベイカーのスタジオによる凄まじい特殊メイクが堪能できることと、猿の
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最後の猿の惑星(1973年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

子供の頃たまたまテレビで(衛星放送だったかな?)見て、全体は覚えてないけど猿と人間の子供たちが一緒に歴史を聞いてる牧歌的なビジュアルが記憶に残っていた最終作。

前作から人類ほぼ滅亡までしてるのは飛躍
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猿の惑星・征服(1972年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

前作から20年ほど時が経ち、コーネリアスが語っていた人類滅亡の筋書きとほぼ同じような未来がやってきている4作目。

まず、「人のシルエットをした猿」というビジュアルのインパクトによって成り立っていたは
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新・猿の惑星(1971年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

あそこから続編作れってんな無茶な、をなんとか力技で成立させ、また猿の惑星から人類の惑星へ転換することで他の映画なら見慣れた世界がこの作品内ではジーラたちを通して新鮮に映るという逆転の発想、かつ費用対効>>続きを読む

続・猿の惑星(1970年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

原題通り、猿に支配された地上世界、一方その頃地下では人類が...という第二作。
1作目の雨が降らないけど突如荒天する雲の映像の種明かしがまさかこういった形だったとは、てかそこ拾うとは、というとことか律
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猿の惑星(1968年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

新作に併せてめちゃくちゃ久しぶりに再見。
改めて今のシリーズと異なる、御伽話の世界。

そして改めてこのトーンの中だからこそ成立するリアリティがあるなと、いやいや英語が通じるのおかしいでしょ、とかはハ
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猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

前作にも増して凄みあるシーザーの表情を味わうだけで劇場で見る価値のあった本作、
『〜新世紀』が面白いけどちょっと引っかかるという感じだったので、今作も全体としては似た感触に。
(あとマイケル・ジアッキ
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猿の惑星:新世紀(ライジング)(2014年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

めっちゃ面白いのはまず前提として、ただ、前作の監督ルパート・ワイアットがそれでは時間が足りないと本作から離脱したニュースが頭の片隅にありながら見たというのもあってか、面白いけどちょっと引っかかってしま>>続きを読む

猿の惑星:創世記(ジェネシス)(2011年製作の映画)

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冒頭の森の中でシーザーの母親となるチンパンジーが捕まり、憂鬱で不安げな表情で知能テストに臨む姿が描かれる。
そう、その表情、この、今自分がどこにいて何をしているのか、その説明も何も私を見つめている自分
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猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

シンボリックに描かれるシーザーの火葬、えー?そういう英雄譚や伝説の構成による語り継ぎみたいな話やるの?!それは本末転倒じゃない??
と思ったところから数世紀以上の時が経ち、エイプたちはシーザーの歴史を
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

指先に少し深い怪我を負う。食事中うっかり舌を結構強く噛んでしまう。するとそこから、なんてことはないはずの日常動作の中に見過ごせないノイズが生まれ、今日1日を過ごすエネルギーはみるみるうちに奪われていく>>続きを読む

マーベルズ(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

勝手に人の星に行ってシステムを破壊してという結構な話の落とし前がつかない、てっきりダー=ベンとの一旦の和解で太陽を復活させてシビアな空気も残してみたいな塩梅の終わり方をするのかと期待しそうになったらバ>>続きを読む

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

スピーディーな展開とセリフの応酬からのゴジラ(第二形態)蒲田上陸のインパクト、からのそのままこの生物をどうするか→ゴジラ逃亡、
この一連のノンストップな流れで映画に釘付けになってから次回への対策と同時
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バンブルビー(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

シリーズ1番の収穫だったとも言えるバンブルビー人気をそのまま一本の映画にしたような本作、監督、主演の座組の的確さもあり優れたファミリームービーに仕上がっていて、実写TF映画群の中では逆に異質な存在に見>>続きを読む

トランスフォーマー/最後の騎士王(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

3、4作目が共に世界興収10億ドルを超えドル箱シリーズとして今後へ向けた本格的な展望を計画、脚本家チームも結成し本作から最終章にして新たな三部作がはじまる!
という触れ込みで公開されてみたら前作で盛り
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トランスフォーマー/ロストエイジ(2014年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

三部作で完結のはずが公開前にはまだ続くとなり実際3作目の終わり方の余韻のなさからそれがハッキリ伝わってきたわけだけど、
シカゴでの一件からTF達が陣営問わず敵視され追われ人間達はトランスフォーマーを作
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トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン(2011年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

キューブを失い師を失い、マトリックスも手に入れられず自らもダメージを受けたままのメガトロンの悲哀に似たムード、そしてオプティマスもまた師に裏切られてしまう、シリーズ継続による色々な限界が作中の展開とも>>続きを読む

トランスフォーマー/リベンジ(2009年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

前作の成功からの続編、おもちゃも売らないといけないし、トランスフォームは見どころなので1作目よりもてんこ盛りになるのは理解できるにしても、要素を詰め込んだという印象が強く一作目で感じたワンダーには出会>>続きを読む

トランスフォーマー(2007年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

改めて見て思うのは当時としての色々なバランスの良さ、見事さ。
エイリアン侵略もの、車等が変形するスペクタクル映像を楽しめるもの、そしてその先にオートボット、ディセプティコンの各キャラクターが見える、み
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バービー(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

「おもちゃの映画」としての肝の座り方が凄まじかった。

現実に存在するおもちゃやゲームの映画というのはいくつか思い出されるわけですが、今作はかつてバービー(おもちゃ)で遊んだなあ、なんか色んなことわか
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トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

一作目ぶりにフレッシュな瞬間に出会えたので基本的にはそれだけで充分楽しめた、
機械生命たちをしっかり人間と同じキャラクターとして扱っていて、その視点がベイ版は希薄で毎回残念だったので、まず、だいぶ嬉し
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

子供は全てわかってる、みたいな考え方があるけど自分の過去や様々機会で子供と触れ合ったりして思うのは、当たり前だけど同じ人間だよねという事実。
嘘をついたり見栄を張ったり、空気を読んだり...
そして子
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

冒頭グウェンのスピーチによってこれからその内容を一直線に駆け抜ける映画だと宣言されてその通りの2時間強を前作から更に突き進めた映像表現で描ききる、
その内容とは定められた運命に抗う、前作でスパイダーマ
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怪物(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

なんとも言えない空気と実感の積み重ね、すれ違い、正しさという暴力、悪気なく首を絞め、絞められていく日々
そういった人間存在への視座の先にこちら側へボールが返る瞬間の的確さ
そういうことの前にまず、そも
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

映画はちょっと咀嚼に時間がかかり、
それは監督のこのシリーズを作ってからの色々含めていまある自分の中の正直を吐き出しきってしまおうという決断であって、あの今までに増して意図的なベショベショ具合はあるピ
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LOGAN ローガン(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

人類の箱庭としての映画(X-MENシリーズ)
映画(X-MENシリーズ)の箱庭としての本作
として、本当にこれ以上ない作品。
不死身のウルヴァリンが人知れぬ夜の闇の中過ごすその衰えた身体と光明を見出せ
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ハロウィン THE END(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

あの作品からわざわざ続編を二部作で作るってどういうことかな〜なんて思ってたらなるほどそういうことかとなった前作に続き、完結の本作。
闇とは、力とは、自由とは、アメリカとは。
前作で提示された様々要素が
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

冒頭、沖縄
リョータの幼少期、兄
父の死、項垂れる母親、子供たちが見つめる
子供たちのその顔表情は描かれていない
描かれないことに意味を持たせてある

そして誰しもが永遠の別れの気配を感じ取る兄の顔、
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プレデター:ザ・プレイ(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

あのときのあれがここに活きるのか、みたいな展開の面白さ、積み重ねで映画が完成されるしかもコンパクトな上映時間で、
その中に17世紀の植民地化が進むアメリカ大陸の姿、ナルを通して描かれるフェミニズムの視
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私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

わたし、わたしたちの縦、横の繋がりによって今日という日がある。
その、今日という日を明日へ繋げるために、繋がってきた歴史という日々にわたし自身をぼんやりとした形にして、
おっきな形に必要そうだから、と
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

(前半で好きなところ、後半でそうではないところ、がきます)

ゴジラから始まる特撮映画からのウルトラQ、ウルトラマンの流れを今、シンゴジラを踏まえてシンウルトラがありますと手短かつ的確に伝えるアバンタ
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

かつて『スパイダーマン3』で残念な経験となったその監督に、いやでも無茶苦茶ってのは似合ってますよねハナから無茶苦茶な映画だったらあなたにこそ適任だし楽しめそうじゃないですか?!と誰かが言ったかどうかは>>続きを読む

大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

個人的にいちばん気になったのはウルトラマンのような巨大ヒーローネタを採用していながら、この映画の中でのその役割がラストの登場オチ以上に広がりがなかった点。
結局誰かが強大な力の行使でもしてくれないと問
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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

スパイダーマン NWHを見ての振り返りで再見。

前作で親愛なる隣人として自らの立ち位置を把握したピーターでしたがその後宇宙規模の大事件にスタークさんも亡くなってしまってからの2作目、
サノスが起こし
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スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

スパイダーマン NWHを見ての振り返りで再見。

いきなり大人になれない大人の集まり(しかも喧嘩)に投入されたしかし子供が故その事態も意味も真に理解していないピーターがアベンジャーズ入りをしたい一心で
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シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

スパイダーマン NWHを見ての振り返りで再見。

映画自体はMCUがスーパーヒーロー「たち」を描くそれまでの単体ヒーロー映画らとは別の視点を持ったことで市井の人々を描いたり扱ったりする余裕のないぶんも
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