オースティンさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ターミナル(2004年製作の映画)

3.6

飛行機内で鑑賞。映画の内容も質もまさに機内映画だ。

テンポよくながれるツッコミどころの多いストーリーとコメディ要素がとても心地よい。

話自体もワクワクさせられる内容だ。

トム・ハンクスが思ってた
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13th 憲法修正第13条(2016年製作の映画)

4.2

今まで、なんとなくしか知らなかった、アメリカの人種差別問題の歴史的、構造的背景を知ることができる。

アメリカで白人警官による黒人の射殺の事件があった時に、「そもそも警察に捕まる黒人が悪い」という意見
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グラディエーター(2000年製作の映画)

3.8

圧倒的スケールと、王道のストーリーがたまらない作品だ。

自分が中学生の時にこれを観ていたら、だだハマりしていただろう。

壮大で高揚感のあるメロディーが特徴的な曲も多い。音楽全体を見ても、ただ荘厳な
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.4

2020年になってはじめてこの作品を視聴。結論から言うと、もっと早くに観るべき映画だった。

全体のストーリーと、刑務所内の細かやかな描写が、モーガン・フリーマンによる淡々とした語りで話が展開していく
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.7

心がえぐられた。

私だけだろうか?思春期の自分に重ねてしまい、中学生時代のビデオを見せられたときのように、観ていて恥ずかしくなってしまった。

舞台となったアイルランドについては、「ジャガイモの国」
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Ray/レイ(2004年製作の映画)

3.8

これはレイ・チャールズの映画であり、ジェイミー・フォックスの映画だ。

演技が凄すぎて、ドキュメンタリーを見ている気分になる。

内容そのものは、決して明るくない。見た後にスカッとするものでもない。と
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

3.7

舞台はメキシコ・・・。

逆に今までなぜメキシコが舞台になってなかったのかと疑問に思う。

音楽や色彩がラテンアメリカっぽくて良い。「っぽく」と書いたのは、メキシコのことを深く知らないから。
これはメ
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マンマ・ミーア!(2008年製作の映画)

4.0

とにかくキャストが豪華だ。

ヒットしたブロードウェー作品を映画化する典型的な作品だと思う。

作品の舞台がギリシャの島というのが良い。自分がイメージする「リゾート地」を再現していて、まるでパラレルワ
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.0

SF映画の定番の「ワープ」や「ブラックホール」を科学的根拠に基づいて描いたという作品。

小難しいかと思いきや、とてもエンターテイメント作品になっている。


しっかりと伏線が回収されるストーリー、科
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レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

4.5

冒頭から圧巻。壮大なスケールを感じさせる映像に、猛々しい音楽。そして、荒々しい歌声。単なるミュージカル映画ではないんだと気づかされる。

ユゴーの世界観とミュージカル版の世界観が融合した見事な作品。
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アーティスト(2011年製作の映画)

4.2

この映画を「初めて観た時」の感動を忘れることはできない。

サイレント映画からトーキー映画への過渡期の男女を描くというあらすじは、一見すると目新しさはない。

だが。この映画が「2012年」にオマージ
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美女と野獣(2017年製作の映画)

3.7

エマワトソンが思ったより歌声が太く響きのある声で、芯の強い「ベル」役のイメージにぴったりとはまった。
ただ、どちらかというと「ベル」というより「エマワトソン」として観てしまった感は否めない。有名女優は
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マスク(1994年製作の映画)

2.5

休みの日に時間をとって観るタイプの映画ではなかった。

途中で、真剣に観るのを断念した。

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.6

“オススメの映画は?”と聞かれたら、この映画を紹介しようと思う。

登場人物全員に感情移入するポイントがあって、あらゆる場面で涙が出る。
嫌なヤツの行動にも、自分の普段の行動を重ねてしまい、物語に入っ
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ムーンライト(2016年製作の映画)

3.8

内容はセンシティブだが、重たい描写の映画ではない。

シーンを切り取ると、とても美しく、心が動かさせる絵が多かった。
主人公が多くを語らないというのも個人的には良かった。

しかし、その映像の、底に流
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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

4.0

ストーリーは何回もリメイクされている作品というだけあって、骨太。
現代版へのアレンジは忠実だが、他の映画でもよくある展開になってしまったのが残念だった。

ただ、この映画はレディーガガを観るためのもの
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.7

予告編でAnother day of the sun が流れていたので、どの場面で出るのかワクワクしながら映画を見始めたら、冒頭でいきなり高揚感満載の伴奏が始まり、至高の映画体験がスタート。

「初め
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.1

「QUEENの音楽」というのは定義が難しい。曲によってまったくテイストが違うのだ。

だが、「ジャンルは何か?」と訊かれたら、「QUEENだ」と答える。
彼らが演奏すると、音楽がQUEENになるのだ。
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バーレスク(2010年製作の映画)

3.8

話の内容は濃くない。よくある「才能のある田舎の若者物語」である。

だが、観終わった後は全身で満足感を得られる。ストーリーも音楽も詰め込みすぎて「お腹いっぱい」になる映画もあるが、これは、ちょうどよい
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セッション(2014年製作の映画)

4.1

見ていて苦しくなる。途中で何回もストップしたくなる。それでも映画の緊張感がそれをさせてくれない。息を止めて最後まで観る。そんな作品だ。

パワハラだし、前時代的指導だし、音楽の方向性も面白いものではな
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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

3.4

原作(映画はほとんど見てませんが、)との世界観の違いは感じるが、スピンオフ作品としては満足。

レッドメイン様様な感じは否めない。
金曜ロードショーでやってたら見るけど、機内では見ないかな。

はじまりのうた(2013年製作の映画)

4.2

Myベストソングは キーラ・ナイトレイが歌う
”Tell Me If You Wanna Go Home ”
聴くと、NYの公園を思い浮かべる。

Maroon 5のアダム・レヴィ―ンの歌を聴くためだ
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天使のくれた時間(2000年製作の映画)

3.4

最初から最後まで話が滑らかに進んでいく。疲れることのない、オムニバスのような感覚で見られた。

無邪気なケイトが可愛すぎる。

個人的にはファンタジー要素がマイナスに働いた気がする。結果、「良い話なん
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天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

3.8

改めて観ると良い映画だ。とにかく楽しい。
コメディとはこうあるべきだと思う。

話の筋が明快で、先のことを考えなくて良いというのが良い。

ウーピーといえばこの映画のイメージだ。だが、意外にも劇中で歌
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最強のふたり(2011年製作の映画)

4.0

フランスの映画だと知らずに見始めた。
「実話を元に」というフレーズがなくても、感動的な話だと思う。
ただ、事実があったからこそ、力強いメッセージが示されるわけでもないのに、説得力がある映画になったんだ
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