誤解を招くポスタービジュアルとクソ邦題から、「せいぜい親友が性的嗜好をカミングアウトしてそれを受け入れるまでヌルッと進んでいく耽美的なロードムービーだろう」と見くびってたら、全然違ってたゴメン。いいわ>>続きを読む
こういうヒリヒリとした緊張感は、マルチタスクで分刻みの締切に追い立てられる職業に就いたことがある人でないと共感できないんじゃないかな。客商売であれ事務職であれ。もう、見ていて辛かったわ。他人事じゃない>>続きを読む
例によって、玄関使わず裏口や窓からばっかり出入りするんだけど、これって出演契約書にでも書かれているのか? これまた例によって、ぶら下がってヒュ~ンってターザンもするし。しかも、ヒロインの名前はジェーン>>続きを読む
似たようなことやってるのに、マイケル・ベイなら許せても、エメリッヒだと無性に腹が立ってくるのは何故だろう。
同じ「んなアホな」が笑えるベイと、ムカつくエメリッヒの差。どっちも勉強できない子なんだけど>>続きを読む
安定のフィリップ・ラショー組。日本のマンガとゲームとハリウッド映画が大好きなフランス人の中2チーム。当然、マーベルもDCも。
意表を突く方向から飛んでくるギャグに、ちょいちょい挟んでくる不謹慎な艶ネ>>続きを読む
最近こんなんばっかりやけど、こんなんがエエわ。こんなん待ってたし。今年の夏はワイスピもないし。
期待は超えてなくても裏切ってはいないし、そもそも期待のハードル自体が高かったから、ここまでやってくれた>>続きを読む
俗に言う「ガヤ」にフォーカスした点は新鮮で面白いんだけど、真面目な人が作ったせいか、コメディとしてはケレンや誇張がなくて物足りない。実直で誠実な作りに好感が持てる反面、地味で辛気くさくてダルい。
有>>続きを読む
ストーリーだけじゃなく、ジャンルまでミスリードするのが斬新。しかも、絵面で幻惑させる辺りがお見事。
いろんな意味でまんまと騙されて、最後はキレイに伏線回収。
これ以上は知らない方が楽しめる。こんな>>続きを読む
前半は痛快でゴキゲンなピカレスク剣戟と風刺コメディ(後の「まぼろしの市街戦」を彷彿)。後半はヌーベルバーグの香り漂う破滅的な青春。一皿でいろんなお味が楽しめます。
絶品のソースはクラウディア・カルデ>>続きを読む
冒頭のちょっとしたショック演出の巧さに「当たり」を確信。美容整形を舞台にしたのも新機軸。もちろん、病院は山奥、医者や看護師が時折交わす「バルカン語(創作らしい)」など、怪しげな雰囲気づくりにも抜かりな>>続きを読む
何だ、これ。何やねん、これ。何なんですか、これ。
何とか言ってくれ、ニコラス・ケイジ。一言もなしかよ。最後までなしかよ。コメント以前にセリフさえ。
殺人アニマトロニクス集団 v.s. 無敵の謎の男>>続きを読む
ケッタイなのとかババチイのばっかり選んで出るラドクリフ。もはや魔法使いのイメージ払拭というレベルではなく、本当にこういうのが好きなんだと思う。
一方で、昭和後期生まれの初期高齢者としては、カーペンタ>>続きを読む
鼻につかない自己陶酔系。ベルモンドが演じれば、承認欲求の強い中2もチャーミングに。
さらに、脇を固める役者陣が揃って味わい深いから、最後まで目が離せない。何てこたぁないストーリーだし、スカみたいなオ>>続きを読む
火山を生で体感できる悪趣味なリゾートを火山島に作ったら、本当に噴火しやがんの。なんて、科学者じゃなくても警鐘を鳴らせるせっかくのバカ設定を生かしきれず、いまいち振り切れなかった点が期待はずれ。こっちは>>続きを読む
情け無用で豪快なディザスター描写が、怖いとか悲しいの通り越してゲラゲラ笑えるレベル。すげぇぞ、これ。
ちょっとした「アルマゲドン」、なかなかの「タワーリング・インフェルノ」、そこそこの「エアポート」>>続きを読む
やっぱり最後は「ぶら下がる」ベルモンド。本来ならドタバタ・コメディなんだけど、今や時代の速度に置いていかれてドッタンバッタン・コメディに感じてしまうのはやむを得まい。要するに、昔はめちゃくちゃ笑えたは>>続きを読む
昔の香港ジャッキー映画並みのおおらかで雑な展開(おそらく、こちらが元ネタ)。コミカルでチャーミングでダンディなJPのキャラとアクションだけで最後までもたせる。深夜の吹替版でたまたま見たら得した気分にな>>続きを読む
改めて見直すと、時代とともにボロが出始めたというか、メッキが剥げ落ちた印象。
公開当時、世界観云々という絶賛に対して「景色がきれいなだけやん」としか思えなかった自分は感性が腐っているのだと諦めていた>>続きを読む
ミスリードが巧みなサスペンス映画。ジャンルを超えて、ホラー映画の方向にミスリードする辺りも、これまた巧い。
ただ、どんでん返しと呼ぶには、若干、反則気味というか「作りすぎ」。オチに至るまでの伏線はそ>>続きを読む
実在のスターたちを織り込んで虚実ない交ぜにしたあたりは、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・サンフェルナンド・バレー」ってとこか。
ティーンエイジャーをバカにしつつも、いまだに大人になりきれない自分>>続きを読む
サンドラ姐さん、いつもなら健気なドン臭さがチャーミングで笑えたのに、今回は何だか精彩を欠いていて残念。
その役割は、そっくりそのまま相方のチャニング・テイタムに。お人好しの脳筋キャラが一途で可愛い。>>続きを読む
久々にしっかり笑えた邦画。こういうバカバカしいの大好き。さすがに途中から飽きてくるし、何一つ感動もなければ学ぶところもないけれど。
徐々にグレードアップしていく敵役も楽しい。途中で遠藤憲一みたいな反>>続きを読む
ごちそう(アナ・デ・アルマス)の上にウンコ(ベン・アフレック)が載っかってる映画。ごちそうの先っちょに付いてるチョコチップ2ケ以外、食えるところナシ。
『ゴーン・ガール』『幸福の条件』に、ウディ・ア>>続きを読む
一体何と戦ってんだかイマイチよく分かんないんだけど、燃えるガイコツが炎上するバイクにまたがって疾走するビジュアルがひたすらおもちろい。そこだけリピート。
しかも、「おしおきだべぇ」とばかりに鎖をビュ>>続きを読む
バディもので、なりすましコントで、殺し屋やらテロリストやらが入り乱れる素人巻き込まれ型の犯罪アクションだから、個人的には大好物が揃った「ごちそう」。
期待を大幅に超えるほどではないが、決して裏切るこ>>続きを読む
「あるある」で「いるいる」なブラックコメディ。
胸糞悪い展開だし、すんげぇムカつく連中ばっかり出てくるんだけど、そこがまた面白い。
とはいえ、観るなら、心に余裕がある時に限る。下手に調子の悪い時な>>続きを読む
侵入上手で床上手(潜入ではなく侵入)。おそらく、学生時代の寮生活で磨いた夜這いのスキルが買われてスパイにリクルートされたと見た。
とにかく、終始、相手のウラをかき続けて包囲網をかいくぐるのが痛快。し>>続きを読む
21世紀の楢山節考。
SFに逃げたりコメディに寄せたりしなかった真摯な姿勢が素晴らしくもある一方で、ヒネリや芸のなさがもの足りなくもあり。ここまで真面目に来られたら、下手にイジれない。要するに、つま>>続きを読む
おもちろいけど真面目に語ったらアカンやつ。ツッコミ無粋。分かった上で楽しむ「ビールの友」。
90年代「ヴァン=ダム級」単細胞アクションのデジャヴ。要するに、主人公だけがバリ強くて、設備スカスカ、悪役>>続きを読む
脚本家が登場人物の人生をとことん弄ぶ系。韓流ドラマの原型とも言える。
回りくどさから伏線回収まで、すべてが「出来すぎ」。これでもかと言うぐらい。もはや芸術の域。記憶喪失という症状自体、出来すぎで都合>>続きを読む
50過ぎの中年オヤジが臆面もなく「実はラブコメ好きでした」ってカミングアウトできる、気持ちのいい佳作。
普通ならここでめでたく終了、となるクライマックスからのもう一ヒネリで凡百のラブコメとは一線を画>>続きを読む
タイムループに「お仲間さん(相席?)」がいる点が斬新。巻き込まれてブチ切れる辺り、そりゃ当然だわ(笑)。
ループの根拠となる物理学的な理論なんて、正直どーでもいい。ツラツラと聞かされても「へぇ、そー>>続きを読む
キャラクターたちへの共感はほどほどに(というか、ほとんどそっちのけで)、クライム・サスペンスに徹した作りを潔いと捉えるか、物足りないと感じるかで評価や好みが変わるのでは。
侵入や金庫破りのテクニカル>>続きを読む
笑えるのに笑えなくなってくるシチュエーション・コメディ。
どんどんドツボにはまって右往左往する様に笑いながらも、BLMで徐々に背筋が寒くなってくる。ベースは軽いドタバタ学園コメディ(そして例によって>>続きを読む
後ろ楯を失って世界中が一斉に敵に回るという因果応報で八方塞がりな状況設定に目が離せなくなるし、そんな逆境にめげないキャラが気持ちいい。これを「前向き」と言って良いのかどうかは別にして。
ガーリー(あ>>続きを読む
見る前からバカにしてたし、実際、見たらバカだった前作。●卒ヤンキーの妄想映画が、まさかここまで更正しているとは。まるで、ワイスピの3以前と4以降みたいな変貌ぶり。いつの間にか箱の中身だけすり替わってい>>続きを読む