Mikiさんの映画レビュー・感想・評価

Miki

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

事前に読んだ口コミでは広島・長崎の描かれ方があっさりしすぎだという指摘が散見されたので、「日本人やっつけてやったぜ⭐︎ざまみろ⭐︎」みたいなノリだったら胸糞だなと思って観る前は身構えてしまったけど、実>>続きを読む

説得(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

主人公、昔の恋人のことまだめちゃくちゃ好きなのに気まずさと意地で気持ちを伝えるどころか後退しまくってるのがとても人間臭くて良かった。さながら「かぐや様は告らせたい」の鬱バージョン。

でもジェーンオー
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

5.0

素晴らしい作品。暗号解読に挑んだ人々の情熱、国家の戦勝のために犠牲となった大勢の市井の人々、マイノリティへの無理解による悲劇や社会的損失、などなど。重いテーマを真正面から扱っているので観た後は明るい気>>続きを読む

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

3.7

大画面で魔法動物や魔法バトルを観ることによるカタルシスが凄い。キャラクターも皆魅力的で、特に初登場のヒックス先生はかっこいい強い女で相当好みです。
しかしながら、伏線回収の手腕含めストーリーの完成度の
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ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツ(2022年製作の映画)

5.0

新刊が出れば文字通り寝食忘れて貪り読み、映画の新作が公開されれば喜び勇んで映画館に観に行ってた、ど真ん中の世代。まさにハリポタと共に成長してきたと思ってる。

全てのキャスト・スタッフの作品愛や、お互
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EMMA エマ(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

19世紀のファッションがカラフルできらきらで可愛い!
エマ、安易に媚びない意思の堅そうな感じがかなり好きだったんだけど、原作のエマはどちらかと言うと他人の恋沙汰に首突っ込んで面白がってる世間知らずのお
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ハリー・ポッターと賢者の石(2001年製作の映画)

4.8

何度観てもわくわくする!!
映画も原作も全て追いかけてる生粋のマニアである私。全ての描写が具体的すぎて、マグルが気づいてないだけで実は魔法界って本当にあるんじゃないかと半ば本気で思ってしまう。なんせ魔
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罪の声(2020年製作の映画)

4.0

ずっと観たかったやつ、ネトフリに登場してやっと観れた。
色んな人々の恨み怒り悲しみが濃度高く渦巻いていて情緒をぐちゃぐちゃにされるサスペンス。期待以上に良かったので推せます。
しかし無関係の子どもを巻
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ウォールフラワー(2012年製作の映画)

3.5

やはり性とドラッグに奔放なアメリカ!登場するのは普通の10代の少年少女で、なんなら名門大学に入学決めちゃうような優秀な層もいるのに、カジュアルにクスリやりだすのとかが違和感ありすぎて本筋に集中できなか>>続きを読む

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

最後、犯罪から足洗ってあんな風に堅気の世界で成功できたのは驚き。しかも、実在のアバグネイル氏本人も出所後心を入れ替えてFBIに協力したのは事実らしい。

自分がお金を稼げば両親がヨリを戻せるのではない
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マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

3.8

キムタク、いつものモテる二枚目役とは一味違うハードボイルド。長澤まさみさんと一緒に優秀な仕事人の役柄で、2人ともかっこいい。
ミステリー観るときはいつも一応犯人やトリックを当てようと頑張ってみるけど当
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シンデレラ(2021年製作の映画)

4.3

フェミニズムをふんだんに取り入れつつ、女に降り掛かる理不尽だけではなく、王族に生まれたゆえに恋愛結婚が困難であるという王子の苦悩も描いているのがバランス取れてて良い。
ただ容姿の美しい女と結婚したいっ
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華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)

3.2

予備知識ほぼ無しで見たけどこういう話だったのね。
序盤はオーシャンズシリーズを思わせるお洒落クライムコメディ的雰囲気だったけど、実は悲恋モノだったのでちょっと意外だった。(もとはアメリカ古典文学の傑作
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ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)

4.3

ルース・ベイダー・ギンズバーグさんという実在の女性法律家を主人公に、アメリカの性差別撤廃の歴史を描いた作品。
前から興味はあったものの、性差別がテーマってことはさぞ胸糞悪いシーンがてんこもりなんだろう
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ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

4.0

ほんとの日常の会話みたいな最小限の台詞で淡々と静かに進んでいくけど、たまにクスッと笑えるところもある。週末の夜に1人で酒呑みながら観るのにぴったり。
登場人物はそれぞれに他人に想いを寄せたりするけどそ
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クルエラ(2021年製作の映画)

4.5

かなり面白かった!!善悪はいつも相対的に決まるものだよね、なんてのはありきたりなテーマだけど、ハイセンスな映像と音楽で最後までダレずに観られる。そしてエマストーンの演技が凄い。
ただ途中でかなりきつい
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.0

SUITSのドラマ観たときも思ったけど、アメリカにおける性とドラッグへの異常なハードルの低さは何なんだろうな...(あくまで日本人の目には異常に見えると言う意味ですが。)
その点は終始カルチャーショッ
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ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ(2018年製作の映画)

4.0

超有名な作品が一度はナチスに略奪されていたということを初めて知ったりして、えーっ!!と時々でかい声出しながら観た。
そして月並みな感想だけど、反ユダヤ主義の歴史があまりにも恐ろしくて、こんな過ちを繰り
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

3.7

登場人物が皆んな要点だけまとめて簡潔に喋る上、時系列が行ったり来たりするのでついていくのがちょっと大変だったけど、辛抱強く観続ければ全体の展開はまあ分かる。(台詞が分かりにくいのは字幕だからかな...>>続きを読む