結局それぞれの兄弟が振り出しに戻ってしまったように見えるけど、たった一度だけでも心を通わせて命を繋ぎ止めたって事実はちゃんと残り続けるから以前の関係からは少しだけ変わっている。そんな風に感じたから良い>>続きを読む
劇中どの視点でも価値の無い事が繰り返されていて、見ていてずっと虚しかった。最後に映ったささやかな繋がりだけが2時間の中で価値を持っていたと思う。
このレビューはネタバレを含みます
三上はある人にとっては殺人犯であり。ある人にとっては取材対象であり、ある人にとっては隣人であり、友人であり、父親であり、兄弟であり、息子である。
嵐の前に訪れた死は殺人犯としての三上の最期に相応しい>>続きを読む
ジョゼは二人で過ごした時間を愛おしい記憶として、恒夫は苦い記憶としてこの先持ち続けるのだと思う。ジョゼは二人の時間が長くは続かない事を知っていたから恒夫が居る内は車椅子を買わなくて、恒夫は二人の未来を>>続きを読む