DKさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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トロール(2022年製作の映画)

3.6

歴史とともに忘れ去られること。確かに神話の世界であったことがどうして根も葉もない絵空事だと言えるのか。
そういった文脈で当然ながらカッパは実在したと信じているし、場合によっては深遠な山奥にはあしたかを
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.2

数年前に福島の帰宅困難エリアをとおり仙台まで車で北上した時のことは、忘れられない記憶で、今回この映画で追体験したような気がしました。
ロードサイトの店は当時のまま朽ち果て、あるがままを晒す光景は、蓋を
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.8

OKA-HND 機内にて。
飛行機の中で観る映画としてはなかなか良いチョイスだった。邪魔が入らず没入でき、大画面は必要ない作品。

前半はただただ幸福を映画にしたような展開だった。ターニングポイントは
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ハリガン氏の電話(2022年製作の映画)

3.2

心の交流かと思いきや、不思議要素もあるんだと思ったら、スティーブンキング作品なんですね。何にも知らない状態で見たので。

ハリガン氏がiPhoneの魅力を理解するあたりは心温まる展開だったんですが。
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百花(2022年製作の映画)

4.0

自分も歳をとって親もいつそうなっても不思議ではない年齢となった。今は元気だけど老いからは誰も逃げることはできないのだ。
大学時代に仏教の授業があり先生のお坊さんが言っていたのをいまだに覚えている。『痴
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アイ・ケイム・バイ(2022年製作の映画)

3.6

HND-OKA のフライト内で持ち込みiPadにて鑑賞。評価は低いけどおもしろかったけどな。貴族、公爵の方々が善良で偏りがないかはわからないわけで。その中にサイコパスがいたって不思議はない。判事で公爵>>続きを読む

マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

3.7

レザレクション(Resurrection)はキリストの復活などで使われるワードだけど、確かに少し残念な復活だったね。
このマトリックスシリーズの世界観は当時ぶっ飛んだのをよく覚えてる。こういう設定と世
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予告犯(2015年製作の映画)

3.5

なかなか面白い。
最後まで真実を語らず一人で背負うこと。
残された3人が前を向いて歩けるなら価値があるのか。巻き込まれたという設定で世間をごまかし通せるのかとか、色々考えてしまった。コミック原作の方が
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ラスト・シフト(2020年製作の映画)

3.6

なんだこりゃと見終わった後には思いましたが、シーンが印象的でと言っても取り留めのないようなシーンの連続なんだけど、アメリカが抱える根深い問題がそこかしこに見て取れる気がした。
金銭的には底辺にいる人々
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スパイダーヘッド(2022年製作の映画)

3.7

制作も出演も豪華です。
治験に参加することで囚人の刑務所での自由度が変わるというのは、合理的なアイデアだなあと思いました。まともな薬ならね‼️笑

なんか無機質な空間と治験というなの人体実験は私的には
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デイ・シフト(2022年製作の映画)

3.0

バンパイアものと知らずに暇つぶしでみたのですが、前半のアクションはテンポよくて最高。後半とかラスボスとか飽きてしまった感じか。テンションと興味を維持し続けるのってやはり難しいんだろうなあ。

ストーリ
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.8

これは期せずして面白かった。
それぞれキャラがたちすぎな感もありますが(特に國村さん)わかりやすくて良いと感じました。
出版業会のことは何もわからなかったけど、大泉洋みたいな雑誌編集者たくさんいそうだ
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グレイマン(2022年製作の映画)

3.5

観るには観たんだけど、、、
1.やはりこの手の映画は映画館で見た方がいい
2.とはいえストーリー展開が薄口
ということで、後味は残らない感じでした。
ライアン・ゴズリングが出てるアクションだからなんか
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スタートアップ!(2019年製作の映画)

3.5

マドンソクのビジュアル 2度見したわ。
すごい話ではない、一人の若者の成長を描くヒューマンドラマなんだけど、マドンソクってこういう役もやるのねーと思ってたらやっぱり最後はそうよねと。

気合も必要なし
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INTERCEPTOR/インターセプター(2022年製作の映画)

3.5

絶海にうかぶ迎撃ミサイル発射拠点SBX-1で繰り広げられる、テロリストとの戦い。設定は新しくてなかなか面白いと思いました。
目の前にあるリスクに対して合理的な備えをするのは当たり前だ。ICBMを迎撃す
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グリーンランドー地球最後の2日間ー(2020年製作の映画)

3.7

普通に面白いディザスタームービーだった。
彗星の衝突、滅亡の危機 家族の再生 国家的な種の生存計画などがテーマなんですが、彗星の落下シーンが良い。

でも、よく考えるとシェルターには動物とか植物はない
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

5.0

数年前に続編のことを知ってから、コロナ禍により延期を繰り返しついにこの日がやってきた。前作にどハマりしたのは中学生のころ。毎日友人の家に通い擦り切れるほどビデオを見たあの頃から30年以上経っても自分に>>続きを読む

ユナイテッド93(2006年製作の映画)

3.9

結末を知っていてみても衝撃的な内容だった。私が新宿の高層ビルでテレビで見ていたタワーから濛々と上る煙の異様さはまだ鮮明に覚えている。後になりその歴史的なイベントは、全体の一部だったことを知る。
思うの
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ザ・インタープリター(2005年製作の映画)

3.8

国連でマトボ共和国のクー語の通訳を務める主人公とシークレットサービスのエージェントの話なんですが、共和国の大統領?が国連で演説するシーン。この作品が封切られた頃にはまだ国連の存在感はあったのでしょう。>>続きを読む

オクジャ okja(2017年製作の映画)

3.9

なんだかお前はどう考える?と常に問いかけられている気がした。
食糧問題は深刻で遺伝子組み換えの巨大豚が遺伝子組み換えなしで出来上がり、食糧危機を救うと言う文脈で否定できる要素はない。
実際巨大な食肉工
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ミッドウェイ(2019年製作の映画)

3.6

地球滅亡させるならこの人、エメリッヒ監督の描く史実は、一体何を期待した結果なのかとちょっと疑問も残る結果に。
アメリカと日本の置かれた立場や状況などちゃんと描かれていることには驚いたけど、やっぱり人物
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パニック・フライト(2005年製作の映画)

3.5

雨のゴールデンウィーク初日。
なかなか面白かった。
原題のred eyeは夜間飛行便のことらしいのですが、乗客が寝不足で目が赤くなるからってのが想像の斜め上だった。

邦題のパニックフライトの割にパニ
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コードネーム エンジェル(2018年製作の映画)

3.5

エジプトとイスラエルの関係がよくわかった。20年くらい前にカイロに行ったけど覚えてるのは道端に座り何することなく過ごす男たちの姿。こんなに一生懸命な人は見なかったなあ。これといった産業もなくて、数千年>>続きを読む

ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

3.9

一般には知られないところで大きな貢献をする人がいる。映画の世界の音響技術者はまさにそんな感じの仕事なんだなあと。
音は最も感情に訴える。なるほどそうですね。あの戦闘機の音は本当はそんなだったのね。でも
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マティアス&マキシム(2019年製作の映画)

3.8

観ようと思っててみてなかった作品。
長年付き合う友人とひょんなことからキスをすることになりそこから秘めていた相手への想いに気づいていく物語。セクシャルオリエンテーションに対する周りの感覚だとか、ストレ
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パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

3.9

素晴らしい構図と綺麗な風景を愛でつつとても静かな西部劇ってのもなあとおもいつつ終わりを迎えた後からじわじわ来る感じ。
自分の中でも色々な解釈があって、反芻しながら楽しめる系な映画でした。

ローズとピ
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運命のイタズラ(2022年製作の映画)

3.0

とりあえずは原題問題なんだけど、この原題をいい感じに訳すのは難問かもって観終わった後におもいました。
原題のままでいいんじゃないすか?の一言がのぞまれる。
ゆるい。誰も本気じゃないのがいい。
本気なの
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ハリエット(2019年製作の映画)

4.0

わずか200年か150年前の史実、奴隷制。日本人には実感を持って考えることの少ないテーマだろう。奴隷を資産価値のあるものとして売り買いしていたのはそんなに昔のことではない。現代では流石にこんなことはな>>続きを読む

レスキュードッグ・ルビー(2022年製作の映画)

3.9

多動症の警察官と殺処分寸前の雑種犬の奇跡の実話。最後はそうきたか!ってなります。
ミニチュアピンシャーがうちに来て四ヶ月。初めて犬との暮らしは私にとっても驚きの連続だったことを思い出して、うるうるきま
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ブラック・クラブ(2022年製作の映画)

3.4

全編通してひたすら暗い。きっと明かりが失われたウクライナもこんな風なのかもと思いながら観てました。
大国に迫られて上層部は最後の手段を決死隊に託す。スケートで400キロ先までこれ持ってって‼️歩いて持
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ライリー・ノース 復讐の女神(2018年製作の映画)

3.4

夫と娘を殺された主婦が落とし前つけるために街に戻ってきた話。ヨーロッパの地下格闘技とかまで経験して帰ってきたママは別人。
メッセージ性は薄いけど暇つぶしには最適。

最後のシーンがまたいいのよね。

ブラック アンド ブルー(2019年製作の映画)

3.8

南部の街で元アフガニスタン従軍軍人のアリシアが警察に蔓延る汚職と対峙する物語。black(黒人)でありblue(警官)でもあるアリシアの戦いはとにかく味方がいない。
警官はことごとく毒饅頭を喰らってる
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アダム&アダム(2022年製作の映画)

3.9

好きなテーマだけど、ネトフリ映画だからなあと期待値低めでみ出したら、とてものめり込んだ。ライアンレイノルズの軽いキャラがいつもながらに心地よく、サイエンスフィクションの出来もかなりいい上に、昔の自分と>>続きを読む

レストレス(2022年製作の映画)

3.5

韓国映画のリメイクとのこと。やはり韓国のフィルムインダストリーはなんか勢いありますね!フランス映画で全編暗いのがとてもいい。暗いけどなんか皮肉っぽいのも好みでした。警官は巨悪と繋がるのはどこでも普遍的>>続きを読む

バケモノの子(2015年製作の映画)

3.7

渋谷とバケモノの世界が繋がってるという概念はなんかいいなと思いました。
横浜の田舎者からみても渋谷はバケモノの世界に違いない。都会の人はいっぱいいるけど孤独みたいなことを色々考えてなるほどってなりまし
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