頭痛もちさんの映画レビュー・感想・評価

頭痛もち

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流浪の月(2022年製作の映画)

3.8

共依存関係に近いのかな。なんとも言えない、いい難い二人の関係。
社会から逸れた二人の流浪の物語。

松坂桃李の文はどこか浮世離れした人物で、痩せ細ったそのシルエットからもかなりリアル。

横浜流星のD
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リング(1998年製作の映画)

3.7

大学生の頃に、友人達と肝試し気分で観に行った作品。

「変な家」を観たであろう若者グループが、電車でテンション高く話していた。
自分も当時こんな風だったのかとちょっと恥ずかしくなり、ふとこの作品を思い
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線は、僕を描く(2022年製作の映画)

3.3

水墨画に魅せられた青年の心の再生を描く作品。

あまり盛り上がらなそうと思って観てみたが、意外と引き込まれる。

なんと言っても清原果耶の佇まい、姿勢が凛として素晴らしい。空気感を捉えるのが上手い。
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花腐し(2023年製作の映画)

3.0

モノクロ部分など、凄く昔の古き良き日本映画の雰囲気がある作品。

綾野剛と柄本佑はこういう役がしっくりくる。

ただ肝心のヒロインに、二人が夢中になるほどの魅力をあまり感じなかったかな。
もちろん、さ
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バーバリアン(2022年製作の映画)

3.1

怖すぎないホラー作品。
オススメで観てみて後悔。

ただただあの人は酷く気持ち悪い。
3部構成で見やすく、特に2部は緊張感無し。

オカルトの類いよりこういうのが厄介かも。

テス、頑張った。

嵐の中で(2018年製作の映画)

4.1

神が描くは曲線で。の監督らしい、緊張感あるタイムトラベル作品。

全く知らなかったけど。おすすめに出てきて鑑賞。

後半は切ない。。ニコ。。。

浮気夫との結婚生活より、素敵な恋人がいて医者として成功
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名探偵コナン 時計じかけの摩天楼(1997年製作の映画)

4.5

5月4日は新一、コナンくんの誕生日。久々に見た劇場版一作目。

爆弾魔との戦い。電車のくだりはスピードを彷彿させて緊張感あり、何といてもラストのハイドシティビル爆破。

最後は二人のラブロマンスに綺麗
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ハート・オブ・ストーン(2023年製作の映画)

4.0

オープニングから凄まじく、雪山でのパラグライダー、銃撃戦、肉弾戦、カーチェイス、毒、罠で爆破、バイクアクション、などなど。
目まぐるしく多彩なアクションをストーリーちゃんと進めながらやってるので文句な
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.0

日本映画の底力を見た気がします。

ゴジラの映画は人間ドラマをいかにリアルに描くかが鍵だと改めて実感。その点これまでもCGのリアリティーと人情味を上手く描いてた山崎監督の手腕が光る。まさに適任。

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名探偵コナン ハロウィンの花嫁(2022年製作の映画)

4.0

地味に自分の中では評価高い作品。
過去の出来事とも上手くリンクしていて、あまりアラは目立たない。

何はともあれ犯人が有能過ぎる。

警察学校の四人を相手に逃げ切るし、コナンをワナにはめるし、何より安
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シティーハンター(2024年製作の映画)

3.9

懐かしい!

想像以上に冴羽獠と槇村でした。

ただ、現代にしないで、原作の時代設定の方が良かったような。あの世界観にスマホはにあわない。

感心したのは槇村の最期が雨でなくスプリンクラーになって上手
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インファナル・アフェア(2002年製作の映画)

4.2

潜入捜査ものの最高傑作。

アンディラウとトニーレオンだから成し得た、リアルな演技に痺れます。

10年に及ぶ潜入の辛さが真に迫る。
勧善懲悪ではないラストがまたいい。

二人に拍手👏

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.7

合唱部の部長の中学生聡実が、ヤクザ、狂児の歌の先生に。

普通の話なのに、すごく引き込まれた。
二人の会話が面白く、キャラクターが自然。
クールに見えて多感な聡実君がいかにもいそう。綾野剛演じる狂児が
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名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

4.0

北海道舞台にコナン服部vsキッドvsその他諸々でお宝争奪戦!

謎解きが凝っていた。
あんなキャラも?なんかたくさん人出てて、頭が追いつかない。
それでもやっぱり面白い。

最後、じゃああれは誰??っ
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DEATH NOTE デスノート the Last name(2006年製作の映画)

4.0

アンチヒーローものの先駆け作品。前後作品で連続公開もこの作品からだったような。
公開当時2部作とも映画館行きました。最近、なぜか子供がハマってて、再鑑賞。

二人の心理戦が緊張感あり、さらにミサミサが
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春夏秋冬そして春(2003年製作の映画)

4.0

全く予備知識なく観ましたが、深い。
最初はわけが解らず、ぼーと観てましたが、いつの間にか食い入るように観てしまいました。

人生と季節は似ている。
主人公の人生を季節になぞりつつ、無駄を省きながらも真
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聖闘士星矢 The Beginning(2023年製作の映画)

2.0

別物と考えてもつまらない。

何をする話かもわからない。
原作をある程度なぞれば最低限面白くなるはずなのにドラゴンボールといい、こうなるんだろう??

沙織の母??
フェニックスが小物感酷い。
クロス
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市子(2023年製作の映画)

4.2

もう杉咲花さん、最高。凄すぎ。

主人公の生い立ち、そうせざる得ない状況がつらすぎる。

表情筋をかなり操ってるというか、表情だけでも説得力あるのに、セリフが胸を打つ。
もうね、圧巻です。

とにかく
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.1

空に浮かぶ宇宙船があっても攻撃してこない。
だから何か変わる訳でもなく、日常は続く。

幾田りら、天才。うますぎ。
あのちゃん、浅野いにおのキャラクターとの親和性高すぎる。ピッタリ。

知ってるよ。
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

4.0

アニメ製作に携わる人達の覇権をかけた戦いを描く作品。
皆いい作品を作りたいという信念、プライドを持って作ってる。下手なドキュメンタリーよりわかりやすい。
綺麗に作りすぎかもしれませんが、知ってるようで
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ブリジット・ジョーンズの日記(2001年製作の映画)

4.5

懐かしい!!

個人的にイギリスのラブコメの最高傑作だと思う。

コリンファース、ヒューグラント2人ともかなりイキイキ演じてます。
何より体重増やして臨んだレニーの体当たりに演技が、素晴らしい!!
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ビューティフル・ライフ -もう二度と離さない-(2011年製作の映画)

3.0

スーチーはやはりいつまで経ってもきれい。
とは言ってもあまりいい性格の役ではなくなかなか入り込みづらい。

話も飛び飛びで凄い怒涛の不幸な展開続き。

最後は希望がみえますが、とりあえず疲れた。

ダムゼル/運命を拓きし者(2024年製作の映画)

2.8

これは、コメディ??

結婚式→奈落の底→ドラゴンから逃げる→戦う→真の敵を倒す

なんか、シロウトが書いた脚本みたいでも少しどうにかならなかったのかと。
ヒロインの演技力でなんとかみれる作品に。
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.6

ようやく観ました。
主演の2人の演技を堪能する映画。

なかなかグロい。

阿部サダヲと水上恒司の会話劇中心だけど、飽きさせず楽しめました。かなり二転三転。

他のキャストがなんか総じておかしいのは演
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星明かりを見上げれば(2022年製作の映画)

4.3

なんだこれ、傑作。
千鳥の大吾みたいな風貌の葬儀屋の男が身寄りのない子供と出会い、成長する話。
よく出来た脚本でご都合主義でもすんなり入るし、次々とエピソードが入るから退屈しない。
何より主人公と少女
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神が描くは曲線で(2022年製作の映画)

3.9

タイトルに惹かれて予備知識なく鑑賞。
シャッターアイランドと似ていてリメイクかと思ったら違った。

おかしいのは病院か、自分か?

セリフひとつでどちらにも取れてどっち??って最後まで混乱。

スッキ
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オキシジェン(2021年製作の映画)

3.6

目が覚めたら極低温ポットに入ってた女性の壮大な自分探しの話。

ワンシュチュエーションスリラーだけど、あまり緊張感もなく、前半がやや単調。

後半徐々に明るみになる真実が大スペクタクル過ぎて、予想外過
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ある男(2022年製作の映画)

4.2

これは静かに胸を抉られる作品。

一人一人、そして自分自身の無意識の差別がある限り、戸籍を変えてまで人生やり直したくなる人は後を経たないでしょう。
それが、自分の過ちとかではなく、生まれた親や人種のせ
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パレード(2024年製作の映画)

3.8

豪華出演陣の優しい雰囲気の作品。

役者の熱演もいいし、ストーリーも悪くないけど
生きてる人に見えたり、探し人があっさり見つかったり、ちょっと都合よくなるところがあって。
それが気になりました。

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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.4

大好きな原作、大好きな監督の作品であるので期待して観ましたが、、、。
上回る出来で、かなり感情を持っていかれました。

別に特定の病気の辛さを言いたい話じゃなくて、抗えない挫折からくる自信喪失、周りに
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

5.0

不朽の名作。説明不要。

別に刑務所にいるわけじゃないですが、社畜気味な今の自分とアンディの境遇が割と似ててつらい。頑張るほど抜け出せなくて。

だからこそ、あの結末、痺れます。

雲の中で散歩(1995年製作の映画)

3.8

何げなくみたら面白かった。かなり前の作品。
昔のキアヌは超絶イケメン。もはや彫刻

なんか妊婦の婚約者のふりってなんか反町と和久井映見のドラマでもありましたが、こっちが元ネタ。

優雅な感じで、映像が
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モラルセンス ~君はご主人様~(2022年製作の映画)

3.6

ちょっと変化球なSM系ラブコメ。

題材が題材ですが、根本は普通のラブコメ。
相手の問題点をどこまで許容できるか?でしょうか。このSMの趣向は理解できないのですが、認めるだけでいいのかな。そんな気にな
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.2

凄くいい題材、音楽なのになんか、イマイチハマれなかった作品。

理由は虐待描写とその後の主人公の動き。

後半の1人で行くところ。成長や殻を破るにも、ちょっと一人で行かせるか?とハラハラ感が強くて。入
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重力ピエロ(2009年製作の映画)

4.0

春が二階から落ちてきた。

なんだろう、凄く好き。
昔の伊坂幸太郎のセリフは神がっている。
定期的に観たくなる作品。

お父さんお母さんの仏のような笑顔が印象的。

岡田くんと吉高さん、若い。小日向さ
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20世紀のキミ(2022年製作の映画)

3.5

かなり眩しいベタなラブストーリー。
ヒロインが昔の仲間由紀恵に似てる。

90年代後半。ヒロインが心臓の手術を控えた親友の為に、意中の相手の情報を集めをし始めて。。

まあ、ありがちな感じです。見せ方
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