Kaitoさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

Kaito

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ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

3.5

ラストに流れる曲から逆算して作ったんじゃないかと思わせる表現に関する黒い笑いに満ちた一本でした。
出来上がったお家に関しては想像内でしたが、狩りから続く家族団欒のシーンを大画面で観れる日本は凄い国です
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パドマーワト 女神の誕生(2018年製作の映画)

3.8

野蛮な現実に対して民族の美学を貫くというシンプルな展開と旦那がアレなのでカミさんが苦労するという話でしたが、圧巻の映像美でした。
映画が始まる前の鑑賞時の注意事項でオチのネタバレがあるので始まるまで目
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海獣の子供(2018年製作の映画)

4.0

画像の美しさは万人向きですが、コミュニケーションを文字や言葉でなく映像で描く物語なので、観る人によって印象がかなり異なると思います。
終盤は、うまく言葉には出来ないけど、何か凄いモノ観たというお子様状
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アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

3.5

杜撰な計画とその結果を本人達が解説するという罰ゲーム構成で、自己承認欲求の虚しさを分かりやすく描いている教育的な実話モノでした。
過去の出来事として綺麗事にせず、被害者が全く許していないのが○

プロメア(2019年製作の映画)

4.0

立ち過ぎなキャラとケレン味たっぷりの足し算の美学で押しきるジェットコースター展開のSF大活劇で、王道展開に燃え萌えの111分でした。

オーヴァーロード(2018年製作の映画)

3.5

「武器人間」のようなガイキ○医師がいませんでしたが、ナチ系○○モノらしくガイ○チ指揮官が全て持って行ってしまう展開で戦闘シーンも良く、好きな人にはたまらない代物でした。

ガルヴェストン(2018年製作の映画)

3.5

組織に裏切られた男と訳あり女の逃避行でアメリカ映画とくればドンパチ多めの破滅型と思いきや、叙情的かつ現実的着地という欧州映画の展開で、オジさん的にはグッとくる拾い物でした。

アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

4.5

社長とキャップの和解とそれぞれの人生の選択は「アイアンマン」からシリーズ全作をリアルタイムで観てきた者には感無量でした。
シリーズを通した各キャラの成長と関係性が物語に絡み大決戦を迎える、ファンには最
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マローボーン家の掟(2017年製作の映画)

3.0

ホラー/サスペンスとしての描写は普通で、勘の良い人は中盤で仕掛けに気付くと思います。
恋愛要素やアクションも盛り込んでごった煮状態だわ、親切過ぎるネタバレで観客に想像の余地を与えてくれないわで、ノレま
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芳華-Youth-(2017年製作の映画)

4.0

鄧麗君の歌と男女の長期に渡る話で「ラヴソング』を彷彿とさせますが、無断で軍服を借りて写真を撮る等、観る前に中国の現代史と社会背景を勉強しないと意味が伝わらないところがあります。
人民解放軍の映画会社が
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僕たちのラストステージ(2018年製作の映画)

3.7

仕事優先の旦那さんの行動原理は洋の東西を問わないことがよく分かる一本で、終盤の展開は分かっているのに男泣きでした。

バイス(2018年製作の映画)

4.0

ダメ男の出世物語として中盤まではブラックコメディ調に笑い声も出ていましたが、後半は世界規模の「家庭の幸福は諸悪の本」の展開に、上映後の劇場内の雰囲気が「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」なみにエ>>続きを読む

キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

4.0

単体作品としても楽しいですが、マーベル映画世界の伏線回収が多く、「アベンジャーズ/エンドゲーム」を観るなら必見です。
男女バディもので「Streets of Fire 」「The Peacemaker
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アリータ:バトル・エンジェル(2018年製作の映画)

4.0

惚れた相手に某兵団でおなじみのフレーズをリアルに行う性格の主人公、原作に準拠したキャメロン監督十八番のデストピアSF世界、ロドリゲス監督らしい暴力とロマンス描写のてんこ盛りと、好きな人にはたまらない内>>続きを読む

翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.7

原作をリアルタイムで読んでいた世代として実写化は不安でしたが、BL要素を○塚方式でクリアし、現在進行形の物語と並行で描くという展開、妙にはまっているキャスティングと見事な実写化でした。
エンディングで
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ファースト・マン(2018年製作の映画)

3.8

冒頭のXー15操縦シーンで体験させることに力を入れていることが分かる、劇場で見るべき画と音に溢れた作品でした。
ある哀しみから狂的に仕事にのめり込む無口な主人公が最後に見せる表情としぐさには、大人であ
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ANON アノン(2018年製作の映画)

3.0

SF設定は一般的でしたが、思考実験的な物語と役者陣がしっかりしているので最後まで楽しめました。

シークレット・ヴォイス(2018年製作の映画)

3.0

「マジカルガール」同様に悲劇的な物語でしたが、同作のようなどうかしている展開は無く、淡々とヒドい方向に流れていく欧州映画の伝統を楽しめます。

ゲヘナ(2016年製作の映画)

2.5

ジジイのメイクは頑張っていましたが、この手のジャンル映画が好きな人は早々にオチが読めてしまう展開で残念でした。

暁に祈れ(2017年製作の映画)

3.0

刑務所で自身の価値を見出すボクサーという「あしたのジョー」的設定の実話モノでした。格闘シーンを含めてリアル路線で、東南アジアのガクブルな囚人環境が見所でした。

斬、(2018年製作の映画)

4.0

パワハラ親父の無茶振りと周囲の期待に、個人が押しつぶされていくイイお話デシタ。時代劇でこれをやる確信犯ぶりが粋です。

アンクル・ドリュー(2018年製作の映画)

3.3

米国名物のスポーツ・コメディですが、シャキール・オニール含めた伝説の選手を揃えて下ネタ含みという他国では実現出来ない豪華さでした。
キャラ立ち過ぎな主人公達がちゃんと成長する物語で、楽しめる良作でした
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.7

主人公を置き去りにして時間が経過していく寂寥感がキツいので、心が弱っている時に観ないようにしましょう。
主人公を含めたゴーストが現世に留まる姿が切なく、特にあるゴーストの存在と成仏する理由に泣かされま
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ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション(2018年製作の映画)

3.0

前作はTV版の延長版でしたが、今回はTV版と異なる設定/性格で戸惑いましたが、これはコレでありと思わせる魅力が有りました。
完結編に期待が出てきました。

イット・カムズ・アット・ナイト(2017年製作の映画)

3.5

「家庭の幸福は諸悪の元」を突き詰めた話で、基本的に善良な人達が自らカルネアデスの板的状況にたどり着かされるので、精神面に結構なダメージをくらわせてくれます。

恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

4.0

CGなにそれ?の時代に撮られたかと思うと戦慄する狂気の画造りで、ただ圧倒されます。70年代映画らしい無情さに溢れたストーリーとオッさん達の顔つきが堪りません。

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

3.8

魔法世界の「帝国の逆襲」でした。風呂敷を広げまくっていて、次作が楽しみです。

シュガー・ラッシュ:オンライン(2018年製作の映画)

3.8

大人は大人目線で、子供は子供目線で楽しめる見事な作品で、本作だけでも楽しめますが、主人公達の関係を分かった上で観るとより楽しめるので、前作を観てから行きましょう。
ディズニー作品のプリンセスが勢ぞろい
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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

4.0

Lady Gaga はもちろん Bradley Cooperの歌うシーンが素晴らしく、序盤に歌う 「Maybe It's Time 」がその後を暗示し、才能が有り成功しながら抱えていた闇に追いつかれる>>続きを読む

アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング(2018年製作の映画)

3.5

本人が自分を特別な人間と思い込んでいるだけという厨二設定で笑わせながら、コンプレックスと自身について考えさせられるる上質のコメディーでした。
劇中の水着コンテストのシーンは遊び相手と本気の相手の選び方
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迫り来る嵐(2017年製作の映画)

3.6

中国現代史を背景としたノワールでしたが、香港変換時に市民が持っていた変化への期待感といった九十年代後半の空気の再現が凄かったです。
主人公が持つ電棍等、画像で説明する事象が多いので、ボンヤリ観ていると
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ホイットニー~オールウェイズ・ラヴ・ユー~(2018年製作の映画)

3.5

正式デビュー前の歌う映像は、リアルタイムで聴いていた世代への新春のご褒美でしたが、ヤク中治療から復帰して生活の為に歌うようになった残酷な場面はキツかったです。
並外れた才能で仕事で成功するも、埋められ
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グリンチ(2018年製作の映画)

3.0

罪を憎んで人を憎まずというクリスマスらしい良い話でした。主人公の動機はベタですが、眼から◯水が...

ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

4.0

前作は超絶ブラックな非道い現場の話でしたが、今回は政治絡みの非情な話で、現場の悲哀と矜持に働くパパは男泣きでした。(仕事内容は相変わらずヒデーですが)

GODZILLA 星を喰う者(2018年製作の映画)

3.0

ゴジラ映画のお約束を散りばめたSF映画で、最終作らしいカタストロフ展開の虚淵節が全開で、好きな人にはたまりません。
1作目/2作目で人知を尽くして3作目にどエライ天命を召喚するという展開で、三部作モノ
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search/サーチ(2018年製作の映画)

4.0

この手の映画でアジア系米国人が主役というのも凄いですが、画の造り方と話の展開も上手く、主人公の成長と良い着地点で素晴らしい出来でした。パソコン画面上でのみ展開するという宣伝文句にアイデア倒れモノと思っ>>続きを読む