drawさんの映画レビュー・感想・評価

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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◯「彼の世界に対する見方や経験に観客を巻き込みたい」と語るノーラン監督。
☑︎原爆を境に引かれる時間
☑︎純粋な野望と手遅れな現実
☑︎自国をあらためて意識する機会に

《国としての正論に涙してしまっ
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

3.9

◯「僕がこれまでに撮ってきた作品とは異質なものだと感じると思います」と語るリッチー監督渾身の一作。
☑︎文化は違えど志は同じ人も
☑︎こんな状況の人達も居るのよ映画

《隙間にスポットを当ててくれるよ
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.1

◯T・ハリスの同盟小説。サイコ・スリラーにして初めてアカデミー賞主要5部門独占の快挙。

《彼の何を観てもハンニバルがチラつく》
いつ観てもオモロ!

ニューオーダー(2020年製作の映画)

3.8


☑︎監督が想像するメキシコの未来
☑︎格差が生み出す集団の恐怖
☑︎お金持ちって楽観的?

《近未来ディストピアは余計に怖い》
久々にこんな胸糞作品を観てしもうた。
観てる途中に先が知りたくないと思
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聖闘士星矢 The Beginning(2023年製作の映画)

3.0

◯ Netflix「ウィッチャー」のトメック・バギンスキー監督は今作の聖衣(クロス)のデザインにファンから批判が起こることは重々承知と語っている。
☑︎真剣佑の星矢は100点
☑︎大胆な改変とビジュア
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呪呪呪/死者をあやつるもの(2020年製作の映画)

3.0

◯テレビドラマ『謗法~運命を変える方法~』の続編。

《続きもんかーい!とツッコむ》
登場人物の見慣れない変な絡み
回想っぽくない回想シーン
不自然な上下関係
謎すぎる少女の設定
皆何をしているのかさ
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パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女(2020年製作の映画)

3.4

◯ 『パラサイト 半地下の家族』のパク・ソダム初単独主演。

《逆転レオントランスポーター》
韓国カーチェイスは数あれどカーアクション中心の作品は初めて。登場人物もなかなか魅力的。そこはおもろい。
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女神の継承(2021年製作の映画)

-

◯ 当初はこの作品のプロデューサーでもあるナ・ホンジン監督の『哭声コクソン』の続編という位置づけで企画がスタート。
☑︎映像として観る分にはクオリティ高
☑︎信仰の言及強め
☑︎タイの○○激強め

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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.9

◯ 石塚真一の人気コミックを映画化。
ピアノと作曲を担当した上原ひろみは、演奏シーンの俯瞰や抽象表現は自身の演奏中に見える感覚と似ていると言っている。

《よし、ジャズやっか!》
若い頃はよく聴いてい
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.0

◯シリーズ第4作目。「35年前に『マッドマックス』を一番最初に受け止めてくれたのは日本のファンなんだ」by J・ミラー監督

《ほんと、いつ観てもぶっ飛んでる》
3回目の鑑賞?だったっけか。
劇場へは
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ダム・マネー ウォール街を狙え!(2023年製作の映画)

3.9

◯『ソーシャル・ネットワーク』の原作者でもあるベン・メズリックのノンフィクションを映画化。
☑︎革命を起こす市民の怒り
☑︎めっちゃ最近(コロナ禍)の実話
☑︎富裕層に利用される"愚かな投資"

《マ
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梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

3.9

◯朝鮮王朝時代の記録物「仁祖実録」に記された“怪奇の死”にまつわる謎をサスペンススリラーへと昇華。
☑︎この時代イメージが恐怖をそそる
☑︎史実エンタメがうまい韓国
☑︎そんないい具合の症状ってあるの
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陽炎座 4Kデジタル完全修復版(1981年製作の映画)

3.4

◯ 鈴木清順生誕100年【浪漫三部作】4Kデジタル完全修復版。泉鏡花の小説が原作。

《ほんとに絡んでるとはこのことか?》
ツィゴイネルワイゼンで断然興味を惹かれた鈴木清順の作品。
だがこれはちときつ
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ツィゴイネルワイゼン 4K デジタル完全修復版(1980年製作の映画)

4.0

◯鈴木清順生誕100年【浪漫三部作】4Kデジタル完全修復版。内田百閒"サラサーテの盤"ほかいくつかの短篇小説を脚色。

《正直、意味はわからんが惹かれる》
ラスト10分ほど記憶がない。寝てた?
それで
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ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

3.7

◯ 『ミッチェル家とマシンの反乱』でアニー賞8冠に輝いたジェフ・ロウ監督。
☑︎ティーンエイジャーぶりがすぎる
☑︎いま流行りの手描き風
☑︎声優ジャッキー・チェン

《全体に反映する左右非対称が新鮮
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.4

◯ PS用ソフトとして誕生した「グランツーリスモ」。ここから発生したドライバー発掘プロジェクトの実話を、モデルになったヤン本人もスタント参加し実現。
☑︎世界仰天ニュース?
☑︎夢とタイミングという運
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マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

3.6

◯SSU4作目。『ジェシカ・ジョーンズ』を手掛けた監督が再びmarvelキャラクターを描く。
☑︎観客側の母性が必要?笑
☑︎見えるのは未来なのか願望なのか?
☑︎続編は観たい!

《悪い前評判のおか
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レンフィールド(2023年製作の映画)

3.6

◯T・ブラウニングの映画『魔人ドラキュラ』の前日譚、又はリブート。
☑︎吸血鬼の血ってとても便利
☑︎ナルシストに対抗する方法?
☑︎虫でパワーアップというSDGS

《BASTARD!!暗黒の破壊神
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シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア(2014年製作の映画)

3.4

◯ 『マイティ・ソー』『ジョジョ・ラビット』のT・ワイティティとJ・クレメントの両監督が出演も兼ねる。
モキュメンタリー形式がとられた今作は役者の演技がほぼアドリブ。
☑︎シェアハウスなグループホーム
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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

3.7

◯シリーズ3作目。
D・ワシントンとD・ファニングは『マイ・ボディガード』以来20年ぶりの共演。
☑︎病的で怖い無敵のお人!
☑︎居心地の良いお部屋探しに成功?
☑︎攻撃は最大の防御

《気持ちいいほ
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死霊のはらわた ライジング(2023年製作の映画)

3.6

◯日本劇場未公開の本作は『死霊のはらわた』から40年の節目で放つ5作目であり、シリーズ最大売上。
☑︎何ℓ使ってますか?
☑︎あの表現がこの表現に
☑︎老若男女関係なし!

《目玉ネタからあれやこれや
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.9

◯A・グレイの小説を映像化。
『女王陛下のお気に入り』の成功により、構想から十数年以上を経て実現した本作。
☑︎1人で観た方がよさげな気合の入り方
☑︎男尊女卑を切り裂いてく純真
☑︎古典的手法が駆使
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.5

◯ブラムハウスとJ・ワンのタッグ。 「ターミネーターになったアナベルが観てみたい。そんな会話からこの映画が生まれました」
☑︎子供の心を掴んで離さないチタン製品
☑︎表現のアップグレード

《終盤まで
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非常宣言(2020年製作の映画)

3.5

◯脚本自体はコロナ前。2020年のクランクインから公開延期まで様々にパンデミックの影響を受けた本作。
☑︎社会がつくる無敵の人
☑︎コロナ後だから共感度UP
☑︎天と地

《人による発症時間差は今だか
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枯れ葉(2023年製作の映画)

3.8

◯ カウリスマキ監督の引退宣言から6年を経ての復帰作。
「この歳になって現代の実社会との関係性を少し妥協しないといけなくなったんだ、少しだけ」
☑︎ノスタルジー溢れる夢の空間
☑︎労働者と資本社会の殺
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.9

◯シリーズ4作目
「撮影期間は100日ほどだが、そのうち80日はアクションの撮影だった」byキアヌ
☑︎キアヌ55歳!ドニー56歳!(撮影当時)
☑︎殺し屋異世界転生モノ?
☑︎アクション疲れが心配
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

4.1

◯オスロ三部作の三作目。
「夢と現実に折り合いをつけるストーリーを撮りたい」
☑︎根本で曖昧な感覚というモノ
☑︎多くの人に当てはまるのでは?
☑︎自分を主人公にするのは自分

《解決できない多くの問
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ヒューマン・ボイス(2020年製作の映画)

3.5

◯一人芝居の戯曲「人間の声」を自由な形で翻案。監督にとって初の英語劇
☑︎心の中を舞台全体で表現するおもろさ

《相手あっての空間と決別》
自由に動ける今時の電話。
無機質で陽の光が入ってこない空間。
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.4

◯実在のエクソシスト、ガブリエーレ神父の回顧録「エクソシストは語る」から着想。R・クロウのホラー初主演作
☑︎これは始まりの物語?
☑︎R・クロウのキャラと存在感
☑︎神父すらも悪魔の存在を疑う時代
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.9

◯ D・グランのノンフィクション『花殺し月の殺人 インディアン連続怪死事件とFBIの誕生』をM・スコセッシが映画化。
「現存するオセージ族の協力があったからこそ、この事実を作品として実現できた」
☑︎
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マッドタウン(2016年製作の映画)

-

日本劇場未公開
◯「次世代のタランティーノ」との呼び声が高いアナ・リリ・アミリプール監督。
☑︎独特?でも無い人達と独特な間
☑︎メタファーとも言い切れないカニバ
☑︎西部劇風

《面白そう…で最後ま
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.6

◯監督は前作『ローグ・ワン』の3分の1ほどの予算(約8千万ドル)で今作を実現。
タイや日本、インドネシア、ネパールなどで撮影されている。
☑︎アメリカvsニューアジア
☑︎共存?利用?排除?
☑︎日本
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ザ・ミル(2023年製作の映画)

2.9

☑︎血も涙も無い、とても効率的な仕事のさせ方を紹介
☑︎会社のホンネ?

《とても真似したくないパフォーマンス》
侍ジャパンで有名になったペッパー"ミル"のパフォーマンス。
「小さなことからコツコツと
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ファミリー・プラン(2023年製作の映画)

3.7

◯作品内では常にご機嫌な赤ん坊。この機嫌に合わせた撮影が1番大変だったらしい
☑︎M・ウォールバーグのハマり具合
☑︎家族の掛け合い
☑︎今時逃げるの大変だね

《彼女と言えばイーサンの元妻だし》
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フローラとマックス(2023年製作の映画)

3.9

◯『はじまりのうた』『シング・ストリート』のJ・カーニー監督最新作。
主演E・ヒューソンはU2ポールの娘というプレッシャーと戦いながら演じていた。
☑︎期待を裏切らないこの監督
☑︎今度のバンドは?…
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市子(2023年製作の映画)

3.6

◯劇団チーズtheaterの舞台『川辺市子のために』を原作者の戸田彬弘が映画化。
年齢、表現と共に方言指導からも絶賛された関西弁で選ばれた杉咲花が熱演。
☑︎事前情報なしの方が
☑︎相手の気持ちは理解
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