gakupapaさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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キラー・インサイド・ミー(2010年製作の映画)

3.5

タイトルそのまんま。
主人公の内面に潜んでいた殺人癖が覚醒してゆく様が、好青年な外見も相まってキモ怖。

隣人は静かに笑う(1999年製作の映画)

4.0

怪しい隣人の秘密に迫っている様で逆に泥沼にハマる主人公が切ない。
邦題含め十分に伏線の効いたラストも申し分なし。

イグジステンズ(1999年製作の映画)

3.5

内臓の様なゲームデバイス、潤滑油代わりにプラグを舐めて入れるセンスがクローネンバーグ監督らしい。
ストーリーそっちのけでキモさを堪能。

目撃(1997年製作の映画)

3.5

国家権力に追われる身からの逆襲が気持ち良し。
やはりクリント・イーストウッドは孤高のヒーローが良く似合う。
ジーン・ハックマンの狸親父っぷりも同様。

ザ・ファン(1996年製作の映画)

4.0

すまし顔で狂気の悪デ・ニーロ。
本作は野球ファンの暴走を描くが、フーリガンやアイドルが暴漢に襲われるなど現実に事件も起こっており、熱狂と狂気が紙一重である怖さを再認識。

ペリカン文書(1993年製作の映画)

3.5

ジュリア・ロバーツの焦燥しきった演技にペリカン文書のヤバさがヒシヒシと伝わってくる。
デンゼル・ワシントンはジャーナリスト役でも相変わらずの安心感。

太平洋奇跡の作戦 キスカ(1965年製作の映画)

4.0

タイトルに偽りなし。
通信不可、霧中での救出劇はまさに綱渡り。
三船敏郎演じる大村司令官の精神論に寄らない決断力に痺れる。

パレンバン奇襲作戦(1963年製作の映画)

3.0

過酷な作戦の筈がどこか緩く緊張感に欠ける。
丹波哲郎の好演も面倒臭いヤツにしか見えないのが勿体ない。
同じ題材なら『陸軍諜報33』の方がオススメ。

八月十五日の動乱(1962年製作の映画)

3.5

本作と同じく宮城事件を題材にした『日本のいちばん長い日』と比べると軽い印象。
玉音盤をいかに持ち出すかに苦心する話がメインで登場人物の内面の描きが全然足りない。

南太平洋波高し(1962年製作の映画)

3.0

大戦末期の神風と回天の特攻隊もの。
戦いよりも隊員メインの人間模様を丁寧に描くが、悲壮感が余り感じられず、どこか青春ドラマの様。

太平洋の翼(1963年製作の映画)

3.5

太平洋戦争の大局でなく、圧倒的物量に対抗する少数精鋭の航空隊の話。
キャラの濃い3人の隊長をピックアップするのは良いが、隊の結成までが長く、肝心の航空戦が少ないのが難点。

ハワイ・ミッドウェイ大海空戦 太平洋の嵐(1960年製作の映画)

3.5

展開は類似作品同様でも、空母飛龍をメインに据えているのは珍しい。
三船敏郎も定番の山本五十六でなく山口多門役。
ミッドウェイ海戦で飛龍のみ残った状況からの話が丁寧。

太平洋の鷲(1953年製作の映画)

3.5

東宝の円谷特撮もの。
山本五十六の半生が描かれ、開戦に至るまでの経緯が比較的丁寧。
三船敏郎が一介の戦闘機乗りというのも新鮮。

悲劇の将軍 山下奉文(1953年製作の映画)

3.5

終戦間近のフィリピン防衛戦や戦後の裁判を通じて、 山下奉文の生い立ちや信条を知る。
「マレーの虎」の異名からくる勇猛さとは異なる人間味溢れる姿が印象的。

加藤隼戦闘隊(1944年製作の映画)

3.5

加藤隼戦闘隊の隊長加藤建夫の半生を描く。
戦中の作品だけあって実機の迫力ある映像は貴重。
戦意高揚が目的ながらも戦争の厳しさを見せる内容なのは興味深い。

ハワイ・マレー沖海戦(1942年製作の映画)

3.5

太平洋戦争中の戦意高揚作品。
開戦した直後の日本軍の活躍が描かれ、本作を見て歓喜する国民の姿が目に浮かぶも、上映時には旗色が悪くなっているのは何とも皮肉。

フェティッシュ(1996年製作の映画)

4.0

主人公女性の屈託のない笑顔と殺人現場フェチというギャップが堪らない。
殺人現場で踊り、悦に浸る姿は理解不能な変態の世界。

バード・オン・ワイヤー(1990年製作の映画)

3.5

アベックのコメディ逃走劇。
多彩な逃走パターンやヒロインのドジっ子ぶりなど見所は多いが盛り上がりは今ひとつ。

赤ちゃん泥棒(1987年製作の映画)

4.0

善人を犯罪に走らせ、悪人をデレさせてしまう赤ちゃんの魅力。
赤ちゃんの愛おしさは万国共通。

フェリスはある朝突然に(1986年製作の映画)

4.0

高3の男女が学校をサボって少し背伸びをした遊びを楽しむ。
主人公フェリスのはっちゃけが若かりし頃を思い出させ懐かしくもあり、親目線だと自立してゆく子どもに寂しさもあり。

ブレックファスト・クラブ(1985年製作の映画)

4.0

補修で集まった男女5人のぶつかり合いからの認め合い。
ほぼ図書室のみで8時間位の設定ではあるが、学生時代に経験しそうな出来後がギュッと凝縮され、その頃の懐かしさが蘇る。

1941(1979年製作の映画)

3.0

太平洋戦争開戦に絡めた壮大な勘違いコント。
低俗で空回り気味のコメディが面白いかは微妙だが、スピルバーグのやらかし作品という意味では見る価値あり。

フェリーニのアマルコルド(1974年製作の映画)

3.5

イタリア版『三丁目の夕日』もしくはアメリカン青春コメディの様な。
監督の故郷愛がヒシヒシ感じられる。

オー!ラッキーマン(1973年製作の映画)

3.5

普通の青年が一所懸命に生きているだけなのに地獄の連続。
この時代のイギリス社会の荒み具合が想像できる。
主演がマルコム・マクダウェルなので『時計じかけのオレンジ』な雰囲気も感じさせる。

汝のウサギを知れ(1972年製作の映画)

3.5

敏腕ビジネスマンが手品師へ脱サラ。
ウケなくても幸せそうな主人公が印象的。
好きに生きるのが幸せという価値観がもてはやされた時代背景が見える。

シン・タイタニック(2022年製作の映画)

3.0

『タイタニック2012』の続編らしいが、何故かホラーにジャンル変更。
元ネタにいくら寄せてもクオリティ負けは必然なので、本作の様なジャンル変えはアリだな。

タイタニック2012(2010年製作の映画)

2.5

『タイタニック』というより『ポセイドン』のバッタもん。
アサイラム作品の例に漏れずCGがダメダメ。
このクオリティで堂々と『Titanic II』と宣う潔さには感服。

ジェームズ・キャメロンのタイタニックの秘密(2003年製作の映画)

3.5

『タイタニック(1997)』製作、上映後に改めて行われた沈没検証ドキュメント。
専門家チームによる沈没の最終シミュレーションを見るだけでも価値あり。

親指タイタニック(2000年製作の映画)

3.0

『タイタニック(1997)』のパロディ。
あの大作を30分弱に圧縮した高速展開が楽しい。
親指セリーヌ・ディオンの熱唱もマル。

タイタニック物語(1999年製作の映画)

3.0

船に潜り込んだネズミが主人公のファンタジーなタイタニック。
マイルド&ハッピーな仕上がりでちびっ子向け。

失われた航海(1979年製作の映画)

3.5

ロマンスあり、パニックあり。
TV映画につき低予算でも、カラー映像で見られることに意義がある。

SOSタイタニック/忘れえぬ夜(1958年製作の映画)

4.0

パニックパートがメインで人間ドラマはほぼ無し。
『タイタニック(1997)』が本作のオマージュだらけな事に驚き。
付近にいたカルフォルニアン号の存在が描かれているのもマル。

タイタニックの最期(1953年製作の映画)

3.5

恋人や家族の人間ドラマがメインでスタンダードなタイタニックもの。
当時の調査報告書に基づいたというタイタニックの沈没シーンは興味深い。

タイタニック(1943年製作の映画)

3.5

ナチスドイツのプロパガンダ映画なので、英国人のエゴや資本主義のダメさが強調される内容だが、タイタニック沈没のパニックものとして十分見れる。
映像も1943年製作とは思えない出来の良さ。

ビースト(2022年製作の映画)

3.5

王道アニマルパニックもの。
凶暴とはいえ普通のライオン一頭に襲われるシチュエーションはリアリティがあり、なかなかの緊張感。

クルーガー 絶滅危惧種(2021年製作の映画)

3.0

サファリを舐めた家族が酷い目に遭うお約束の展開。
威厳を見せたい父親の空回りが悲しみを誘う。
なお邦題とパケ写に期待してみた人はご愁傷様。