わけがわからずに癇癪を起こしそうになり、ゴダールを嫌いになる一歩手前で踏みとどまる。登場人物の「役割」を追いすぎた。
好みの画作りで、何度でも観てしまう。
少女の身体の不随意性という巨大な問題が生々しく描き出される傑作。水の映し方、肌の映し方、どんよりと淀んだ色作りが天才的。
ミッドナイト・イン・ミニシアターの再演を体験。ライブハウスだったけど。
筋肉少女帯『釈迦』のMVを観て再鑑賞。
介護の問題はもっと考えられても良いものだと思うが。
タイトルを巡る問題について(原作の方でも同題が付されているようだが)、「美しい冒険旅行」は姉弟/英国人側、「WALK ABOUT」は青年/アボリジニ側、双方の視野が反映されたものであることは自明であろ>>続きを読む
野球賭博、汚職、ドラッグ、セックス、キリスト。紹介ページにあるワードがそのまま映像になっていた。
人間における異常とそれを解消するための方法論、と言えなくもない。
画は、見ていられるぎりぎりの暗さ。支配―被支配、あるいは都市―周縁の対立が保たれたままストーリーが展開され、そこに二人がどのように参入させられてゆくか。犬が出てくる。
今昔デヴィット・ボウイ録。最強にして最高の生物。
へんにストーリーとかいらなかったのだが、へんにストーリーとかを設けてきた。
ゴアシーンは前作からの期待で観た分、普通な具合。クラウンが黙して語らずを貫いたことがせめてもの救い。吐くには及ばず。
好き放題撮り散らかしている印象、これが素敵。
クローネンバーグの特撮SFを観に行ったはずが、エロティックなものと観念の世界へ誘われていた。何を目撃し感得するにも才能が問われる。つまり向き不向きがある。
ラストはほん怖。というか全体的にほん怖テイスト。
すれ違いを重ね、あるいは相手のために酒や花を買うようなロマンスに素朴にときめくことができる感性が自分にあってよかったと思う。
犬が犬に徹した演技をしている。
製作年が少し遅くにずれ込めば、ラジオの内容>>続きを読む
今どき一人で入村。おやじのアクションシーンも水木の負うものも時代設定も、自分だけでなく広くに刺さるものに溢れている。ミステリーは古典因習村。石田さん出るの事前に知りたかった。
挟まれるどころではないコメディも、すべては登場人物を魅せるための方途。北野がジジイ過ぎる大傑作。
やってることは当然目茶苦茶古典のミステリー。おじいちゃんが心配、でも画はきれい。
中盤の台詞で黒幕が割れる。
従来のゴア映画へのリスペクトにあふれるゴアシーン、イーライ・ロスの言葉通りまさにホラー好きのためのホラー。予告編で断念した諸氏もぜひ。
前評判ほど珍しい作りをしているわけでもない、といった感じ。やはり朗らかな画面の色合いに目がいくが、登場人物の表情の抜かりなさに妙あり。
ステイサムを求めて沸騰した血が超深海で冷やされた。冒頭で流れる弱肉強食の図の通り、頂点はジェイソン・ステイサムその人。
MOROHAすぎるサービスシーンあり、はまり役の津田寛治あり、劇場で見てこその音楽パートあり。震災後映画として素晴らしい。
船乗りの家と船乗りの矜持、眺めつつそこへ参与していく医師。ドラキュラは想像の5倍醜悪と思われたし。アメコミ風の終わり方。演技でちょっと泣かされた。