naoさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.5

多くを語られないことで多くのことを感じることができた。
ラストは心地よい開放感があり余韻たなびく作品でした。
カセットテープで聴く音楽のチョイスで役所広司演じる平山の心の内側を想像してしまう。

ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

3.9

菅田将暉演じる整君のお喋りが楽しみで観ていたドラマの劇場版、9月公開の作品ですが年末の現在もロングラン公開中です。
地元広島が舞台、予告編でモジャモジャ頭の整君が原爆ドームの前に佇んでいるのみて、わぁ
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愛にイナズマ(2023年製作の映画)

3.9

観ていて楽しいキャスト達の共演。
ちょこっと出てる仲野太賀さんの安心感。
MEGUMIさん、三浦貴大さんの業界の嫌な人感がいいね。
クセの強い家族の話になんだか元気をもらいました。

福田村事件(2023年製作の映画)

4.0

凄い作品でした。実際に起こった福田村事件、これまで全く知らなかった。歴史に葬られた愚かすぎる事件。
やりきれない憤りを感じました。今も世界中でなくならない差別や迫害、虐殺。
森達也監督、今回はドキュメ
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トニー滝谷(2004年製作の映画)

3.9

WOWOWにて鑑賞
村上春樹作品を映像化、これまで何作品か観た中でも本作が割としっくりくる気がする。ハルキストって訳じゃないけど村上春樹は昔から随分と読み込んできたので自分の中のイメージというか世界観
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CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

3.9

十代の繊細で何かのキッカケで壊れてしまいそうな、そんな戸惑いとか後悔。
学校への行き帰り、花畑の作業や新しく始めたスポーツ、痛みを抱えながらも日常の日々送る、心の機微に寄り添うような映像がシーンと沁み
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遠いところ(2022年製作の映画)

3.8

重くて辛い展開、役者さんの演技や映像、沖縄の街の雰囲気から室内の様子、すべてがリアルでした。子どもは演技ではないだろうけれども無邪気で可愛い様子を見ながら辛い思いをさせないで欲しいと祈るような気持ちで>>続きを読む

658km、陽子の旅(2023年製作の映画)

4.0

なバカなな展開でヒッチハイクせざるを得ない状況になってしまう菊地凛子、じゃなくって陽子。痛々しい旅だけど少しづつ前進してゆくロードムービー没入して観ました。

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.9

面白いのか?何が言いたいのか?よくわかんないけど、楽しんで観たウェスアンダーソンの世界、大好きです。マーゴットロビーがちょっとだけ出てくるのよかったなぁ、あと、宇宙人の登場もね、笑

さらば、わが愛/覇王別姫 4K(1993年製作の映画)

3.8

172分、たっぷりの映像美。
中国京劇の煌びやかな舞台と時代に翻弄される波乱の人生のコントラストが壮大な大河ドラマとなっていて見応え充分でした。
初めて映画で観るレスリーチャンはとても美しかった。相手
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小説家の映画(2022年製作の映画)

3.3

初 ホンサンスです。「えっ?」です。
こんな作風なんだね.会話だけで関係や背景を推察していくタイプ?細かいあるあるとかほんとこそばゆい感じ。
ハマればたまんないのかもしれないけれど、どうも登場人物誰も
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.7

公開されるまで何の情報がなくても宮崎駿監督の新作というだけで、観なくっちゃって気になるマジック。ジブリはトトロと千と千尋は好きだけれど、その他の宮崎さんの作品はちょっと苦手なのです。しかも「君たちはど>>続きを読む

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.9

2分間のタイムループ、2分間ワンカットで撮っていて何度もきっちり繰り返すという粘り強い手法が見ていて嬉しい。
次のターンでこの作戦と次のループが来ると天候が変わっていたりするのが手作り感があって好きだ
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苦い涙(2022年製作の映画)

3.8

面白おかしい濃いキャラの人達。
一目惚れの愛人アミールもさることながら使用人のように扱われているカールのキャラ設定が絶妙すきる。
大袈裟な演出と音楽の相乗効果で独特の世界観、なんだか笑ってしまう。

To Leslie トゥ・レスリー(2022年製作の映画)

3.7

これは泣くよねぇ
アンドレアライズボローのどん底演技、凄い! レスリーの半生一コマ一コマを写したアナログな写真がカントリーミュージックと共に写し出されるオープニングがエモい。

帰れない山(2022年製作の映画)

3.7

山に登りは人生を考えるのによいのかもしれない。ピエトロが亡き父の辿ったルートを登る場面は感慨深いシーンだった。美しい山の景色が心を打ちます。

アシスタント(2019年製作の映画)

3.6

ずーっと働いているのをみてるだけ映画。
特にドラマチックな展開があるわけでない1日の話なのだけれど超リアルだわぁと思った。ジェーンの心理状態がヒシヒシと伝わってくる。大変なんだよ実りのない諸々のお仕事
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グッドバイ、バッドマガジンズ(2022年製作の映画)

4.0

劇場でみられなかったこの作品が早くもWOWOWで観ることが出来てラッキーでした。お仕事系映画、紙媒体が衰退していく中エロ雑誌編集部で働く人達。新卒で入った詩織ちゃんの変貌ぶりが面白い、和同開チンはよか>>続きを読む

それでも私は生きていく(2022年製作の映画)

3.4

主演のレアセドゥ、ショートカットが凄く魅力的です。フライヤーの写真が雰囲気あって小技の効いたフランス映画かなぁと勝手に思って観に行きました。が、身につまされるお話だったので終わった後どんよりしてしまい>>続きを読む

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.0

なんていうか・・・父と娘が過ごした夏の思い出。よく計算された映像の仕掛けにザワザワ感が加わり、クィーンとボウイのアンダープレッシャーにやられた。観終わった後わからないって思ったけど深く考察出来る。余韻>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

4.0

是枝 × 坂元 × 坂本 こんなコラボは期待しかない!と公開を楽しみにしていた作品。見応えありラストの映像と音楽は深い余韻が残り心を打ちました。ただ期待が大きかっただけに期待通りの是枝作品に物足りなさ>>続きを読む

TAR/ター(2022年製作の映画)

4.0

ケイトブランシェット姐さん!凄いです。
はっきり言ってよくわからないところが多い作品なのだけれども、ケイト姐さんの演技を見るだけで満足感ありました。
字幕から始まるオープニングからたぶん数々の伏線があ
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戦場のメリークリスマス 4K 修復版(1983年製作の映画)

4.0

1983年日本公開ということは、40年ぶりの鑑賞なのかぁ 当時 坂本龍一、デヴィッドボウイ、北野たけし(当時はたけし)という豪華キャストに惹かれて観に行ったのだと思う。当時お笑い芸人としか認識していな>>続きを読む

妖怪の孫(2023年製作の映画)

3.4

安倍元首相がどのようにして政治に関わり何をしたのか?という話。結局何かやってる感をみせてただけだったと認識した。前作の「パンケーキを毒味する」はエンタメ要素が強かったので面白く観ましたが、今作は、古舘>>続きを読む

ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.7

深い愛と絶望の話。このラストをどのように受け止めるのかを観る人に委ねられたように感じた。決して感動ではない何かなのだろう。あんなに太ってしまって移動も困難な状態になってもシャワーもするし髭も剃ってオン>>続きを読む

デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム(2022年製作の映画)

4.3

デヴィッドボウイのライブ映像やインタビュー、本人のナレーションなどのコラージュ的な作品。どの時代のデヴィッドボウイも魅力的だけど、個人的にはジギースターダストへの思い入れが特別に強い、その後どのように>>続きを読む

オットーという男(2022年製作の映画)

3.7

こころ温まる良いお話。ウィンウィンのご近所関係は大事。衝撃作でも問題作でもないのに2時間以上あるので無駄に長く感じた。

丘の上の本屋さん(2021年製作の映画)

4.0

ユニセフが共同制作しているということで道徳教育的な部分もあるのだけれど、古本屋さんとそこに来るお客さんのハートフルなお話で84分という上映時間もちょうどよい長さだと思った。移民の少年に次々と勧められる>>続きを読む

離ればなれになっても(2020年製作の映画)

3.2

フライヤーの写真に惹かれて鑑賞。
10代のジェンマ役の女優さんが素敵でした。評価が高かったので期待してたのだけどあまり響かなかったかな、TVの連続ドラマだったら楽しめたかもしれない。

茶飲友達(2022年製作の映画)

3.8

佐々木マナ役の岡本玲さんの演技が素敵でした。プロミスのCMに出てる可愛い顔しか知らなかったので新鮮。高齢者役と運営側の若者キャストの皆さんそれぞれ個性的で売春組織をファミリーと呼びサクサク業績を伸ばし>>続きを読む

コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

3.8

ネットもスマホもない時代の旅。
オシャレでもなくカッコいい訳じゃなくドラマチックでもない話だけど、こころに残る作品。旅に出たくなる。寒いところはイヤだけどコンパートメントで揺れながら移動してみたいな。

エゴイスト(2023年製作の映画)

4.0

宮沢氷魚さん演じる龍太がイケメンでピュアな感じで凄く可愛いので、鈴木亮平さん演じる浩輔は、裏切られるのかな?騙されてるのかな?と思いながら観ていたら、え〜そんな展開にと思いました。なるほど「エゴイスト>>続きを読む

ある男(2022年製作の映画)

4.0

ミステリー仕立てで見応えある作品。
妻夫木さんが主演ですが、この作品は出演者それぞれ見る人が誰に寄り添って観るかで想いが違ってくるかもと思う。
私は、父親との別れを二度経験することになってしまった長男
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エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

4.1

このところ濃い作品(RRR、バビロン、エブエブ)を立て続けに観ていただけに、この作品の心地よい余韻と美しい映像が殊更に静かに染み入るように感じた。
ノスタルジーを感じる海辺の映画館、映画館の屋上から観
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.5

エブリウェア辺りでちょくちょく意識が遠のいてしまいまして、自分この手の映画は苦手ジャンルなのだけれども話題になってるのでチャレンジしましたが、う〜ん・・
自分にはハマらなかったけれど、観た後でネタバレ
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バビロン(2021年製作の映画)

3.6

ブラッドピットの顔芸を楽しむには3時間は長すぎたかな。映画黎明期のネタは興味深く見られたし音楽も凄くよかったんだけど・・