ひじりさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

ひじり

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最強のふたり(2011年製作の映画)

3.7

頸髄損傷で体の不自由な富豪・フィリップと
貧困層のアフリカ系フランス人・ドリスが
奇妙な友情を育んでいくコメディドラマ。

とにかく主演二人の演技が良い。

オマール・シーの傍若無人なキャラクターには
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.2

先天性疾患で奇形の顔に生まれた少年が
初めて通う学校で、
傷付きながらも迷い悩んで
自分を誇らしく生きることを学ぶお話。

1人の視点で進むかと思ったら
周りの人々の視点に移り変わりながら
展開してい
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.3

「死者の日」をきっかけに
あの世とこの世を行き来できるようになった
少年が、夢を叶えるために
ひいひいおじいちゃんを訪ねる冒険譚。

さすがピクサー、
ただの感動ストーリーじゃ終わらない。

中盤から
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

トラウマ持ちの女性とその彼氏、
彼氏とつるむ友人達で、
その中の1人の故郷で行われる
90年に一度の祭りに参加する話。

この話の何が怖いって、蓋を開けてみると

トラウマ持ちの女性とその彼氏、
彼氏
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それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

4.0

家族も職も財産もあった男が
突如奴隷として売り飛ばされ、
12年間の地獄を生き延びた実話。

あまりに無慈悲で壮絶な話だったが、
なによりも残酷だったのが
明確な悪意を持った悪人がいなかったこと。
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かもめ食堂(2005年製作の映画)

4.0

ひとの「営み」を描いた作品。

この映画を面白いと感じられたことが
とても幸せに思えた。

ロマンチックな恋も
ドラマティックな展開も
胸を打つような出来事も
何一つとして起こらない。
だけど、それが
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

3.8

年齢や性別に対する周囲の偏見に対して

さらりと受け流すロバート・デ・ニーロ
真っ向勝負で戦うアン・ハサウェイ

の対比が見事。

どちらが良いという決着をつけることもなく
互いに互いの美点を称え合い
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十二人の死にたい子どもたち(2019年製作の映画)

1.5

お粗末という一言。

密室、十二人のみ、という設定の時点で
相当な芝居力が求められるのに対して
芝居の技術が追いついていない。

期待していた杉咲花さんの芝居が酷い。
説得力もなく、ただ叫ぶだけの一本
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

-

15分でギブアップしてしまった。

ポエムのような台詞、
学芸会のようなモブキャラたち、
いじめのシーンも印象を残したいだけのようで痛みや苦しみを一切感じない。

美しいものを見たくなったら
また挑戦
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百円の恋(2014年製作の映画)

4.5

誰しもの人生がドラマなんだと思わせてくれる。

絶望も希望もない
生きているか死んでいるかもわからない
そんな彼女のような大人は世の中たくさんいるのかもしれない。

彼女の人生に輝きを与えたのはボクシ
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

5.0

間違いなく人生で1番の映画。

人の醜さも美しさもしっかりと描かれていて
一つもウソがない。
人生は美しく残酷で尊いものなんだ、と
厳しくも優しく諭してくれる一作。

すべてが覆されたあとは爽快感と共
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

4.2

誰にでも等しく訪れる時間を好きなときに遡れたら、今よりも幸せになれるんだろうか。

時間をとことん味わった主人公や父親が出した結論はとても優しくかけがえのないもので、時を過ごす愛しさを諭してくれるよう
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

4.3


誕生、初めてのキス、うまくいかない日…

24時間365日
休む暇もなく流れ続ける1人の男の日常。

自分の人生全てが娯楽として消費されるなんて
どんなに苦しいかと思うけれど
それと同時に
人の人生
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メメント(2000年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

人は自分が生きやすいように生きる。
たとえ、その記憶が間違っていたとしても。

遡っていくという設定の面白さで
観客の予想と期待をどんどんと裏切っていく。

騙していたのは自分自身というオチは
記憶障
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海街diary(2015年製作の映画)

3.3

美人姉妹の鎌倉暮らし。
顔面偏差値がそろって高いので、写真集を見ているような気持ちになる。

ただ、広瀬すずさんと綾瀬はるかさんは
演技力がイマイチ。
夏帆さんがキャラクター、表現、在り方ともに良かっ
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殺人の追憶(2003年製作の映画)

3.8

泥臭く男臭い刑事2人。

実在の未解決事件を扱った作品で
犯人を追う刑事2人の、真相に近づいては離れるもどかしさが観ていてしんどいが面白い。

驚愕かつ切ないラストが忘れられない。

彼とわたしの漂流日記(2009年製作の映画)

3.8

ピュアでユニークな2人の若者の物語。
心が疲れた時に、ふっと観たくなる。

まぼろしの市街戦(1967年製作の映画)

4.0

幸せとはなにか。
穏やかに美しく教えてくれる反戦映画。

戦争について扱った映画なのに、見終わった後に愉快な気持ちになれる。

誰にでも勧めることはしないけれど、
ずっと心にしまっておきたい大切な物語
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.3

韓国発のゾンビ映画。
ありきたりかと思いきや、
ゾンビにある設定を付けていた。

それにより
列車内という狭いステージの中で
「危険地帯」と「安全地帯」が生まれ、
物語の緊張感がぐっと上がっている。
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トランス・ワールド(2011年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

思いがけない名作を見つけてしまった。
ループものは数多くみてきたけれど、
この作品は別格。

無理もなく無駄もなく、中盤からラストにかけて
これまでの台詞、会話、キャラクター設定までもが一気に伏線とし
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最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)

3.5

前評判で期待しすぎた感はあるけど
問題なく良かった。

人生の最後に考えることは
誰しも同じかもしれない。

身の振り方、周りとの関わり方を
考えさせられる作品。

作品内の人物はそう感じながらも、
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三度目の殺人(2017年製作の映画)

2.0

びっくりするほど退屈。
間延びがすごいし、演技も演出も間が多すぎる。
広瀬すずさんのルックスは完璧だけれど
この役をやるには実力が伴っていなかった。
福山雅治さんも同様。

メッセージ性はよく分かる分
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LUCY/ルーシー(2014年製作の映画)

3.0

頭空っぽで楽しめる、最強主人公のお話。
突っ込んだら負けな気がする。