崇高。マリックはやっぱり唯一無二の監督。映画館で見なかったことが悔やまれる。
マリックにこんなエモーショナルな物語を組み合わせたら、もう無敵だよなぁ。
ひとつ、贅沢な不満かもしれないけど、やっぱりルベ>>続きを読む
すごくめんどくさい女だなぁ、こんな人いやだなぁと思いつつも、少なからずみつかる自分との共通項に、嫌悪と同情と共感が入り混じる。
見栄も失敗も諦めも、まぁ生きてくってこういうことだよね、それも悪くないよ>>続きを読む
アメリカン青春盛り合わせ。楽しくて羨ましくてちょっと切なくて、最高。こういうなんてことはないけど、良くできた映画は貴重だ。
でもただ楽しいだけの映画ではなくて、描いている学校像も実はすごく新しい。
み>>続きを読む
ノマドランドの予習で。
自分自身の役を本人達が演じるという手法が興味深い。そのまんまではないとしても、このストーリーと同じような体験をし、そしてこの映画の後も彼らの人生初の続いてく。不思議な感じ。
で>>続きを読む
ブルジョワジー同様あまりに同じことが何度も繰り返されるので、眠くたなっちゃった。ブニュエル向いてないのかも。
突拍子のない行動をとる人々にたじろぐし、面白い物語かというとそうでもない。でも全体を包む雰囲気と小さなエピソードのディテールによって、やっぱりいい映画だなぁと思わされる。
人との出会いは、偶然と運命の>>続きを読む
少なからず主人公と似た性質を持っているので、あんな風に押し黙る気持ちがよくわかる。主人公の造形に関しては、自分にとってはかなりぴったしきて共感した。夜空は〜でもおんなじこと思った。
転落人生のフォーマ>>続きを読む
たぶんこういうのが、しあわせというものなんだろうなとみていて思った。かしましく仲の良い姉妹、団欒の食卓、将来の夢。
原作のストーリーは変えずに、時系列の組み替えや演出で現代的にアップデートしている。原>>続きを読む
任務も味方も敵も全体像が掴めないままどんどん進む感じは、まさに昔ながらのスパイ映画。個人的にはこの感じはあまり好みではないが。
それに意図的だろうけど、主人公が匿名的で感情や思想が見えないから、なんだ>>続きを読む
登場人物の一個一個の行動にとても説得力がある。その行動に至るまでの構築がしっかりされている。
それに小道具の使い方が抜群にうまい。マニキュアから、語らずとも伝わってくる豊かな意味。
説明的なところなん>>続きを読む
自分は光をにぎっている。
この詩が映像の意味を拡張して、また逆に物語が詩の奥行きを拡張しているような。小さな物語だけど、そうとは思えないぐらいずしんときた。
「ちゃんと終わらせる」ということが、なんだ>>続きを読む
ノスタルジーの正解。
甘過ぎる過去への郷愁は拒絶反応がでるけど、これは甘苦くて、甘酸っぱくて、なんだか自然に涙が出る。
近代台湾史とリンクして描かれるチーの人生を見ていると、誰もが知らず知らずのうちに>>続きを読む
語りを中心とした、まるで小説を読んでいるような気分になる表現。右から左に流れていく映像は、文章を読んでいく流れとシンクロしているみたいだ。
こういうの、ありそうだけど、意外といままでなかったような。>>続きを読む
これ、初見で裏に込められた意味を読み取れる人どれぐらいいるんだろう。ちとわかりづらすぎないか。解説読んでも、あーなるほどって感じもないし。
まぁそこを気にしなくても、ホラーとして新鮮なおもしろさはあっ>>続きを読む
支離滅裂なストーリーを、スピード感と迫力ある映像で、どうにか映画として成立させてる。「細かい事うだうだ言うなよ、娯楽映画なんだから!」という強い製作者の意思が見える。
インドラプトルは恐竜というか、も>>続きを読む
いまでこそ流行と言ってもいいぐらいの、社会的弱者を描いた映画。
だけどケンローチはこういった題材をずっと前から撮り続けてきて、だからこその信念や信条のような、力強さがある映画になっていると思った。
配>>続きを読む
どんでん返し映画は、どんでん返しがあると知っている時点で、もうどんでん返しでもなんでもなくなる。
誰かは裏切り者で、誰かは共犯者なんだろなぁと、おもいながらみてたら、大体そうたった。
先入観なく見られ>>続きを読む
キャストの豪華さと反比例して、すごく小さくまとまった作品。
映画内映画、役者と脚本家、真実と嘘。思わせぶりなぐらい意味深なピースをばらまいているから、それらがどうはまっていくのか期待してたけど、バラバ>>続きを読む
何年か振りに再見。
旅行で訪れて見た現在のベルリンと、この映画の、まだ壁の残っている過去のベルリンが重なりあって、前に見たときとはまた違う素晴らしさを感じた。
ポツダム広場、ハンスシャロウンの図書館、>>続きを読む
10年前に映画館でみた、ぼくにとってはじめてのキアロスタミ作品。
久しぶりに見たけどやっぱりおもしろい。
いろんな可能性の糸が張り巡らされていて、常に映画内の現実が揺れ動いているような不安定さ。それに>>続きを読む
アフリカに実は超文明があるという設定からワクワク。土着感とハイテク感のミックスされたビジュアルが新鮮。何より黒人のヒーロー。なんで今までいなかったのかというぐらいかっこいい。
総じて良くできていて、マ>>続きを読む
削ぎ落とされたシンプルさ、初々しい新鮮さ、切り取られた画の美しさ。久しぶりにすごく良い日本映画をみた。
神の不在というある意味普遍的なテーマを、日本で、そして子どもで描くとこんなにも見たことないものに>>続きを読む
期待していたよりもだいぶ薄味で淡白。
一人二役や手紙のすれ違い等、かなりトリッキーな割にそれがうまく活きているのか、いないのか。ラブレターのようなすれ違い、勘違いによるワクワク感や物語的推進力はあまり>>続きを読む
とにかくなにも考えずに楽しそうな映画でもみようかと思ってみたけど、途中で飽きちゃた。
故郷を離れて暮らしている人なら、だれもが感情移入してしまうストーリー。新しい生活への不安と期待。望郷の思いと新しい出会い。シンプルに突き刺さる。
レディバードと姉妹作のような印象。どちらも主演をしてい>>続きを読む
ポンジュノだから見たけど、評判通りあれだね。
最後まで飽きずにワクワク見られる点はさすが。
子供の頃すきだったな、旧作。いとこの家で見た思い出。
持てるものと持たざるものの決定的な断絶。現代を象徴するような映画だった。
古典的な物語では金持ちは性格の悪い悪者で、貧しい者たちは豊かな心を持っているように描かれてきた。だがこの映画では金持ちは善良で>>続きを読む
再見。1度目のような衝撃はないが、改めて巧みに伏線が張られているなと、唸らされる。臨場感が伝わるカメラワーク。技巧的なストーリー。シリアスとコメディの絶妙なバランス。
ラストのバスでのダンスは、悲しく>>続きを読む
再見。歴史物と裁判物のいいとこどり。人物造形の面白さもありって最後まで一気にみせる。
ナチスを受け入れたオーストリア国民。そしてユダヤ人。その間にこんなに深い大きな断絶と悲劇があるなんて全く知らなかっ>>続きを読む
違う、そうじゃない。
ぼくがみたかったものとは違う。
ファンに媚びてもいいし、薄っぺらい勧善懲悪でもいい。スターウォーズなんてずっとそんなものだし。
でも何かしら一貫性が欲しい。あまりにもこの三部作に>>続きを読む