イヌケソさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

イヌケソ

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ツィゴイネルワイゼン 4K デジタル完全修復版(1980年製作の映画)

4.8

最初から夢か幻の世界にいるようで、劇伴もないので
眠くなる。
が、映画がつまらないのではない。
この「わけのわからなさ」が心地いい。

個人的には、今年イチの傑作「別れる決心」との符号がいっぱい見つか
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オオカミ狩り(2022年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

最初、船の中という閉鎖された空間で殺しあうバトルロワイヤルものかな?
と思ってたんだけれど、”アルファ”が蘇ったところから
一変し、モンスター映画になってびっくりした。

こういう思ってたんと違う!っ
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さくらももこワールド ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌(1992年製作の映画)

3.4

音楽の使い方に意外性があって何度も驚いた。
大瀧詠一『1969年のドラッグ・レース』、
細野晴臣『はらいそ』、笠置シズ子『買い物ブギ』、
たま『星を食べる』
そしてきわめつけはビートルズライクなオリジ
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キル・ボクスン(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ネットフリックス視聴なので評価が難しいが
チョンドヨン+ソルギョングで悪いわけがありません。

チョンドヨンさん、「非常宣言」では”大臣”、
この映画では”殺し屋エリート”と、結構な振り幅だけれど
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

3.8

ニューキャストの丞威と濱田龍臣がまず良い。
ちさととまひろに対比させて、ちゃんと二人のストーリーを作っている。
とにかく憎めなくて最後も死んでほしくないな、と思った。
劇場でまた会いたくなるキャラ。
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非常宣言(2020年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

血を吐きながら死に至るウイルスと飛行機という逃げ場のない密室。
機長にも感染し、操縦ができなくなり飛行機がよもや墜落か、
というシーンで人が機内をぐるぐる転がるシーンには恐怖を覚えた。

ソンガンホと
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デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム(2022年製作の映画)

2.3

IMAXで観だけど、解像度が悪くガビガビの映像を大画面で観せられたことがまず辛かった。
コアなファンなら「レア映像!」と喜ぶのでしょうが、
私はこれだったらPVを大画面でずっと流してくれればいいのに、
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スターダスト(2020年製作の映画)

3.2

最初は確かに「こいつがデヴィッドボウイか?」と思ったけど、
アメリカに渡り、辛酸をなめる惨めな姿にぴったりハマっていた。

ボウイ役のショニーフリンはギター弾けて歌えて、角度によってはボウイに見えるの
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オマージュ(2021年製作の映画)

3.0

イ・ジョンウンさんのへの字まゆを観てるだけで面白い。
生活苦や夫婦のすれ違いや、映画界における女性の立場の低さなど重たいテーマだが、イジョンウンさんの存在によって必要以上に重たくならない。

本質はそ
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スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.0

死体と旅をし、友情を育みながら自分を見つめるというお話。
やっぱりエドガーライト的というか、ショーンオブザデッドを想起するところがあった。

荒唐無稽ながらも死生観、家族、恋愛、セックスと射程範囲は広
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.0


“スティーブンスピルバーグの自伝的映画”という前フリだけである程度内容が想像できたし、だいたい想像した通りだった。
想像通りだったが、これがなぜか面白い。
さすがスピールバーグ。これが巨匠のなせる技
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

もっとSFアクションなのかと思ったけど、違かった。
エドガーライトからサブカル要素を抜いた感じのバカ映画だった。

マルチバースという設定で”なんでもあり”だから考えても無駄。
哲学的な意味がありそう
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ベネデッタ(2021年製作の映画)

3.0

いやーひどい映画だった。割とひどい映画は好きなんだけれど、そんな俺でもドン引きするくらい酷かった。
ひどい暴力、残酷、性描写があるんだけれ、性描写に関してはエロティックというより普通にみれた。
(中世
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エゴイスト(2023年製作の映画)

3.0

出会ってからエッチに至るまでのスピードが速すぎる!これは恋とか愛ではなくて、お金と肉体についての話だ。
(主人公も「自分は愛がわからない」と言っている)。
お金で買うのは愛ではないと思うし、あまつさえ
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別れる決心(2022年製作の映画)

5.0

(3回目 日本語吹き替え版の感想)

土曜ワイド劇場感というか、2時間ドラマ感があっておもしろかった。字幕みなくていい分、いろんな気づきがあったし。一方、言語的な違い(ひっどい釜山弁とか)はなく、その
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バビロン(2021年製作の映画)

3.2

面白かったが、もう一度観るか?と言われたら微妙。どうしてもララランドと比べてしまうんだけれど、あの作品にあったエモがこれには感じられなかった。そもそもコンセプトが違うし、監督の意図も違うのだろう。わざ>>続きを読む

BTS: Yet To Come in Cinemas(2023年製作の映画)

3.0

BTSのことをよく知らない自分でも楽しめた。フィルムライブでこんだけ楽しいんだからリアルライブだったらどうなっちゃうんだろう。

狂った野獣(1976年製作の映画)

4.0

全編にわたって流れる軽快な音楽(ファンク系)。この時代はとにかく警察をマヌケに描くね。今じゃこういう描写無理なんだろな。