junjuoneさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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さらば、わが愛/覇王別姫 4K(1993年製作の映画)

4.6

これほど圧倒的な美しさを放つ映画があるのか。

このところリバイバル上映されていて軒並み評価が高く、ポスターからしてただならぬ覇気を感じさせる作品。
公開された当時小学生だったが、このポスターはうっす
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リトル・フォレスト 冬・春(2015年製作の映画)

3.7

ウェスアンダーソン映画から洒落乙さを引いたような淡いムードと味わい深さと心地よさ。

リトル・フォレスト 夏・秋(2014年製作の映画)

3.8

盆に東北を旅し、立ち寄った岩手奥州の山川の扇状地の景色に魅せられ、この辺りを舞台にした映画がないか調べたところ本作にたどり着き、帰宅してから即鑑賞。


霧のかかる山に挟まれた田圃の景色、どの日本の山
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浜の朝日の嘘つきどもと(2021年製作の映画)

3.1

福島県、磐梯吾妻スカイラインを旅したあと、すぐにこの福島ムービーを観た。

映画好きの映画讃歌、人生讃歌、としては、もっと深い感動をさらってほしい気持ちはあるも、人情喜劇にほっこりできました。

赤い夕陽の渡り鳥(1960年製作の映画)

3.3

本日磐梯吾妻を自転車で旅し、その日のうちにこの映画を観た。

60年前に開通した磐梯吾妻スカイライン、横から眺める吾妻小富士、今日見た景色そのままだった。
最後福島駅に駆け下りた浅丘ルリ子、大体1時間
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グレイマン(2022年製作の映画)

3.7

何か真新しい演出とか、ストーリーが超面白いとか、そういうわけでは無く、しかし王道のアクションのクオリティが極限まで築き詰まってて、すごかった。

ゴズリングのクールさ、クリエヴァさんのクレイジーさ、ア
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Pearl パール(2022年製作の映画)

3.9

彼女は強いと思う。

閉塞的な環境で育ってるという自覚があり、自分は何か普通じゃないんじゃないかと思いながら、街に出て人と関わることを選べている。

あらゆる自由意志を否定してその場から逃そうとしない
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あにいもうと(1953年製作の映画)

3.5

大昔にテレビでちょっとだけ観たのを朧げに覚えていたので観てみた久々のクラシック。

兄が妹をこれでもかというくらい殴り足蹴にする。

インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(1984年製作の映画)

4.2

アメリカ、そして娯楽というものに大きな興味を抱くきっかけとなった当作、初めて観たのは30年前。今回観るのも25年ぶりくらいだと思う。

昔観たときの興奮は褪せることないどころか、やはり映画娯楽の演出を
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カリブの白い薔薇(2006年製作の映画)

2.2

アナデアルマス観賞用。
予想以上にあどけなさすぎてました。

怪物(2023年製作の映画)

3.4

是枝作品は、後半優しく真面目に収束する感じ。

この映画はサスペンスなのか、人間の解釈が暴走したファンタジーの世界なのか、桐島部活やめるってよ、告白、が合わさったようなスリリングかつ重苦しい展開を存分
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

2.8

淡々としてて、娯楽性は薄い。

娘を思う親父の胸中も、娘が大人になってから思う親への思いも、もうちょっと具体的に想像できる描写があれば。。

名曲アンダープレッシャーをふんだんに使われるとちょっとずる
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AIR/エア(2023年製作の映画)

4.0

エアジョーダン誕生のストーリー。
NIKEのマーケティングの話。

84年のNBAドラフトは史上最高の当たり年、オラジュワン、バークレー、ストックトン、そしてジョーダンがいた。
前年にはドレクスラー、
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.5

まさかここまで泣かされる感動大作になっているとは。
お笑いと涙の振れ幅がすごくて、まるでキン肉マンを読んでいるかのようだった。

エンドゲーム以降、スパイダーマンNWH以来の極上の大団円映画。
数年に
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.3

このゴールデンウィークはGOTG3が本命だけど日程が合わず、代わりにちょっと惰性で観たのがこれ。

面白かったです。

喜劇 愛妻物語(2020年製作の映画)

3.4

夫の年収が50万なら妻のこの毒づき方もいたし方ないかと、胸糞を飼い慣らしながら観た感じだ。
水川あさみの演技が凄すぎる。
同じ毒を棲まわせてないとできないような演技だ。

昔輝きかけた一定の才能は持ち
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聖なる証(2022年製作の映画)

3.1

フローレンスピューがどんどん成熟していく。

重苦しいトーンだけど話の筋はすっと腹落ちするしピューの演技も相まって観やすかった。

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.1

いわゆる男性主人公というものがいない以上、戦後では、カッコーの巣の上で、羊たちの沈黙、以外で久々にアカデミー賞の主要5部門を実質独占したとも言える作品とあって、めちゃめちゃ楽しみにして観ました。>>続きを読む

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.2

映画賛歌ものは、ストーリーが感動的かに関わらず、映画を通して人の心をくすぐることのからくりを見せてくれるから、その瞬間に涙腺掴まれる。

戦争ものを撮ったときの、部下を全員失ったドイツ将校になりきった
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エスター(2009年製作の映画)

3.6

サクッと観ようと思っててずっと手をつけてなかった作品。

続編が公開されると知って、やっと観る気になった。

想像以上の狂気。

エスター役の女優、年齢も含めてハマり役すぎ。

大人たちが不用心すぎる
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.2

アベンジャーズエンドゲーム以後、フェーズ4で色んな新登場ヒーローや中ボス候補のお披露目に走ってきたMCUが、フェーズ5のスタートで、ドラマロキで出てきたあの男を次の大ボスとして紹介するための今作と理解>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

4.0

深夜0時から、少し酒も入り、直前にFALLを観てからの続け様の鑑賞だったにもかかわらず、しっかり最後までアドレナリンを持続させてくれた。


1920年という舞台は、アムリットサル大虐殺があった直後で
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FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.9

なんで白人の子はこんなバカなことしちゃうの。。

高さ、落っこちる、というところに着目した新ジャンル、、手から汗は出っ放しでした。

ほぼ何もできない極限の場所での、極限の粘り強さと試行錯誤は見応えあ
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

4.9

映画というアトラクション。
3時間の没入する娯楽。

IMAX3Dで観たということもあり、もう映画という括りで評価するのもはばかれるような驚異的クオリティの作品でしたが、一つ一つの画のアイデアと、長丁
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

3.1

アベンジャーズで集結した世界からそれぞれの世界に分散している時期ということで、また単体映画としての面白味以上のものはそこまで濃くなかったか。。
と思いきや、意味ありげに登場したリリ・ウィリアムズは2代
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

山王戦の盛り上がりの全トピックが、遠い記憶からセリフの一つ一つまで思い出されて、あえて予習し直さなくてちょうどよかった。

試合後半の展開は、両チーム全ての得点をはしょることなく描かれていて、この臨場
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.3

飛行機で軽い刺激を求めて観た。

長かったけどなかなか面白かった。

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.1

飛行機で英語のみで鑑賞。

鍵となるDNAを使って、共存できるようになった、ということ?

シニアイヤー(2022年製作の映画)

3.0

レベルウィルソンすごい。
アリシアシルバーストーンがどこに出てるのかと思ったら、ほぼカメオ出演か。

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.9

やはりこの人の映画は不気味な緊張感に惹きつける。

テーマとしては、見せもんじゃねーよ、という感じか。。

ピール監督の過去2作は社会的人種的な深いテーマを考えさせられたが、今回は、そこはあまり考えず
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

唯一無二のジャンルの映画が、非常に分かりやすくなって帰ってきた。

仮想敵国も特定できないように今時に配慮されてるし、空中シーンの描写が非常にわかりやすくて迫力満点だった。

谷合を疾風の如く突破して
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トップガン(1986年製作の映画)

2.8

トップガン:マーヴェリックがあまりに評判いいので、予習再鑑賞してみた。

ちょっとゴツいヒロイン、まだ全然可愛くないメグライアン、サンディエゴの街並、分かりにくい空中戦の描写、ヴァルキルマーの存在感と
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

3.8

PTAの人生讃歌、生々しく瑞々しい。

映画的なドラマチックな抑揚をシナリオにつけないけど、監督自身がリアルにこんな人生ドラマを生きてきたのだろうな、と思わせるPTA映画。


憧れる人物は出てこない
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モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

4.0

唸るほど面白い。。

アフリカと国連、北朝鮮と韓国、ソマリア。

実話ベースなのかもしれないが、目も当てられないソマリアの実態を紹介するとともに、南北のドラマを織り込んでユーモアある娯楽を貫いてる作風
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ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

3.1

ラプトルのIQが注入された悪竜、こんなにエモーショナルな動きで襲ってこられたら、恐竜というよりもはやエイリアン。。