junjuoneさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

junjuone

junjuone

映画(289)
ドラマ(0)
アニメ(0)

シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

3.1

アジア、カンフー、かなりの手練れという要素。
主役を張る役者の人選には、ブルースリーやジャッキーチェンとは違うオリジナリティを持ちかつ見劣りしないみたいな、絶妙なチョイスが必要とされたと思うが、シムリ
>>続きを読む

クルエラ(2021年製作の映画)

3.2

ヴィラン誕生秘話。

クルエラの人格形成には反骨と因縁、意志とセンスが背景にあった。
この辺の描き方は、相変わらずアメリカ映画の面白いところ。

コソ泥のジャスパー&ホーレスとの絆も描かれていたり、そ
>>続きを読む

101匹わんちゃん(1961年製作の映画)

3.1

クルエラを観たいための準備として、再鑑賞しました。

クルエラのキャッチコピーで、「ディズニー史上最も悪名高きヴィランはいかにして生まれたか」というような言われ方だったが、むしろディズニー史上最もショ
>>続きを読む

ジャングル・クルーズ(2020年製作の映画)

3.1

たまにはただただ気楽な映画もいいのかな。

しかしあのドウェインジョンソンと肩を並べて見劣りしない女とは、なんたる迫力か。

少し圧を感じるくらい、しなやかな女性の描かれ方ですね。。

女性がズボンを
>>続きを読む

黒部の太陽(1968年製作の映画)

3.9

黒部立山を旅して帰宅後に鑑賞。


ベンハーのような冗長さを感じるシーンもありますが、重厚であり芯の通った娯楽作品でした。


現場は出来ないと言う。
施主は出来るだろと言う。
監督者は不条理立ちこめ
>>続きを読む

劔岳 点の記(2008年製作の映画)

3.3

こりゃ2点台だな、、と思って途中まで観てましたが、観ているうちにいろいろこの映画の味を感じられるようになってきて、最終的にこの点数です。

黒部立山アルペンルートを旅して剱岳を望み、帰宅後すぐにこの映
>>続きを読む

ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

エンドゲームでのあの献身的なリーダーシップ、バートンとの感動的な崖っぷちの自己犠牲の掛け合い、そして迷いなき重い決断と行動、そのモチベーションがなんだったのか。

アベンジャーズが私の居場所、ファミリ
>>続きを読む

ザ・フライ(1986年製作の映画)

3.5

好奇心旺盛で純真で色気ある女性像がはまるジーナデイヴィスに、このクリーチャーを前にして、最後まで健気な演技をさせる。
だから成り立つ、悲恋とグロの融合という類を見ないジャンル。

確かにこんな女性なら
>>続きを読む

パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

2.8

なるほど。
ファンタジーだけど社会ドラマ。

大佐が残酷な所業を繰り広げる現世を間近に見ながら、自分たちが寝泊まりしている2階の部屋で妄想を作りなんとか精神バランスをとっていたのか。。

ファーザー(2020年製作の映画)

3.0

もはやリアルタイムに存在する他人は介護士2名のみで、それ以外の登場人物と風景は全て記憶からの産物か。。

であるが故、最も存在が色濃く登場する長女への純粋な愛を感じる。

認知症体験のような作りは、映
>>続きを読む

未知との遭遇 特別編(1980年製作の映画)

3.8

無音のオープニングクレジットからブラスの音と共に砂嵐のシーン。慌ただしく各アングルから動きながらセリフを発する役者たち。
観る者を惹き込む画作りが冒頭から放り込まれてくる。

約20年ぶりに観ましたが
>>続きを読む

朝が来る(2020年製作の映画)

3.6

育ての親から、産みの親の方へクライマックスを持ってきたか。

養子をとることが簡単にできるものではないと感じた。
例えば熟年カップルってだけでは養子とるって難しいことかね。。

大人も少年少女も、全て
>>続きを読む

なぜ君は総理大臣になれないのか(2020年製作の映画)

3.2

初志貫徹も、政党批判に力が入る五十路の姿、真面目な人だ。

Seaspiracy 偽りのサステイナブル漁業(2021年製作の映画)

3.6

Cowspiracyからのサステイナブル2本目です。

肉食ったらいかん、と理解した矢先、今度は魚もダメか。。となって流石に気が重くなった。

地上の出来事が主である畜産の話以上に、今まで全く教育され
>>続きを読む

ノマドランド(2020年製作の映画)

3.7

職場が無くなり、住んでた街が無くなり、夫が亡くなったあと、バン一つのハウスレス生活を選び故郷には帰らない。

人生と人格を培った尊い大人ライフがその地で確かに開拓されたのなら、自分が自由でいられると感
>>続きを読む

女神の見えざる手(2016年製作の映画)

3.5

ジェシカチャスティン、顔はキツいけどスタイルがチャーミングで、ポーカーフェイスな役どころも人間味のある役も上手(結局ただただ万能な女優さん)というのが、"X-MENダークフェニックス"からの"IT~t>>続きを読む

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

3.4

登場人物の生い立ちの設定をどんどん深刻にしていけば、泣ける映画って案外作れるもんなのかなぁ、と思うくらい、見事なまでに皆さんワケあり。
日本映画、こういうの好きですね。。
もちろん泣けました。

宮沢
>>続きを読む

アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

3.3

主人公がタイムトラベル乱用しすぎで、一度きりの人生カンニングは通用しないぜ、もうその辺にしとけとけよ、と言いたくなるが、もしタイムトラベルができたらどう生きるか、という目線で見れば、ドラえもんののび太>>続きを読む

シャッター アイランド(2009年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

2度観推奨型の作りのサスペンス、もう10年以上前の作品なのですね。

基本的に主人公の目線で語られるから、周りのキャラクターの様子やアングルと編集の不自然さから、主人公の妄想を示唆する作りになっている
>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.5

役所広司すごいですね。

西川美和映画は「ゆれる」を観て衝撃を受けて以来、ディアドクター、以来3作目。

人間の難しさ、社会の難しさを描くのがうまくて、主人公に安易に感情移入させない重苦しさは
相変わ
>>続きを読む

記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.8

深い取材や造詣があるから描けるのか、むしろ無くても描けるのか、はたまた政権なんて所詮こんなもんだから描けるのか。

役者の演技力まで計算に入れた間の取り方、抜かりがない。もう一回観たら深くレビューでき
>>続きを読む

ドラキュラ(1992年製作の映画)

2.2

年始に都立現代美術館で、石岡瑛子の展示を見たのがきっかけで、アカデミー賞衣装デザイン賞獲得した本作を鑑賞。

陳腐な演出が目立ち、コッポラの気の緩みと勝手に解釈しました。

この後90年代で輝きを放つ
>>続きを読む

天気の子(2019年製作の映画)

3.0

天気は天の気分。
人間なんでも自分中心で考えがちだが、地球上で大自然の脅威にさらされて必死に生きるのは人間の方。
現代の異常気象ったって、江戸時代にも考えられないような災害があったんだ。
東京も江戸時
>>続きを読む

アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

出張で広島・呉を訪れ、戦艦大和の造られたドックと記念館を見たことがきっかけでこの映画を鑑賞。

非常に面白かった。
コロナ下で良作に巡り会うチャンスも少ない中、しかも邦画で4点を献上。

戦艦大和の施
>>続きを読む

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

2.9

大人1人でも、さほど恥ずかしくならずに観れました。

炎柱の、「頑張って生きて行こう」、からの、「さびしくとも」というセリフがなかなか渋かった。

アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

3.1

イーストウッド監督だったのか。。どおりで見慣れた淡々さだった。
なんで最後殺されるのか全く分からないが、すぐにネットで調べました。

インセプション(2010年製作の映画)

4.5

TENET観て、久々に観たくなった。

夢の階層下で時間が何乗にも遅くなること。
夢から醒ますキックの仕組み。
夢の2層目で1人で4人の仲間の睡眠を守りかつ同時に目覚めさせるために無重力下で奮闘するア
>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.4

クリストファー・ノーランがまたまた、時間というものを取り扱った新作とあれば、至極の芸術鑑賞のお時間である。


インセプションでは、人の意識の多層深層に入り込んだら時間の流れが何乗にも遅くなるというカ
>>続きを読む

許された子どもたち(2019年製作の映画)

4.3

ラストには主人公がきっと罰を受けるだろうとか、死ぬほどの後悔と反省で心を入れ替えるだろうとか、そんな生易しい映画的カタルシスを期待する気持ちすら、観ている途中ほぼ起きない。起こさせない。
それ程の胸糞
>>続きを読む

葛城事件(2016年製作の映画)

3.3

実際事件題材ものを何件か勧められた中で観た一作。

死刑廃止論者の女性が死刑囚と結婚を決意して寄り添おうとする姿。。
死刑廃止を訴えるために死刑囚と結婚てのは、なんか違うんでないのかなぁー、と思いなが
>>続きを読む

愛なき森で叫べ(2019年製作の映画)

3.2

短縮された長編のほうではなく、フルのドラマ版、deep cutで鑑賞。

不謹慎にも、園子温に映画化して欲しかった事件の一つ。
これまでの園作品、オウム、愛犬家、東電OLときて、当作品題材の北九州事件
>>続きを読む

岳 -ガク-(2010年製作の映画)

3.2

山に登った後は山映画を観たくなる。

しかし、なぜ日本人は冬に山に登ろうとする。。
雪山に登りたいという気持ちはまだないなぁ。

弱虫ペダル(2020年製作の映画)

2.4

2時間にまとめると、地区大会までがやっとか。。
原作アニメをインターハイまでは観進めたところです。

海千山千のライバル達も全然出てこず、とにかく内容はチーム総北の走りに絞った形にまとまってしまってま
>>続きを読む

Cowspiracy: サステイナビリティ(持続可能性)の秘密(2014年製作の映画)

3.7

畜産がこれほど地球に悪いことだとは。それも、人間の数の多さ故とは。


例えば畜産に関して見聞きしていたことはいくつかある。

牛乳を人間が飲むと良くないだとか、地球温暖化の最大原因が牛のゲップである
>>続きを読む