桂日之石さんの映画レビュー・感想・評価

桂日之石

桂日之石

晩春(1949年製作の映画)

4.5

笠智衆の飄々とした演技がやっぱりいい 当時の結婚の価値観ではあるが、いま聞いてもちょっと考えさせられるセリフもある こんな娘がいたら本当に幸せだろうな

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.5

以前アメトークとかで漫画が話題になったときに買って読んでたのでもういちど読んでから映画をみてみたが、とてもよく映画化されていて映画ならではのよさがある 綾野剛もこういうタイプの人がつけてそうな香水の匂>>続きを読む

ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還(2003年製作の映画)

4.0

三作品を三夜連続でみてみたが、想像していたよりも壮大な歴史群像劇で登場人物が多くてすこし疲れてしまった これだけ評価されているのになぜ20年間もみようとおもわなかったのかとおもって遂にみはじめてみたけ>>続きを読む

ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔(2002年製作の映画)

4.0

二作目はなんか三作目との橋渡し的な感じがして、アクションシーンにもすこし疲れてしまったが、ゴラムのキャラが絶妙に哀愁も感じられてよい

ロード・オブ・ザ・リング(2001年製作の映画)

4.0

話の始まりかたからしてワクワクするような雰囲気がある この頃たしかハリーポッターもおなじような時期でなんか両方とも似たような印象だったからどっちもみないまま20年以上経ってしまったけど、いまみても映像>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.0

テレビ放映して話題になってたのでみてみた いろんな要素を詰め込んだであろう話の筋はよくできててとくに中盤ぐらいまでがおもしろかった かしこみかしこみ スナックのママとたまきさんのキャラが魅力的

カールじいさんの空飛ぶ家(2009年製作の映画)

4.5

風船で家を浮かばせるなんて結構だれでも考えたことありそうな発想だけど、こうやって綺麗に映像化されるとやっぱりすこしはワクワクする なんとなく桃太郎みたいな感じもあってとにかくみやすくて良い ほとんどセ>>続きを読む

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.5

とくに捻りのない王道シナリオだけど、だからこそのよさというか、ぜんぜん疲れないでただ楽しくみられる これが実話を元にしてるって知らないままみはじめたけど、実際にこういう人を生み出すなんてゲーム自体もす>>続きを読む

Winny(2023年製作の映画)

3.0

YouTubeとかもなかったような時代 当時ほかにもWinMX、Cabos、LimeWireとかあって、はじめて知ったときは、え、そんなことできるのって驚いたのをおもいだす 懐かしい Winnyをつく>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

原爆投下後のアメリカ人たちの反応がなんともいえない気持ちになるけど、ただ喜んでるだけのシーンじゃなくて、ああいう表現にしてくれたのは日本人としてはすこしよかったとおもう 登場人物が多すぎて名前が覚えき>>続きを読む

さくらももこワールド ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌(1992年製作の映画)

4.5

音楽がみんなかっこよくてシャレたミュージックビデオをみてるような気分にもなりつつ、友蔵とヒロシが酔っ払ってるシーンは笑えるし、健気なまる子をみてたらうるっとしてしまう こどもはみんなこういうの見とくと>>続きを読む

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.0

こういう問題ってまったくなくなるってことはないんだろうな 人種差別はあってはいけないとおもう一方で、たとえば九州出身の人に酒は強い?とか、背が高い人にバスケやってた?とかですら差別扱いになりかねない時>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.5

映像は凄いけど一作目ですでに凄かったので二作目でとくに新しい凄さはそんなには感じなかった とにかく固有名詞が多くて、物覚えが悪いのでずっとそれなんだっけ状態になってしまった とはいえこういうのは映画館>>続きを読む

正欲(2023年製作の映画)

3.0

前半のガッキーのくたびれた感じ こういう役もできるんだ 趣味嗜好は人に迷惑さえかけなければいいとおもうけど、自分のこどものこととなると介入し過ぎてしまうというのもわからなくない やはり他人には寛容であ>>続きを読む

ある男(2022年製作の映画)

4.0

なにより役者がすごく豪華で、演技が活きているのでそれだけで魅力的 映画の中で感じの悪い旅館の兄貴も言ってたけど、こういうことで何かが変わったり精神的にラクになったりするのだろうか なんだか余計にややこ>>続きを読む

狼たちの午後(1975年製作の映画)

3.5

若い頃のアルパチーノを久しぶりにみたけど、間抜けな役をやってもやっぱり色気があって迫力もあってさすが 人質がすぐに和んでいくかんじとか、こういう肝の座ったおばさんってどこの国でもいるんだろうな

青い春(2001年製作の映画)

3.0

これはあまり自分の好みには合わなかったけど、音楽はよかったのと、花は咲くものですって言ってた小さい先生もよかった

落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.0

主演の人はもちろんだけど、犬も含めて全員の演技がリアルで演じてるようにみえない 夫を亡くしたうえ、殺人の容疑までかけられるって辛すぎるが、では事実はどうだったのだろうか よく出来ててこういうの好きです>>続きを読む

流浪の月(2022年製作の映画)

3.5

「怒り」もそうだけど、この監督は広瀬すずにこういう役をやらせたがるようにみえる いとこ以外はだれも悪くないといえば悪くなくて結局はコンプレックスの話なんだろうけど、文は結局ロリコンなのだろうか

ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

4.0

猿の惑星をはじめてみたときまではいかないけど、似たような気持ちになる こんなことあり得なそうだけど、ないとは言いきれないのがおもしろい わりとトンデモ系のYouTubeとかも日頃みてるのでこういうのは>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.5

そんなに期待しないでみたら案外ジワっときてしまった 孤独に努力してきた人間が認められる話に弱い そういうシーンが多くてそのたびに涙腺が緩んだ 漫画は読んでないけどすごくうまく映画にしたとおもう

ウェンディ&ルーシー(2008年製作の映画)

3.5

犬想いで素敵な女ルンペン 犬を飼ったことがないので、この状況ならひとりで生きたほうが金銭的にはラクなんじゃないかとも思いそうになるが、俗にいう家族なんだろうな ミシェルウィリアムズはやっぱりいいな

アメリカン・グラフィティ(1973年製作の映画)

3.5

青春ものは苦手だけど車はカッコイイし、音楽もよくて、いかにも当時のアメリカといえばの雰囲気があるが、じぶんの過去を思い出すとこんなに充実していろんなことが起こる夜なんて一晩もなかった気がして羨ましい

異人たちとの夏(1988年製作の映画)

3.5

秋吉久美子がいい 鶴太郎もいい いかにも昭和という感じの雰囲気がけっこう好きだけど、これたぶん原作を読んだらもっと面白そうだとおもった なんとなくじぶんの母親のことを思い出してしまった

ディア・ハンター(1978年製作の映画)

4.0

タイトルは鹿狩りだけど、主人公は戦争に行って命の尊さ感じるようになる とくにロシアンルーレットのシーンは映画だとわかっているのに緊張する ロバートデニーロは繊細な役柄だけどやっぱりいい演技

ロード・インフェルノ(2019年製作の映画)

3.0

子どもがいちばんマトモで両親がおバカだからみていて少しイライラする 奥さんの車の運転シーンとかほとんどコメディ 相手が本気できたらとっくに殺されてるんじゃないかとおもえちゃうとちょっと冷める

市子(2023年製作の映画)

3.5

杉咲花をはじめ役者の演技がいい こういう問題って実際にどれぐらい起きてるのだろう 結果的にどんどんどうしようもなくなってしまい自業自得もあるが、まあ切ない 親ガチャって言葉はあんまり好きじゃないけど、>>続きを読む

ドラゴンボール超 スーパーヒーロー(2022年製作の映画)

3.5

鳥山明の訃報には驚いた 漫画家は短命の人が多いらしい 鳥山明の描くメカの絵は未来っぽさとアンティーク感が両立していてとてもワクワクした記憶がある 漫画のドラゴンボールが終わってからはまったく追っていな>>続きを読む

黄龍の村(2021年製作の映画)

4.0

この内容と質のまま120分とかあったらビミョーかもしれないが、66分という尺だからいい それだけの時間でこれだけ展開があって多少はワクワクできるのだから満足です

あなただけ今晩は(1963年製作の映画)

4.5

この辺りの時代に天真爛漫な役をやらせたらシャーリーマクレーンは飛び抜けてかわいい コメディだから都合がよすぎるところもあるし、すこし長めたけど、気にならないくらいおもしろい というかとにかくかわいい

カビリアの夜(1957年製作の映画)

4.5

お人好しは損をするって昔から言われるけど、世の中に悪意のある人間がひとりでもいる限り、やっぱり騙されちゃう 主人公のちょっとお調子者のキャラクターと演技の良さでとっても切なくなる

乱れる(1964年製作の映画)

4.0

25歳くらいならほかが見えなくなるくらい夢中になる恋というのもあるのかな それが義姉だとしても構わないくらいの ツラいだろうな 高峰秀子がとびきり美人というわけではないけどリアリティがある

血と砂(1965年製作の映画)

4.0

コメディっぽいところが多いわりに命の尊さや儚さを感じられる 慰安婦問題的にはとやかく言う人もいそうだけど、きっとなかにはお春さんみたいな人も実際にいたかもしれない

(1960年製作の映画)

4.0

いまだったらこんなに丁寧に穴を掘るシーンに時間を割かなそうだけど、それによってリアルに穴を掘る大変さが伝わってくる これが実話を元にしてるというのは脱獄を擁護するわけではないが、なんだかいい世の中な気>>続きを読む

ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年製作の映画)

4.0

登場人物がかなり多めの群像劇だけど、頭で整理しやすいように上手く撮られていて、最終的にきれいにまとめられていて流石 ちょっとふざけた感じもオシャレなので好きな映画を聞かれたときにこのタイトルを言ったら>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

ベラと聞くと妖怪人間を思い出してしまうがそれはいいとして、かなり変な映画でコメディにも恋愛映画にも青春映画にも取れるけどホラーともおもえる エマストーンはそこまで体当たりの演技をしなくてもとおもうぐら>>続きを読む

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