桂日之石さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

反則王(2000年製作の映画)

3.0

一昔前のインディープロレスという感じでどうってことはないがコメディタッチがちょうどよくてそれなりにおもしろい

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.0

内容もよく練られて作られてるのだろうけど、単純に映像だけみてもすごくて、こういうのをみると毎回おもうけど、作り物だか現実だかわからなくてすごい時代だなと感心して魅入ってしまう

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.0

なにげないシーンで聴覚障害のひとの日常での不便さとかを表現していてうまい 岸井ゆきのの演技もだけど三浦友和もやっぱりいい こういう人間が描けてる作品はとても好みである

A2(2001年製作の映画)

4.0

これをみると信者たちも結局はただの若者たちで、きっと悪意があってやっていたのではないのだろうと当たり前のことをおもう こういう真面目で優秀な人たちがのめり込んだ先の組織だったり指導者だったりが真っ当>>続きを読む

レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)

2.5

はじめの15分ぐらいはおもしろがってみていられたが、やっぱり信長にはおもえなくて、それはそれでいいとしても、テンポも悪いのかじぶんには合わなくて飽きてしまった

劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室(2023年製作の映画)

4.5

こういうドラマの続編映画を映画館にみに行ったのははじめてかもしれない 公開前のスペシャルドラマをみたらおもしろさを思い出してみにいってしまった お客がみたいものをそのまま作っている感じがいい フ>>続きを読む

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

3.0

世の中にはカミングアウトしていない人も含めてこういう人がたくさんいるんだろうとおもうと可哀想とか言っちゃいけないのだろうけどそういう気持ちになる でも昔からこれはじぶんの悪いところだけど、この手の話>>続きを読む

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.0

まあそうなるだろうとおもうが、コメディでもコメディ過ぎないバランスがいい 適量であればじぶんも仕事にちょっと飲んでからいこうかなとおもってしまった

生きる(1952年製作の映画)

4.5

リメイク版をみにいこうとおもいつつ結局みなかったが、ひさしぶりにオリジナルを鑑賞 死ぬ気になればなんでもできるという言葉があるが、実際はそうもいかないのが現実である でもこの作品をみると、一生懸命>>続きを読む

男はつらいよ 私の寅さん(1973年製作の映画)

4.0

岸惠子はそんなに好みではないが、関係なく楽しめるのは結局は寅さんをみたくてみてるのだろう 女性に対する態度はいまの時代だとどうなんだろうとおもう部分もあるが、こうやって感情のままに生きられる人に憧れ>>続きを読む

峠 最後のサムライ(2020年製作の映画)

2.5

役所広司がみたくてみたが、活かしきれていない印象 話の題材が良いので悪くはないが、話に深みがあまり感じられなかった

42〜世界を変えた男〜(2013年製作の映画)

4.0

人種差別を一身に背負うような気分だろう 並の精神力じゃとてもやってはいけない 運営側ももし差別意識などなかったとしても世相からしたら慣例に従うしかない しかしそんな中でもあえて強い意志を持って自>>続きを読む

東京リベンジャーズ(2021年製作の映画)

3.0

じぶんが年老いたのかなとおもうほど、最近の若手俳優がわからなくなってきていて、どれがだれだかなかなか覚えられないまま最後までいってしまった 流行りモノに飛びつけないわたしのあまのじゃくな性格もあるの>>続きを読む

AIR/エア(2023年製作の映画)

5.0

NIKEのコマーシャル映画ともとれる内容だがマイケルジョーダンファンとしてはこの話は終始ワクワクしてしまう かかる曲がどの曲も懐メロという感じなのもいいし、マットデイモンもそうだけどマイケルジョーダ>>続きを読む

ブラッド・ブラザーズ マルコムXとモハメド・アリ(2021年製作の映画)

4.0

マルコムXもモハメドアリも純粋過ぎたのだろう どの国のどの時代でもなにかに秀でた素直な人間ほど利用されて捨てられて、せっかくのキャリアも台無しにしてしまう アリの場合はイライジャムハンマドが亡くな>>続きを読む

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.0

原作は読んでないがタランティーノっぽいの目指して作ったような映画 シナリオはそれなりにおもしろいかもしれないがキャスティングがめちゃくちゃなので、これならアメリカを舞台にしてオールアメリカ人でやった>>続きを読む

続へそくり社長(1956年製作の映画)

3.5

続編というより本でいえば前作と本作で上下巻のようなつくり あいかわらずボーッとみていたが、どういうわけかこちらのほうがやや面白いのは登場人物に愛着がわいてきたからかもしれない 前作からそうだが八千>>続きを読む

へそくり社長(1956年製作の映画)

3.0

社長シリーズといえば有名だけどみたことがなかった シンプルでおもしろいけど、いまこの時代にみるとすこし物足りないかな でも当時の文化をみられるのはいい

神は見返りを求める(2022年製作の映画)

4.0

とくに当初抱いたユーチューバーという人種に対する悪いイメージがそのまま表現されていて、この監督は人を嫌な気分にするのが上手い そこにさらにムロツヨシと岸井ゆきのの演技が素晴らしいので余計に嫌な気分に>>続きを読む

力道山物語 怒涛の男(1955年製作の映画)

3.0

名前以外ほとんど創作のような作品だが、冒頭で実話ではないことを説明しているので潔い 朝鮮で生まれた力道山がきっとこういう過去ということにしたかったのかとおもうと、やはり空気感としていまよりもっと差別>>続きを読む

西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

3.5

こういうのをみると本当に戦争なんて行きたくないとおもうし、世の中の大半の人間が戦争になんて参加したくないはずだけど、他国から仕掛けられて国を滅ぼされるかもしれない事態になったときは、やっぱりやらざるを>>続きを読む

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.0

そんなに期待せず、とはいえ心のどこかでシンゴジラのようにおもしろいかもと淡い期待も持ちつつみてみたが、期待しなかったほうの予想どおりでシンウルトラマンをみた後とおなじような気分 あえてやってるのだと>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.0

おもしろいシーンやバカバカし過ぎて笑っちゃうシーンがたくさんあってぜんぜん飽きることなくジェットコースターのようにみおわってしまう アカデミー作品賞にも選ばれて、アジア人が活躍するのは嬉しい 主演>>続きを読む

エルヴィス(2022年製作の映画)

3.0

エルヴィスの有名な曲はだいたい知っているし、CDもベスト盤ぐらいは持っていたけど、彼の生い立ちなどはほとんど知らなかった いつの時代でもどんな業界でもこういう一流の裏には必ずといっていいほど儲けよう>>続きを読む

ニッポン無責任野郎(1962年製作の映画)

4.0

ニッポン無責任時代とほとんど同じようなもので遜色もないが、あまりにもおなじようなものすぎて二作続けての鑑賞はさすがにすこし飽きる とはいえ実に愉快で良い

ニッポン無責任時代(1962年製作の映画)

5.0

これもこんなに高評価をつけるのがすこし恥ずかしいがはじめてみたときから好きなんだ こんなに上手くいくわきゃないだろうとおもうが、このC調さをみていると小さなことでクヨクヨ悩んだりするのがバカバカしく>>続きを読む

姿三四郎(1943年製作の映画)

4.0

三船が主演の黒澤映画はほぼみているが、それ以外はみていないものも多く、この監督一作目も今回はじめてみた 共通していえるのが、言葉が聞き取りづらいので集中力がいる 戦時中に完全版のフィルムがなくなっ>>続きを読む

刑事物語2 りんごの詩(1983年製作の映画)

4.0

一作目が好きで何度もみていたが、二作目以降をなぜかみたことがなかった この作品がシリーズでベストという声があって、たしかに唐突にショッキングな展開になったりもするが、一作目の絶妙なバランス感覚のほう>>続きを読む

ちひろさん(2023年製作の映画)

4.0

この監督の作品の印象はなんとなくだけど、ある若者の日常を切り取った静かな映画という感じだったが、この作品はそれよりもう少し映画的な感じがするが、なにより有村架純が魅力的である いろいろ経験してきたか>>続きを読む

still dark(2019年製作の映画)

4.0

主人公は盲目の青年だけど、だからといって暗くないのがいい 登場人物はほとんど三人だけで、その三人とも演技が自然で、とくに監督も務めた高橋雄祐の表情や目線にはリアリティがある

シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション(2018年製作の映画)

3.5

ライトなかんじでちょうどいい 題材が惚れ薬なところも幼稚でいい いろいろいいけど何がいいって製作者のシティーハンター愛が滲み出ているところ

PLAN 75(2022年製作の映画)

4.0

倍賞千恵子というだけで、男はつらいよのさくらのその後のような気がして切なくなる 日本の政治の非情ぶりをみていると、ほんとにこういう制度を検討しだしそうで妙にリアリティがある

刑事物語(1982年製作の映画)

5.0

高スコアをつけることに恥ずかしさもあるが、はじめてみたときからこの映画は好きで何度かみている バカバカしいところも多いし必要以上にバストも写るが、なんだかしんみりもして、最後の拓郎の曲まで含めてこの>>続きを読む

レベッカ(1940年製作の映画)

4.0

風と共に去りぬの翌年なのであえて白黒にしたのだとおもうが、センスがある ヒッチコックの映画はサスペンスやホラーでもなんとなく想像にある英国的な品もある レベッカという人は出てこないが、レベッカとい>>続きを読む

ヘルドッグス(2022年製作の映画)

3.5

駆け足すぎる気がする 原作を読んでいないので元々こういうものなのかもしれないが、それぞれの行動の動機がちょっと納得しづらかった とはいえなんとなくみてそれなりにはおもしろいのは岡田准一の魅力も大き>>続きを読む

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.5

シナリオもそれなりにおもしろいし、アーニャテイラージョイもクイーンズギャンビットで好きになっていたので楽しめた エドガーライトの作品って、レトロっぽい雰囲気をイマっぽいおしゃれさにしてみせる感じが、>>続きを読む