チーズマンさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

アラジン(2019年製作の映画)

3.6

お、この為のガイ・リッチーか!と思わせるジャスミンの覚醒シーンはカッコいいし、ウィル・スミスのジーニーが想像以上にハマってたから全然楽しんだけれど、1992年のアニメ版から現代向けの実写作品として、変>>続きを読む

トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

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子供の頃に誕生日のオモチャの代わりに親にねだって買ってもらったトイストーリーのVHSをめっちゃ観てたんでね、結構思い入れがある方だと思う。


アンディとウッディという「持ち主とオモチャの関係」を結末
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プロメア(2019年製作の映画)

4.0

オリジナル作品だけど、ほんとグレンラガン全編を2時間に圧縮したような映画だった。笑
ただし、切り貼り短縮じゃなくて“圧縮”というところでハンパない密度と勢い。
ここまでくると9割がたクライマックスみた
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ハッピーエンド(2017年製作の映画)

3.9

観る前は、おや?ミヒャエル・ハネケさんがあからさまな嘘をついた!と思ってたけど、最後まで観終わってみれば、あれ?あながち嘘じゃなかったかもと思ってしまったから恐ろしい映画だと思いました。

ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)

4.0

潔いまでの、男による男のための男気映画で思わず笑いながらも胸が熱くなる。

いや〜潜水艦映画、侮るなかれ。


そのまま男達で飲みに行くには最高の酒の肴なのは実証済み。笑
そして帰省中の地元の、アホみ
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

4.8

何か言うとしたら、
ここ10年楽しませてくれて、ありがとう!

しかないでしょうね、良いとこ悪いとこ全部ひっくるめて、これはもう。

映画単体でいえばインフィニティ・ウォーの方が好きだけど、「アイアン
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ザ・レイド GOKUDO(2013年製作の映画)

3.6

前作の成功でスケールが大きくなり、全体的にスタイリッシュになったことについての是非はそれぞれのあるとして、相変わらずアクションはすごいし最初の刑務所の場面はそれはもう上がる上がる。

ドゥ・ザ・ライト・シング(1989年製作の映画)

4.0

せっかくセンチュリーシネマに行くもスパイク・リーの「ブラック・クランズマン」がすでにチケット完売で観られなかった…予想してなかっただけにこの持て余したスパイク・リー熱をとりあえず本当何年ぶりかのこの作>>続きを読む

バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

4.1

あの主人公の女の子をキャスティングした時点でこの映画はすでに成功!でしょうこれは!

おそらく、もしこれが日本だったとしてもどうにかしてパキスタンの親元へ返してあげようと誰もが無条件で行動してしまうで
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ザ・レイド(2011年製作の映画)

4.1

久々の鑑賞、こういうの観るとやっぱアクション映画って面白いなと思う。
この作品に詰まっている何かやってやろうという勢いと気概がいつ観ても薄れないのがすごいね。

キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

3.6

キャプテンマーベルの能力が思ったのとは違ったけど、そこに意味があるんでしょう。
昔から世間的には男性キャラの専売特許だったストレートなパワー無双を女性キャラで上書きしてみせるのはDCのワンダーウーマン
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映画ドラえもん のび太の月面探査記(2019年製作の映画)

3.7

これはなかなかのクオリティ!

久しぶりに劇場でドラえもん観たけど、「映画ドラえもん〜」の名に恥じないちゃんと映画的な作品だった。
やっぱSFと想像力ってセットだからこそ遊びの幅が広めにとってある子
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バンブルビー(2018年製作の映画)

3.8

これがまた思ったよりもちゃんとした青春物で、なおかつトラヴィス・ナイト監督らしい成長の描き方もグッとくるし、驚くほどシンプル。
足し算の極みのようなマイケル・ベイのトランス・フォーマー・シリーズとは対
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バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

4.0

滅入っちゃうほど生々しい、どん詰まり。

イ・チャンドン監督の映画ってすぐには消化できないタイプの重たさで進んで何回も観たいとは思わないんだけど、しかし毎回1回観ただけで“凄まじく記憶に残るシーン”が
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.7

面白さに感動した!
だって漫画が動いてやがる!

スパイダーマンかあ…疲れに負けて寝ちゃうかもなと思ってたけど、いやいやいや疲れが完全に吹っ飛んだ。

吹き替えだったんだけど、多分それが正解だったと思
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運び屋(2018年製作の映画)

4.1

おや、これはイーストウッドのロード・ムービー!いいねえ。

というわけで『グリーン・ブック』の後に観たんだけど、あの作品はアメリカっぽい伝統的な良きロードムービーを不可分なく踏襲しててそれはそれの良さ
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大統領の陰謀(1976年製作の映画)

4.1

めちゃくちゃ久しぶりに、午前十時の映画祭にて。


タイプライターの音から始まりタイプライターの音で終わり、その行間を埋め尽くすのは無数の足跡と電話線の距離。
そんな古き良きジャーナリズム映画のクラシ
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スターリンの葬送狂騒曲(2017年製作の映画)

3.4

スターリンが死んだことで始まる側近のおっさん達のエゲツない権力争いのゴタゴタをブラックコメディとして描いた作品。
全部がぜんぶ命がけになっちゃうんだから側から見れば滑稽だよね。
もっと笑えるのかと期待
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ポリーナ、私を踊る(2016年製作の映画)

3.1

主役に、ガチでちゃんと踊れる人をオーデションしただけあってダンスのシーンの説得力は確かにある。
もしもそれを劇場のスクリーンで見せ付けられたらもっと色々なことを彼女の踊りから感じとれたんじゃないかと思
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銀魂2 掟は破るためにこそある(2018年製作の映画)

3.2

銀魂度数で言えば原作にもアニメにも劣らないぐらいしっかりと“銀魂”になってて、それだけでも評価されるべきだと思う。
豪華キャスト達のはっちゃけた演技も楽しいしね。

なんだけど、序盤ワクワクで途中で飽
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哀しき獣(2010年製作の映画)

4.0

映画悪役ワールドカップがもしあるならば必ず韓国代表にスタメン入りするのは間違い無しのミョン社長、なかなか入れ替わりが激しそうな韓国映画において未だにスタメン落ちする気配が一切ないというね。

劇場で観
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.1

重過ぎず軽やかで、それでいて何か考えるきっかけに十分なりえるような間口の広い作品だと思う。
普段あまりこういう題材に興味がない人にも勧めやすいし、無自覚の差別の話だからこれはこれで現代的でむしろ日本人
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ファースト・マン(2018年製作の映画)

3.9

こんな人だったんだ。

人類で初めて月に降り立ったニール・アームストロングが感じたであろう孤独や悲しみや不安をまるでそのまま観客に体験させるような映画で、訓練を重ね月に近づいていくほどニールの内面に潜
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アリータ:バトル・エンジェル(2018年製作の映画)

3.9

予告よりも面白いと嬉しいね!

原作の「銃夢」は見た事ないんだけど、とにかくジェームズ・キャメロンがこの作品の脚本を書き始めた時に娘が13歳ということで父親から見た娘の成長がバリバリ重ねてあるんだって
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僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

3.7

「ワンちゃんから見た人の世」ってことで、人生山あり谷あり人々の様々な場面を犬の純粋な目線から垣間見るのはなかなかワンダフルな味わい。

人間はどんな生き物に見えるんだろうか。

ああ、もちろんイーサン
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.9

独特な映像と質感でまるで王宮の中の絵画に入り込んだような美しいルックの映画。
しかしそこで繰り広げられるのは、「なんじゃこの世界は。笑」と笑いながらドン引するしかないようなブッとんだ日常。

まるで挨
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南へ行けば(2009年製作の映画)

3.1

確かフランスからスペインあたりへ車1台で南へ下る男3女1のロードムービー。

ちょっと細かいところは覚えてないんだけど、瑞々しい映像と自由奔放なレア・セドゥの組み合わせが割と記憶の大半を占めてるけど主
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アクアマン(2018年製作の映画)

3.8

多分良い意味!書きたいことは特には無いけど、楽しかったよ!

でっかいアクションアドベンチャー、そういうノリのやつ久しぶりに観たかもね。
思えばDCEUの暗さをこじらせた感じも別に嫌いではないけど、ア
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暁に祈れ(2017年製作の映画)

4.3

これまた強烈な追体験型映画だった。

言葉の通じない国で状況も分からないまま、気がつけば刑務所にぶち込まれてしまうとか“絶対に体験したくない”けど、自分の代わりに誰かの目線で覗きたくなるのが映画という
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メリー・ポピンズ リターンズ(2018年製作の映画)

3.4

ミュージカルシーンはめちゃくちゃ楽しいし劇場で観て良かったのは間違いないけど、前作の1964年版の「メリーポピンズ」にあった狂気がまるごと抜けるとえらくお利口さんな作品になってしまったなあという印象。>>続きを読む

クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)

4.1

友人がどうせならばこれを機に、観たことなかったロッキーシリーズを全部観てから行きたいとのことなので(絶対その方が良いに決まってる)、それを待ってから観た甲斐があった。

これは最後は涙は不可避でしょう
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日の名残り(1993年製作の映画)

4.3

午前十時の映画祭にて。

原作は読んだことはないからメロドラマのようなものを想像してけど、屋敷を舞台にアンソニー・ホプキンスの抑制した素晴らしい演技で人生の教訓をしっとりと叩き込んでくる映画だった。
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バトル・オブ・ザ・セクシーズ(2017年製作の映画)

4.2

いやあ良かった、これ。

この映画の言葉を借りるなら
“男性至上主義のブタVSフェミニスト”ということで、もちろんそういう作品だしその部分はとても大事なテーマだと思うんだけど、それを単に現代的な潮流で
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ザ・シークレットマン(2017年製作の映画)

3.6

いわゆる「ウォーターゲート事件」をディープスロート側からの視点で描いた映画なんだけど、観てからだいぶ時間が経ったこともあってかビックリするほど内容を覚えてない。

ただ、リーアム・ニーソンが1度も悪党
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