あおみどろさんの映画レビュー・感想・評価

あおみどろ

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地球が壊れる前に(2016年製作の映画)

4.0

「これが映画なら台本を書き換えてハッピーエンドにできる。だが現実はそうじゃない。」

基本的にフィクションである普通の映画と異なり、ドキュメンタリー映画は「これが現実で起こっている」ということをふつふ
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アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

4.5

イラクとの戦争において160人以上を射殺し「伝説」と呼ばれた男………彼は英雄なのか、それとも大量殺人鬼なのかはさて置いて、その中身はどこにでもいるただ1人の「父親」………ひいては「父親になろうとした」>>続きを読む

エイリアン2(1986年製作の映画)

4.0

ザ・SFホラーな前作から一転、エンタメ性高めなアクション映画に様変わり………だがそれもまた良い!!何たってキャメロンが監督なんだから信頼度も抜群!!酒飲みながら観るにはもってこいの1本でした。

たっ
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アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

3.0

夫婦関係に関する話ってことでキューブリックにしちゃあめずらしいジャンルだなぁと思いつつ、中盤の意味わからなさすぎな屋敷の酒池肉林パーティで「あぁ………キューブリックだわ………」と再確認させられる映画。>>続きを読む

エイリアン(1979年製作の映画)

4.0

ゆーて昔のホラー映画だし余裕でしょと思ってましたがちゃんと怖かったです。映画館で観てたら多分ビビり散らかしてた。SFホラーの金字塔と呼ばれる通り、構成もしっかりとホラーしてて十分楽しめた。

観る前は
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フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

4.0

新米兵士たちが教官にひたすらいびられまくるということしか事前情報が無かった為、思ったより戦争映画だったことには驚愕。

セリフが下ネタオンパレードなのも十分印象的だが、それ以上にまぁ〜戦争を皮肉ってる
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

3.5

俺がいた。名はアレックス………なんと秀逸な物語のスタート。暴力とベートーヴェンに満ちた青年アレックス、その行く末。

これを「洒落てる映画」と言うつもりはないが、やはりキューブリックらしいアート的な側
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

4.5

雄大かつ美しい自然を背景に繰り広げられる、清々しさなど1ミリもない血腥い復讐………作家性の強い監督ってのもあって、何だか凄い映画だった。作品としては物凄く優れているんだけど、もう1回観るにはあまりにも>>続きを読む

アドレナリン:ハイ・ボルテージ(2009年製作の映画)

3.5

アドレナリンを出し続けなければ死んでしまうステイサム、今度は電気を摂取(?)しなければステイサムが大暴れ。顔芸が特徴的なイカレたステイサムはやはり新鮮ではある。演出もカメラワークもカオス極まりない。ま>>続きを読む

アドレナリン(2006年製作の映画)

4.0

程よいB級感、子気味いい演出、そして何よりもイカレまくったステイサム………アドレナリンを分泌すべく車で爆走し堂々と物を盗み挙句の果てには公衆の前でセックスし始める、という中々のクレイジーっぷり。今まで>>続きを読む

フォロウィング(1998年製作の映画)

3.0

ようやく、ようやく観れたよノーランのデビュー作。如何なる形であれ映画館でやってくれたことには感謝しかない。

時系列をごちゃごちゃにしてストーリーラインを描く、という手法はデビュー作からご健在。加えて
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スーパーマン リターンズ(2006年製作の映画)

4.0

クリストファー・リーヴ主演の『スーパーマン』シリーズが文字通り「帰還《リターンズ》」した、懐かしさと斬新さに満ち溢れた新しい『スーパーマン』。クラーク・ケントのおっちょこちょいな所も、スーパーマンの優>>続きを読む

いなくなれ、群青(2019年製作の映画)

3.0

原作が何回も読み返してるぐらい好きなので、若干嫌な予感もしつつ観てみようかなと思い。

原作特有の奇妙というか儚い雰囲気はしっかりと映像で表現できているし、横浜流星の七草も思いの外良かった。ただやっぱ
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オールド(2021年製作の映画)

4.0

一度踏み入れたら最後、二度と出られない、急速に歳をとり続けてしまうビーチに囚われてしまった家族のお話。歳をとり続けるのは何かスピリチュアル的な原因が??と思いきや特殊な磁場が働いていたり特殊な鉱物の影>>続きを読む

ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

5.0

最早ぶっ飛んでるなんて言葉じゃ言い表せない、最高に狂ってて最高にハジけまくってる最高の成り上がりの映画だった。

言いたいことは山ほどあるがまずはディカプリオの演技力が限界突破しまくってる点。社員を奮
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スーパーマン II/冒険篇(1981年製作の映画)

2.5

スーパーマンの宿敵の1人であるゾッド将軍がヴィランとして登場ってことで、超人vs超人の激闘を目にすることができる………のだけれど、戦いっつってもスーパーマンとゾッド(+連れの2人)が街をメチャクチャに>>続きを読む

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2(2011年製作の映画)

4.5

『ハリーポッター』シリーズ………遂に完結。

全体的にどんよりとしていた前作から一変、ヴォルデモートとの最終決戦ということで非常〜〜〜に胸熱な展開に。やはりフィナーレはホグワーツでなければ………魔法バ
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ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

3.5

新旧キャスト勢揃いで送るオバケ退治。キャスト陣含め中々に豪華な作品となっているけれど、良くも悪くも続編だなぁって感じ。相変わらずドタバタなコメディアクションは健在で、クスリと笑わせてくれるのはやはりこ>>続きを読む

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1(2010年製作の映画)

4.0

遂に『ハリポタ』シリーズも最終章へ。ダンブルドア亡き今、ヴォルデモートを倒し世界に光を取り戻すべく奔走するハリーとロンとハーマイオニーの3人………

今作はとにかく暗い。『〜賢者の石』の頃の和気藹々と
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スカイライン −逆襲−(2020年製作の映画)

3.5

アクション:SFの比率が7:3から6:4ぐらいになった続編(というか三部作の最終章?)。いよいよエイリアンの本拠地に乗り込むなど展開はザ・SF映画って感じ。エイリアンの親玉が出てきたり真の黒幕がいたり>>続きを読む

ダ・ヴィンチ・コード(2006年製作の映画)

4.0

レオナルド・ダ・ヴィンチ、及びイエス・キリストの聖書に関する歴史や伝記をミステリーとして落とし込んだ作品。『インディ・ジョーンズ』とはちょっと違うけど、遺跡とかの遺物を見て様々な知識をパズルのように組>>続きを読む

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.5

突如として飛来した宇宙船、地球は未曾有の危機へと陥った………かと思いきや、3年後には何事も無かったかのように日常が送られており………平穏にしてどこか不穏な日々を送る少女たちの物語。

空に浮かぶ超弩級
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スーパーマン(1978年製作の映画)

4.0

全てのアメコミヒーローの原点、スーパーマン。優しさと強さを以てして世界を救うスーパーマンの勇敢な姿、コミカルかつ感動的な王道ストーリー、そしてジョン・ウィリアムズによる壮大なテーマ………70年代の代物>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.5

先に留意しておきたいのは、この映画は「反核の映画」ではなく「ロバート・オッペンハイマーの伝記映画」ってコト。故に日本人から見て少しウッとなってしまうシーンがあったとしても、それを今作の批判の理由にして>>続きを読む

スカイライン-奪還-(2017年製作の映画)

4.0

超絶退屈な前作から、ここまで進化するとは何事!?!?と驚愕せざるを得ない。SFパニックにアクションに怪獣と、これでもかと色んな要素をぶち込みまくった豪華すぎる続編。ストーリーは正直凡庸感が否めないが、>>続きを読む

ハリー・ポッターと謎のプリンス(2008年製作の映画)

4.5

いやぁ〜面白くなってきましたよこれは。『〜死の秘宝』二部作が楽しみだねぇ。

シリアスでありつつも、学園モノっぽくラブコメも適度に挟まれてる、総じて満足度の高い1本だった。今までただの嫌な奴だったマル
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君の名は。(2016年製作の映画)

4.5

小学校の頃、友達と観てストーリーの複雑さに混乱したのをよ〜〜く覚えてる。そこから実に8年振りに観た訳だけれど………めちゃくちゃ面白い。新海誠の美麗すぎるアニメーションを堪能できるだけでなく、それぞれ全>>続きを読む

宇宙戦争(2005年製作の映画)

3.0

ダメダメなパパ・クルーズと共に宇宙人の襲来から逃げまくるSFパニック。いつもの日常の歯車が、段々と狂ってきて、いつしか取り返しのつかないことに………というシークエンスは恐怖感も相まってゾクゾクとした。>>続きを読む

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(2007年製作の映画)

3.5

余りにも無能すぎる魔法省とクソババアすぎるアンブリッジにブチ切れつつ、ホグワーツの生徒たちが団結して戦闘用の防護魔法を覚えていくシークエンスだとか、終盤の魔法バトルなど見応えは抜群。従来のシリーズには>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.5

これぞまさしく「究極の映像体験」。ストーリーよりもとにかく映像と音の暴力がサンドワームの如き押し寄せてくる。こりゃあ凄いなぁ………IMAXにて鑑賞したが圧が凄すぎて永遠に気圧されていた気がする。500>>続きを読む

天気の子(2019年製作の映画)

4.5

初めて映画館で2回以上観返した作品なのでとて〜〜〜〜も印象深い。数年ぶりに鑑賞に至った訳だけれど………やっぱ良いなぁこの作品………

監督が新海誠なので作画のクオリティが半端ないのは言わずもがな、全て
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ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

4.0

ジェームズ・キャメロン及びリンダ・ハミルトンのカムバック。これだけで『T3』以降の『ターミネーター』シリーズ続編の中でもトップクラスの力の入れ込み度だということが分かる。そもそも『T2』がめちゃくちゃ>>続きを読む

ハリー・ポッターと炎のゴブレット(2005年製作の映画)

4.0

個人的な好みで言ったらやっぱり前作だけど、今作も安定してめちゃくちゃ面白い。今までは魔法の授業と交互してストーリーが進んでいく形式だったけれど、今回は他の魔法学校がホグワーツを訪れたことでいっそう特別>>続きを読む

スカイライン-征服-(2010年製作の映画)

2.0

『アバター』のVFXチームがCGを手がけた超大作!!………とか宣う割には絶望的に面白くない映画だった。

宇宙船やエイリアンのデザインは歪さもあって結構好みなのだが、如何せんストーリーと演出が退屈極ま
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ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

4.0

『シャイニング』の続編であるならば、またもやあのハチャメチャに怖いホテルでの惨劇が観れるのか!?と思いきや案外そうでもなく、そのほとんどはちょっと不気味なぐらいのサイキック・スリラー・ホラー。

前作
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