最後の最後にこれまで積み上げてきた説明をぶん投げたな、というのが正直な感想。最後までチョコたっぷりではない。
確証はないが判断しなければならないことにどう向き合うか、という主題が事件と裁判をとおしながら幾重にも織り込まれているうえ、親子間の微妙な距離とか人間どうしの関係の描きかたも絶妙で、分け入っても分け入っ>>続きを読む
まるで藤子Fの設定に手塚治虫のストーリーを盛ったような話。映画でやるとこてこて。
おっさんが若い娘に手を出し、さらに尊厳も蔑ろにする話。夢を追う若い女性を主人公にしてきれいな話を装っているだけに、余計に胸糞が悪い。
音楽とダンスはこの時代をうかがい知るにはちょうどいいか。
事実はひどい話だが、映像は凝っていて実話ものの映画としては結構楽しめた。
スターぞろいでもったいぶった演出のわりに、内容が薄い。いちおうのどんでん返しはあるが。
部屋の中の閉塞感と情報が乏しいゆえの閉塞感の演出が合っていておもしろい。スケールが大きいはずのSF的な状況を、個人的でミニマムなスリラーにうまく落とし込んでいる。
みんなハドック船長好きすぎじゃない?
そのわりに「なんとナントの難破船」も「バーロー岬」も聞けなかったのが残念。
同時代のできごとをすぐに映画化するアメリカの底力を感じるし、それが社会的に重要であることも理解する。ただ、映画としておもしろいかどうかはまた別の話でもある。
なんだかんだで観てしまったのだけれど、悪役が悪事のために異性装をしていたというのと、救命措置をロマンスに結びつけるのはいただけない。2023年でこれか、とはやはり思ってしまう。
名優ぞろいで映画としてよくできているし、反核のメッセージも十二分に受け取れる。ただ、唯一の被爆国の住人としてこの映画をどう受けとめるか、考え続けたい。
民主化前夜の軍事政権下の韓国、公安の不正義とひとりの刑事の懊悩を描いた映画。ベタな演出が続くが(邦画でやられたら萎えそう)、物語の強さにやられる。はたしてこれを、「希望がある」といっていいのだろうか。
MIRAMAX注意。お耽美全フリで正直退屈だけど、ジュード・ロウでなんとか観てられる。
『ジャンピング・アッシュ』と『一撃』と同じ監督とはね。
珍妙なんだけど珍妙さしかないというか、おもしろいんだけどおもしろがれないというか。