MACabuserさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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罪の余白(2015年製作の映画)

2.7

薄っぺらさしか感じられないスクールカーストの女王様モノ。

父親は想像を超える方法で解決してくれるのかと思いきや、信賞必罰のための犠牲者になられた。

ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

4.2

原作者森見さんのキャラメイクとセリフ回しが天才的。

漫画や映画のセリフにありがちなのが、
文末表現の連続や修飾被修飾のズレなどによる言葉遣いの違和感。

「なぜなら、世界の果てに通じる道は、ペンギン
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エクスペリメント(2010年製作の映画)

3.0

esと同じ、囚人実験がテーマ。
人間は曲りなりの知恵を手に入れた分、たちの悪さでは「サル以下」なのではないか?
を言いたいのであれば、女性が必要だと思う。
esと同じ展開にしたくなかったのかもしれない
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Shall we ダンス?(1996年製作の映画)

3.3

草村礼子さんの朴訥とした話し方がとてもとても心地よかった。

純平、考え直せ(2018年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

律義に死亡フラグを回収してんじゃないよ

散り様は任侠映画の醍醐味。生きてたと思ったら残念、妄想でしたじゃなくて、潔く映しましょう
そしてそもそもこれは任侠映画ではなくSNSポルノ映画なので、
散る必
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若おかみは小学生!(2018年製作の映画)

4.4

「大人のための残酷童話」あとがきに、倉橋由美子はこう書いている。

「大人が子供に読ませたがるのは新作の童話、あるいは「児童文学」といういかがわしい読物で」、
それらは「リアリズム小説を大人が子供を演
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モリのいる場所(2018年製作の映画)

4.4

これはおもろい。

モリという人物と奥さん、そして家屋と庭の自然が見事な小宇宙を作ってる。

人も家も庭も、虫や石や写真家や土建屋や宇宙人やマンションを、
「受け入れている」のではなく、ただそこに「あ
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search/サーチ(2018年製作の映画)

3.6

PCやカメラなどあらゆる「画面」だけで構成された映画はアンフレンデッド系って呼ぶ?もっと早かったのある?

こちらは物語としての構成も楽しめて、
画面や文字だけの淡泊な映像だからこそ想像の余地があり、
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ハロウィン(2018年製作の映画)

2.0

なんじゃこりゃあ
なんも考えずたくさん借りてレンタル期限が来てしまい、
これからスタートするのはキツかった。

死体がいっぱい出てくる。殺し方の残虐さは〇。

殺人鬼が弱すぎる。弱くてもいいから、恐ろ
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ミニオンズ(2015年製作の映画)

3.5

ブランケット症候群的に、クマのぬいぐるみだけでなく
ネズミを抱えて連れていくあの子がとてもとても愛らしい

母さんがどんなに僕を嫌いでも(2018年製作の映画)

4.0

やられた。やや、感情移入して揺さぶられた。
血は争えない、はある。慣用句って偉大。
血筋というよりも家族は、いや~な部分も受け継いでいく。
「うちは家庭環境が悪いねん」とはじゃりン子チエちゃんの言。
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.6

日本近代のいわゆる自然主義小説には、
自身のうちに潜む愛欲との葛藤を露悪的に書かれているものがあります。

神道と封建主義が根強い時代において性欲は煩悩であり悪であり、貞操観念を守ることは絶対の正義と
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怪盗グルーのミニオン危機一発(2013年製作の映画)

3.8

ミニオンは映っている全員が常に動いていてかわいい。凝ってる。
(受け売り)

プレッピー・コネクション(2015年製作の映画)

3.0

階級や身分の差が依然として存在するのは事実。

こんな世の中、イヤなら出家して解脱しようぜ

血を吸う粘土(2017年製作の映画)

3.5

なかなか良いモンスターホラーを観た。

霊体の出現こそホラーの王道であり、
個人的には「ホラー」の定義として必要条件だと考える。
もちろん悪魔も憑依も人形もあり。
これらは「視認できない」「人間でない
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亜人(2017年製作の映画)

2.5

亜=次ぐ。準じる。第二番目。
「似ている」だと勘違いしていた。

亜寒帯 亜熱帯 亜種 亜流・・・

「心」に準じると書いて「悪」と読む――。
これ三流サスペンスで使えるやん!

教誨師(2018年製作の映画)

4.6

Amazonさんも良いモノを安く配信してくれなさる。

聡い若者のモデルはズバリ植松でしょう。頭でっかちのバカな理論派。
社会に唾棄するのも愛や希望だの歯が浮く綺麗ごとを否定するのも自由だよ。
人間は
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6才のボクが、大人になるまで。(2014年製作の映画)

4.5

寡黙で暴力症の父と、過保護で精神病の母の下に育った。
軍隊のような高校のおかげで遠方の良い大学に入り、一度職を変わりながらも、なんとか働いている。
いつの間にかこんな年になった。人生とはそんなものだ。
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転々(2007年製作の映画)

3.0

重いテーマがコミカルに、ホームドラマ風に描かれているなあ。感想と言えばそれだけ

秘密と嘘(1996年製作の映画)

4.5

誰しも「墓場まで持っていく話」はあるはず。
そのレベルの秘密と嘘を白日の下にさらしたら、案外いいことあるかもね。
たぶん人ってそんな感じで支えあってけるんじゃない?
そんな感じの、終わりよければですっ
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運び屋(2018年製作の映画)

3.0

彼は運び屋として従事したことで家族の絆を得られた訳ではない。

すなわち視聴後に感じられたことが
ならず者のスリルなのか、
家族の大切さなのか、
はたまた老人の生き様なのか、はっきりしなかった。

アンフレンデッド:ダークウェブ(2018年製作の映画)

2.5

背景音楽がなく、午睡のBGMにちょうどよかった。

ヘッドフォンをして何かを流しながらでないと眠れない体になった。
漫画ヒメアノールで殺される精神病の女のようだ。

高校教師(1993年製作の映画)

2.5

森田童子の曲を先に知っていた。

「ぼくたちは真夏に打ち上げられた落下傘花火だった。」
90年代はきっと「社会問題」が社会問題となった時代だ。

ニンフォマニアック Vol.2(2013年製作の映画)

4.0

オスの醜悪さをここまで突きつけるフィクションを今作以外に知らず、この終わり方には救いしかない。

ニンフォマニアック Vol.1(2013年製作の映画)

4.0

トリアー全視聴を謳うも、今作は未視聴だった。

R-18の制限が示す通り、そんなことはないと思いつつも通俗的ポルノではないかと疑っていたからである。

結果、ポルノとはまるで一線を画す、セックス至上主
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GO(2001年製作の映画)

3.6

我国にあらん異国人のあはれとをかしみに感じ入れり。

しばさきかうの清らならずとも美しく清げにて、げに艷なるわざをなせるも、かほどの女、男のあはれ知らざるものかは。

結び、これはいと良き御都合主義、
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幻の光(1995年製作の映画)

1.5

エセ関西人として江角様のエセ関西弁に物申します。

「理由のわからない自死」はセブンスコンチネントで完成している。
自死と残された家族を丁寧に緻密にそしてやさしく紡ぐのは、玄侑宗久さんの「リーラ―神の
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破門 ふたりのヤクビョーガミ(2017年製作の映画)

2.8

南の田舎に帰省したとき、ヤンチャ目の友人の車に乗せてもらっていたときのこと、左折がやや乱暴になり背後のフルスモークセダンにクラクションを全開でならされビタづけで追いかけまわされた。
どう見てもタチが悪
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羊の木(2018年製作の映画)

3.2

設定的にはもっともっと面白いことが起こりそうな期待がされるのに、
遥かに下回ってハードルの下をくぐってきた。
オカルト要素使うなら前フリがよわよわのよわすぎる

かぐや姫の物語(2013年製作の映画)

4.9

HDDの整理してたら録画が出てきた。過去記録かつ備忘録として。

いつか、暇が許せば、今作への所感はちょっとしたゼミのレポートばりに気合を入れて書きたいとずっと思っている。

「まつとしきかば いまか
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スクリーム3(2000年製作の映画)

3.8

「怪談?稲川淳二がやってるやつ?」といった方にはぜひ音声での怪談を布教したいこの頃。

スクリーム2(1997年製作の映画)

3.8

今回も、作中で語られる「続編の法則」が秀逸でした。
派手に死にますね。

来る(2018年製作の映画)

3.4

まずキャストが豪華でしたね。
最後にみた妻夫木が「怒り」だったため余計にその演技幅にうなりました。

うちの人と一緒に観てたのに、岡田くんも松たか子も終盤になって「この人岡田くんやん、松たか子やん!」
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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.5

通った小学校には、障害を持った生徒が数人いた。
全校生徒が100人足らずの田舎の小学校。特別学級などというものはない。田舎だったから、という諸事情もあったのかもしれない。

集団登校班の中に彼はいて、
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女優霊(1995年製作の映画)

3.8

本物が映っているというのは有名な話で、じゃああまり良くないから、と避けていた今作を誕生日に観た。
怖いものみたさ、とは業の深い欲で、本当にふれてはいけないものがわからない者には、良くない。
それでもい
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