kstさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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イン・ザ・スープ(1992年製作の映画)

4.0

冒頭の映像と" I'm a film maker."という台詞が作品全体を観終わってみると感慨深く思える。映画愛にあふれた作品。
監督自身の実話に基づいていることを鑑賞後に知った。驚いた。

コメディ
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ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

2017年のトニー賞で6冠に輝いたミュージカルの映画化。
ハラハラや涙する場面もあったのだけれど、モヤモヤ感もあり。暗・明・暗・明がハッキリし過ぎているせいか。。
主人公の母親の優しさと力強さ。コナー
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パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

4.0

登場人物の心の中にあるものが少しずつ現れ、物語が繋がって来る。
どこからが始まりだったのだろうか?
母と子。
カンバーバッチの魅力。

シンプルメン(1992年製作の映画)

3.8

父親探しの旅の先で。
主人公たちだけでなく、旅先で出会う人たちが皆個性的。
女に比べ男はシンプルな生き物なのかも。そんな男を愛する女たちの眼差し。
ラストが良かった。

モスル~ある SWAT 部隊の戦い~(2019年製作の映画)

3.6

事実に基づいている。
破棄された任務の遂行。ラストまでわからなかった。
急いでいるのに市民を一人助けるSWAT、あるSWATの死に方などにリアリティを感じた。

茲山魚譜 チャサンオボ(2019年製作の映画)

4.3

実話に基づいているという。
人と人の出会い、いかに生きるか、何を求めるか。
身分の違う師弟の絆。その先にあるもの。
モノクロ・フィルム。貧しい島の光景が美しかった。
イ・ジョンウンが可愛く、ソル・ギョ
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戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

2003年の公開時以来2回目の鑑賞。
ナチス占領下のポーランドの悲劇を描いた作品。再度観て良かった。
先月観た「カティンの森」があまりにも残忍で恐怖が迫り来る作品だったので、今回は本作に物足りなさを感
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胡同(フートン)のひまわり(2005年製作の映画)

3.8

1967年生まれの主人公。再開発の進む北京。古い胡同の街並みの周りに高層ビルが立ち並ぶ光景が印象深い。
作品の主題は"父と子" 。
文化大革命により犠牲となった父親の人生。その父親が自らの過ちに気づく
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レセ・パセ 自由への通行許可証(2002年製作の映画)

3.8

ナチス占領下のフランス。助監督と脚本家の男二人が主人公。ドイツ資本の映画会社でフランスの映画人たちが製作に携わる。
実話に基づく。"事実は小説よりも奇なり"の場面がいくつも。

🪂🌲🚴‍♂️

灯台守の恋(2004年製作の映画)

4.1

恋に落ちて行く。互いの視線がある。激しい波。今にも沈みそうな船。
夫は妻と娘を心から愛した。娘は父親の愛の深さを知る。
切なさでいっぱいだったが、父親の愛に救われた。

青空娘(1957年製作の映画)

4.2

観ていて口角が上がって来るのを感じる映画。爽やかな感動。
キャバレー、赤い公衆電話、アパート、銀座の洋品店など当時の光景が観る者を楽しませてくれる。

tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

4.1

ミュージカル作家ジョナサン・ラーソンの半生を描いた作品。ミュージカルが自然。音楽が最高。俳優陣が歌が上手い。
ワークショップ開催までの道のり、舞台化(オフブロードウェイも含め)の難しさ。様々なドラマ。
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やさしい女(1969年製作の映画)

3.9

冒頭のショッキングなシーンから作品に惹きつけられた。
結婚した年の差のある夫婦がすれ違って行く。
ドミニク・サンダの寡黙で眼差しによる演技が苦悩を伝える。
"別な場所でやり直そう"と言われた時の表情を
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四川のうた(2008年製作の映画)

4.1

巨大な国営工場"420工場"が閉鎖され、商業施設へと立て替えられる。
労働者たちが様々な思い出を語り出す。チャオ・タオなど4人の俳優以外は実在の労働者だという。

激しく移り変わる景色や人々の暮らし。
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ホウ・シャオシェンの レッド・バルーン(2007年製作の映画)

3.9

近づいては離れる赤い風船。終盤の風船には温かみがあった。
カメラと人物の遠さ、光の当て方が侯孝賢。「プレミアム・マンボ」をまた観たくなった。

梅切らぬバカ(2021年製作の映画)

3.9

障害のある子を持つ親の思い。
障害のある子の居場所。作業所やグループホームなど。
支える人々。反対する人々。
加賀まりこ、塚地武雄が上手い。

遥かなる勝利へ(2011年製作の映画)

3.7

三部作の完結編。
スターリンが登場する場面、その後の戦いの場面が見応えがある。

若者の結婚を祝い踊るコトフ、車の中から見つめるドミートリの場面がいい。コトフの悲しみが伝わる。ドミートリの思いは。

戦火のナージャ(2010年製作の映画)

3.5

前作の「太陽に灼かれて」が素晴らしく、期待していただけに残念だった。
前作の舞台設定が1936年、本作では1941、1943年など。
前作から16年経過し、キャストは同じ。登場人物の年齢設定や時間設定
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スウィート・シング(2020年製作の映画)

3.9

何かが起こって逃げ出そうとする時、一緒に行ってくれる兄弟・仲間が二人もいるなんて最高。
アル中のお父さんと子どもたちの再会シーンがいい。
キャセロール、食べたくなった。

ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

3.9

ずっと忘れられない初めての彼女がいる。彼女の言葉が心にきざまれている。
46歳の主人公が彼女に出会う21歳までの記憶を辿る。彼女との出会いから別れ、一生懸命だった仕事、仲間たち、そして…。
音楽その他
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ほんとうのピノッキオ(2019年製作の映画)

3.8

映像が美しい。好きなのはピノッキオと大きなカタツムリ。思い出すのはピノッキオがマグロにキスをするシーン。
原作に近いピノッキオ。人間になぜなれたか思い出した。
" 美しくも残酷なダーク・ファンタジー"
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子供たちは見ている(1942年製作の映画)

3.9

子どもの瞳の動きが何とも可愛く切ない。
終盤父親の部屋でコミカルな"マラマオの歌"(タイトル知らない)が流れていた。思い出すと歌詞が悲しい。

(1960年製作の映画)

4.3

最後まで気が抜けない面白さ。
音。男たち。
傑作。👏 

モーリタニアン 黒塗りの記録(2021年製作の映画)

3.9

結末の先に驚いた。
オバマ政権はグアンタナモ収容所を閉鎖すると2009年に発表したのだが・・

誰がため(2008年製作の映画)

3.8

ナチス占領下のデンマーク。レジスタンス組織の一員であるフラメンとシトロンはナチスに協力したデンマーク人を殺害する任務を負う。
誰が裏切り者なのか。心の内は。
ラスト、ホフマンの言葉。
国家・組織・人。

オーギュスタン 恋々風塵(1999年製作の映画)

3.7

マギー・チャンが若く可愛過ぎて、本作が" 花様年華" とほぼ同時期に製作されたとは思わずに観ていた。
切ない主人公の恋。
周囲の温かい人々。

マイ・ファミリー/遠い絆(2006年製作の映画)

3.9

突然家出した兄。兄から届く手紙。兄探し。家族、とりわけ父親の愛情。

田舎の日曜日(1984年製作の映画)

4.0

フランスの田舎で暮らす年老いた画家の元へ息子一家が訪れる。久しぶりに独身の娘も加わり、家族で暮らす時間が描かれている。
娘に対する画家の思い。カフェでの会話が印象深い。
皆が帰った後、画家はアトリエで
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陸軍中野学校(1966年製作の映画)

3.8

陸軍中野学校へ急遽配属になった若き将校たち。スパイとしての訓練。主人公を探し続ける婚約者。
失うものが大き過ぎる。
面白かった。

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

4.0

エニグマの暗号を解読したアラン・チューリングの人生。
自分らしく生きた男。

浮城(2012年製作の映画)

3.8

実話に基づくフィクション。
返還前の香港。貧しい蚤民に育てられた主人公が出世の道を歩んで行く。
母の愛、フィルム。地獄にいた妻の涙。

" 縫い針をまき散らした女は針より拾いにくい "

アンダードッグ 前編(2020年製作の映画)

3.9

何がしたいのかハッキリしないピークを過ぎたボクサー晃。森山未來ならではの魅力。

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

4.0

悪い人がいない映画。パズルのピースが埋まって行くにつれ優しさが溢れている。
終盤説明が多過ぎるし、無理も感じたが、人の温かさに泣けた。
石原さとみが良かった。
英雄ポロネーズに痺れた。
夢を簡単に諦め
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