kstさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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音楽(2019年製作の映画)

3.9

公開した時から気になっていた作品。良かった! 
クライマックスのライブ。

TOVE/トーベ(2020年製作の映画)

3.7

自由でひたむきなトーベと周囲の人々。
眩し過ぎたトーベの愛。

くちづけ(1957年製作の映画)

4.0

当時のアパート、街並みが新鮮だった。
若い男女にそれぞれの両親。
ラスト、"車に乗せる" 場面に目頭が熱くなった。

トムボーイ(2011年製作の映画)

3.9

観終わって人それぞれの解釈に委ねられる部分の多い作品。
ロールがリザに” アレックス" と名乗った場面をまた観たい。
子役が良かった。

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

4.0

人工内耳を通して聞く様々な音。
ラスト人工内耳を外した映像が胸に刺さる。観た瞬間は絶望を感じたのだが、同時にルーベンは自らを受け入れて歩き始めるのだと思った。願った。
施設の長ジョーの言葉が良かった。

Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

異色症に陥る主人公という前半が素晴らしいのだが、ラストが"普通" になってしまった気がする。

点子ちゃんとアントン(2000年製作の映画)

3.9

家がお金持ちな点子ちゃんと病気がちな母親と二人で暮らすアントンと大人たちの物語。
友達思いでしっかりしているが寂しがり屋の点子ちゃんが可愛い。
プール際での母と娘、夫婦の二つの会話がいいなと思う。

靴ひも(2018年製作の映画)

3.9

タイトルがこの作品に関わってくる3つの場面がある。2番目の場面では主人公の思いに目頭が熱くなる。3番目の場面では悲しみを乗り越え、前を向いて行ける未来を暗示しているようでホッとする。

BOY A(2007年製作の映画)

4.1

殺人を犯し刑に服した少年Aが出所する。名を変え、真面目に働く。友人や彼女も出来る。自らの過去を隠していることに葛藤する主人公。
そんな主人公の過去を知った時、私たちは許せるか?観る者に問いてくる。
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海炭市叙景(2010年製作の映画)

3.8

海炭市を舞台とするオムニバス。
どの人物も順風満帆な人生ではないが、その中で生きている。リアル感が詰まっていた。
立ち退きを要求されていた老婦が終盤も登場。探していた猫が見つかり抱きしめていた場面が良
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かそけきサンカヨウ(2021年製作の映画)

3.8

大人も子どもも自分について向き合い生きている。他者に対しても優しさをベースに日々を過ごしている。相手の言葉をきちんと受け止め考える。
陽の新しい母親役が一番難しそうだが、菊池亜希子の演技が光っていた。
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ライオンは今夜死ぬ(2017年製作の映画)

3.8

死を演じられないと悩む俳優。
亡き元妻との時間。
子どもたちに語る映画とは。
ラストで演じるテイク2が最高。
死は出会い。

Our Friend/アワー・フレンド(2019年製作の映画)

4.1

妻が末期癌の宣告を受けた夫婦とその男友達の物語。
時間の軸が動くたびに主人公たちの "現在" と "その先" を考えながら観ていた。
友情という言葉では言い尽くせない三人の結びつきに何度も胸が熱くなる
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マグダレンの祈り(2002年製作の映画)

3.9

1996年に閉鎖されたアイルランドの女性更生施設。婚外交渉などのあった女性を収容していた。
事実に基づいていることが驚きである。残忍のみでなく下品な場面も。
ラスト、彼女たちの現在についても伝える。
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.1

期待以上の作品だった。
レイプされたと訴える騎士の妻、騎士、レイプした従騎士と3人の視点で事件までの出来事を描いている。
見えているもの・見えないもの、受け止める者によって異なる事実の描き方がいい。
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デンマークの息子(2019年製作の映画)

3.8

近未来のデンマークを舞台とするフィクション。
移民排斥を訴える極右政党の台頭。対立するイスラム過激派組織。負の連鎖が激しい。日本の移民政策はどうあるべきか考えさせられる。
" デンマークの息子" の意
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コレクティブ 国家の嘘(2019年製作の映画)

4.0

2015年ルーマニアのライブハウス「コレクティブ」で起きた火災事故。
火災事故で助かった人々が次々と病院で亡くなる。
前半は不正を暴いていく記者を追い、後半は新しく任命され、改革を進める保健省大臣を追
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草の響き(2021年製作の映画)

4.2

いい作品だった。
主人公、その妻、主人公の友人のそれぞれに自分を置きながら観ていた。
走り、記録をつける主人公。走り続ける姿に胸が熱くなった。
走る途中で出会う若者たちがたびたび登場する。その意味する
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護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

連続殺人事件を追う中で明らかになって来たものは。
生活保護の在り方について問う。
設定は面白いのだが、唐突な台詞などが残念。
倍賞美津子の演技が素晴らしかった。

クリクリのいた夏(1999年製作の映画)

4.0

1930年代初め、フランスの片田舎が舞台。主人公クリクリが当時過ごした貧しいけれど満ち足りた日々を回顧する。
ワインを片手に、生き方がそれぞれ異なる男たちが談笑しているシーンが何とも羨ましい。
田舎の
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カティンの森(2007年製作の映画)

4.8

FIlmarksでの評価が3.7とそれほど高くなかったが、傑作だと思う。ポーランドで起きたカティンの森事件の残忍さとポーランドの歴史・人々を知る。
結末まで観る者を惹きつける脚本、カメラワークが素晴ら
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おろかもの(2019年製作の映画)

3.7

兄の婚約者の気持ちの描き方が絶妙だと思った。
淡々としながらも物語は意外な展開へ。スクリーンには映し出されない登場人物の心の動きが余白として感じられる作品。

ONODA 一万夜を越えて(2021年製作の映画)

4.1

小野田さんについては、NHKの特集番組を見たことがあり、中野学校や帰還のきっかけなどは本作を観る前から知っていた。
小野田さんのフィリピンでの29年間を時系列に描いている。生きのびるための手段、友情、
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シュア・シング(1985年製作の映画)

3.7

青春ラブコメディ。1985年製作。
ジョン・キューザック可愛い。

アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

高校野球のスタンド席で応援を強いられた女子生徒たちの会話を面白いと感じるか否か。
見えない野球や選手を感じれるか否か。
発想は面白かったが、私はあまりはまれなかった。
スタンドの音、応援している者たち
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クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

4.0

英国人ビジネスマンがロシアの高官と接触し、機密情報を持ち帰る任を受ける。
事実に基づいている。ハラハラする、見応えのある作品。
キューバ危機回避の裏側にあった出来事。

「白鳥の湖」を二人の男たちが観
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MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

4.5

一人でも多くの人に観てもらいたい映画。
「入浴する智子と母」という写真を観た時には涙が溢れた。母親の表情が慈しみ深いマリア様のように感じられた。

玲玲(リンリン)の電影日記(2004年製作の映画)

3.8

映画愛に溢れた作品。
野外スクリーンで皆で映画を観る光景。離婚・再婚など、家族の問題。再生。

イロイロ ぬくもりの記憶(2013年製作の映画)

3.9

メイドのテリーが強くて優しい。
わんぱくな男の子は少し大人になる。
困難な状況にあっても家族の絆は案外固い。
監督デビュー作とのこと。今後が楽しみ。

鶏🐓、エンストする車🚙。

世界(2004年製作の映画)

3.8

北京・世界公園と世界、それぞれの小さな世界。
幸せになるために北京にやって来たのに孤独や閉塞感に悩まされる人々。
愛する人に出会い幸せなはずが苦しくなっていく男と女。
またいつか観たい。

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.0

ダニエル・クレイグが6代目ボンドに決まった時、「金髪、青い瞳のボンドなんて!」と言われ、公開されると絶賛に変わったことを思い出す。寂しいけれど、ありがとう。
初日初回に鑑賞。👏