これだけ驚きのある展開でありながら全く違和感のない、丁寧に計算された脚本。斬新な映像表現を織り交ぜながらも非常にスタイリッシュ。その上この充実感で108分!パロディがたくさんあったり、アルバムのタイト>>続きを読む
流れのない小さな湖の中みたいに、ぬるっとぼんやりした作品。映画にはメッセージがなくちゃと思っているわけでもないけど、ミラクルなんていうから…不甲斐ない父に振り回される家族のなかに絶妙なタイミングで起き>>続きを読む
揺らぎがすごい。最近揺らがされた系映画といえば神のゆらぎなんですが、見えない神と触ることのできる隣人の差。私にとってはこちらのほうがかなりダイレクトにきました。(単に舞台が日本だからというのも大きい>>続きを読む
小学生低学年って「勉強なんてゲームと同じだろ?いつかしたいことができたときに選択できるように、とりあえずレベル上げとくだけのもんなんだって!」とか言うのかな…。屋上で、大人になりたくなーい!って叫ぶ大>>続きを読む
これまで新海監督の作品が好きだったわけでもなく、むしろうーんとなることが多かった気がするけど、なぜか始まった瞬間に観るのがなんか勿体無いなと感じました。画のせいかな…。そんな感覚をまるで無視するような>>続きを読む
もし神様がいたとして、それにとって人は蟻くらいの存在なのかもしれない。神様に対する人間の態度は自分勝手なものかもしれない。信心深く育っていない私は信仰が生死に勝る価値となりうることに上手く実感がわかな>>続きを読む
湿った空気の質感や匂いが記憶からひっぱり出されるような、ある意味現実よりリアルな描写。諦め混じりに感じる、何かが終わってほしくなかった、という気持ち。誰にでも覚えのありそうな感覚。
学生から見る社会>>続きを読む
ゴジラという虚構によって描き出される政府、原爆、核爆弾といった現実。この前のGodzillaから一転、100%人間の敵シン・ゴジラ、第1段階からすこぶる怖い。夢に出そう。
政府の辛気臭さをちゃんと丁寧>>続きを読む
忘れてしまうということ、どうしても思い出せないこと。治したくても本人にはどうしようもできない欠点。繰り返しその失敗をしては大なり小なり落ち込み、周囲からそのもどかしさは理解されにくい。その生きにくさを>>続きを読む
念願の部屋の外は、シンプルに自由でハッピー!とはいかない世界。予告などからなんとなくストーリーを知っていても、はっとすることの多い映画でした。部屋の中で1人少女から母になったジョイ、おそらく私と同い年>>続きを読む
人生色々上手くいかなくても、あの子にさえ振り向いてもらえたなら最高で、そのために音楽を始めて、あの子のためだけに歌う。動機は不純で満載感、でもどこまでもストレート、そこがとても好い!場内のあちこちから>>続きを読む
よくわからないもの、なんだか怖いものに惹かれる少年でありながら、漠然とした将来のイメージを持っていて、無意識かもしれないけど今過ごす時間が有限だと理解している、その感覚に驚いてしまう。自分はいつそれが>>続きを読む
その前に観ていた映画が終わって、次に始まったオープニングのアニメーションが可愛くて、つい続けて観てしまった映画。
あるトラウマにより、(アメリカではなかなか珍しいであろう)クリスマス嫌いな男が家族とと>>続きを読む
障がい者であること自体ではなく、そのように扱われることによってその人を傷つけたり悩ませたりしてしまう。その人を取り巻くレッテルを取り払って、ありのままのその人を自分の目で判断できるとき、そこにある関係>>続きを読む
機内鑑賞。柔らかい質感やちょこちょこした動きも手伝って、キャラクターが皆めちゃくちゃかわいかったです。こんな子クラスにいたな〜という子供たちばかり。このシリーズが世界中で永く愛されているのがわかるよう>>続きを読む
IMAX3Dデビュー。映画を観て、もしかしたら人生において、こんなに手に汗を握ったのは初めてかもしれない。人が非常に高いところで綱渡りをする、それだけの映画がこんなに面白いとは思いませんでした。
前>>続きを読む
色んな問題を抱えた家族のお話。お父さんとおじいちゃんが車内で言い合うところ、主張は180度違えどお互い一歩も退かない頑固さが、親子だな〜と感じさせます。オリーヴがめちゃかわいい。彼女を中心に家族が一つ>>続きを読む
朝から晩まで雨が続いた日の最後にゆったりしたコメディ。役所広司の映画に出た話で盛り上がるおじさんたちの反応が特に面白かったです。そして和む…。
劇中で撮ってる映画がイイ。文明が滅んだ近未来、地球の人>>続きを読む
昔、円が世界で1番強かった時代、円の楽園・円都(イェンタウン)に、円を求めてやってきた外国人、円盗(イェンタウン)たちの物語。冒頭のこの説明からぐっと引き込まれ、ラストまで読めない展開に静かに興奮しま>>続きを読む
2.5回目の鑑賞、やっぱりとても好きでした。アメリの切り揃えられた髪くらい隙のない展開。意図的な、かつちょっとした行動で、人の気持ちや関係性を魔法みたいに変えてしまう。やはり天才か…
世界と調和がと>>続きを読む
お父さんに甘やかされて前田敦子がひたすら惰眠を貪る。この映画を観る大抵のひとにきっと何かしら覚えのある“だらしなさ”や“不器用な親子関係”が羅列される、それだけといえばそれだけなのですが、前田敦子のセ>>続きを読む
原題はÁrvácska-みなし児、というらしいのですが、邦題がめちゃ良いなと思いました。プラスの意味にもとれうる、誰のものでもないという表現、本来なら誰かのものであるべき時期なのに、誰にも護られない悲>>続きを読む
なんだかさよなら○○って作品よく観るなァ…。そして連続でホテルが舞台。 前半1時間過ぎに時計を見て まだ半分?と思ったものの、そこからはあっという間でした。こっそり働いているラブホテルに、1日のうち>>続きを読む
年始に観た年末の映画。手放したものが巡り巡ってまた戻ってくるという部分が好きで、それは現実で同じことが起こっても大抵知ることのできない過程の部分を見るのが面白いからかなと思いました。1番面白かったのは>>続きを読む
実は去年の鑑賞4〜6。完全に初見のスターウォーズ、いざ観てみると、このキャラ知ってる!とか、このフレーズ聞いたことある!とか、このシーンあのSF映画のシーンに似てる気がする!とか、これがジャバかー!と>>続きを読む
ケベック、フランス語圏の小さな島のお話。都会から数年ぶりにやって来た医者を、島に住む気にさせるため皆で一致団結。期限は1ヶ月、不器用なおじいちゃん達が(文字通り)駆け回ります。
ウソや盗聴はよくないと>>続きを読む
序盤からちぐはぐしている家族、話が進むにつれそれぞれの不完全な部分が明らかになっていく。誰しもどこかに覚えがあるような人間臭さを描くことに、変に綺麗にまとめていないところが良いなぁとおもいました。お父>>続きを読む
狭い田舎の階級社会とネズミ講。
小さな世界の話だけど登場人物もカットも多くて色んな繋がりがあるのに、説明的にならずに全体を理解させているのがすごいと感じました。会話中心のなかにサトコちゃんの詩みたいな>>続きを読む
河川敷に楽しく暮らす青年とおじいちゃんと、彼らに関わる周囲の人々とのお話。
導入部分のテンポが楽しい。空き缶集めの仕事とか生活の細かいところまでしっかり描かれていて丁寧だなあと思いました。観れてよかっ>>続きを読む
綺麗な空の映像から始まり、どこにでもある高校の、どの学校にもいる生徒たちの交わったり交わらなかったりな日常。蚊にでもなったみたいに生徒の後頭部をひたすら追いかけるカメラ。ピアノ、からの無差別殺人。足音>>続きを読む
丸く収まるんだろうなとなんとなくわかってはいても…映画やしと思ってはいても…真ん中くらいまでずっとミッチにハラハラしたりイラっとしたりで上手く楽しめませんでした…笑 あとここまでストレートな下品さも観>>続きを読む
物語の大半が法廷で繰り広げられるなんて、このタイトルとジャケットからは想像もつきませんでした。笑 数段に構えられたオチはもちろん良かったのですが、何より、会話や小道具にちりばめられたクスッと笑えるユ>>続きを読む
リメイクされる映画をもっと観たことがあればもっと楽しめそうです。手作りの特殊効果などは観ていてわくわくします。ウルトラマンなどの特撮とも少し似たものを感じる。ニューシネマパラダイスのような、一緒に観る>>続きを読む
デスプルーフの5倍くらいツッコミどころがありました。ストーリー自体は普通のゾンビ映画のそれなのに、予想外のことがちょくちょく起こって面白い。襲われてもないのに死ぬ子供、やたら怖いベビーシッター、全く役>>続きを読む
前半のグロさと後半の爽快感のギャップがクセになりそうな映画。延々続くガールズトークも、たまにクスッときたりして結構楽しい。ノリノリのカーチェイスで笑ってそのままのテンションでthe end、これは深夜>>続きを読む