Goemonさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

Goemon

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(2020年製作の映画)

4.2

『糸』という題名と、最初の子ども時代の恋愛シーンから、ベタベタな恋愛が展開されるんかなあと思いきや、主題は『糸』ではなく『ファイト』でした笑

外国の地で、まずいカツ丼を食べるシーンは沁みますね。
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

4.0

瑞々しい映画でした。

高校生が原作をつくっているということで、感性が若いしまどろっこしくてたまりませんね^^

「しょうがない」とあきらめるには、有り余る体力と回復力が若者にはあり、そこでの葛藤の過
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ステップ(2020年製作の映画)

4.2

観たいなあと思いながらも先送りしてたら、夜1本だけになってて…
なんとか観れました笑

早くに妻に先立たれて、これからどうするか考えた結果、娘を自分で育てることに決めた。
義兄夫婦は不妊で子どもを授か
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どこへ出しても恥かしい人(2019年製作の映画)

4.0

『生まれたときから途方に暮れてる』

この発言の真意はなんなのか。本人に聞いてみなければわからないが、社会や世界に対するあきらめが早くからあるということではないだろうか。

例えば、いわゆる真面目とい
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君の名は。(2016年製作の映画)

4.5

天気の子より全然よかった。
本作の方が監督の作品に対するイメージが精確である気がする。
描写も丁寧である。

内容については、いろいろな作品のオマージュを語るような感じになるため割愛する。

ハッピー
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MOTHER マザー(2020年製作の映画)

4.0

長澤まさみ恐るべし。
生々しい色気を垂れ流しており、そういう人は実際にいるが、現実に迫られたとして抗えるだろうか。
恐ろしいとしか言いようがない。

共依存という言葉は初めて知ったが、なんてことはない
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マイマイ新子と千年の魔法(2009年製作の映画)

4.2

素晴らしかった。
初めは都会っ子って感じだったきいこが、どんどん田舎に馴染んでいく様は頼もしい。
おそらく子どもはそういうものなのだろうが、田舎ものの自分でさえ現在はそういったイメージが持てなくなって
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その手に触れるまで(2019年製作の映画)

3.2

あらすじに「狂信的な考えに囚われた少年の気持ちを変えることはできるのだろうか……?」とあるが、主人公がママを求めたシーンを持って、それがなされたと解釈はできる。しかし、己の計画の失敗であったり、社会か>>続きを読む

老人と海(1958年製作の映画)

3.6

84日間の不漁は、本人もそうだが、少年を苦しめていたことは間違いない。
尊敬する老人の不漁と、少しずつ結果を出し続ける自分との関係性の中で、得も言われぬ気持ちに苛まれていただろう。

老人は少年に応え
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マトリックス(1999年製作の映画)

5.0

自分のパーソナリティを説明する場面で、好きな映画を表明する場合において、僕は死ぬまでずっとマトリックス3部作を選び続けるだろう。
そのぐらい好きである。

本作には仏教的な価値観であったり、様々な要素
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フレディVSジェイソン(2003年製作の映画)

3.0

思ったより楽しめた。

惜しむらくは、2大スターの主演映画を観たことがないということ笑

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.0

ただただ爽快で気持ちいい。

主人公は伝説の殺し屋らしいが、今までよく死ななかったなと思うような、ヒヤヒヤするシーンも多々あり。
ブランクがあるから、これから本領発揮するのかしらないが。

戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

4.5

エスノセントリズムに囚われた人間は恐ろしいと思う。
完全に思考停止してしまっている。

警察組織として、ユダヤ人をユダヤ人に治めさせていたが、ああやって内紛を起こさせるのは基本的なやり口だろう。
状況
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アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

4.2

戦争映画でありながらも、政治的色付けやプロパガンダが喧伝されてこないところが素晴らしい。
さすがはイーストウッドである。

パトリオットであり続けることは難しい。
なぜならば100%正しいことはないし
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レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.3

望み叶わずかと思いきや、最後までやり切りますね。
さすがとしか言いようがありません。

殺し屋のくせに植物を大事にするところとか、すごくリアルですよね。
そのレオンの思いをマチルダがちゃんと汲んでくれ
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ジュマンジ(1995年製作の映画)

4.2

人生における時間経過を、ドラマティックに上手く描かれると弱いな。
どうしても感動してしまう。

それもこれも自分が年を取ってしまったということだろう。
子どもと大人との違いをあえて語らせるなど、教育的
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ピラニア(1978年製作の映画)

2.5

エログロ。

スコアをどうするかについては、エロをどの程度評価するかによる。

誰も知らない(2004年製作の映画)

4.5

母親を問い詰める明に、母親が言う。
「1番悪いのはあんたの父親でしょ」

それを言っちゃあおしめえよ。
生まれてきた子どもにいかなる責任があろうか。
問題は母親と父親同士の関係性にあるわけであって、子
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

5.0

1つの警備員の仕事に500人の大卒が募集する、と劇中で言われていたが、事実だとすれば大変な事態である。

富裕層と貧困層のコントラストが、非常に鮮明に描き出される。お互いの生活状況が、まるでわからない
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ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017年製作の映画)

3.6

娯楽映画としてよくできていて面白かった。

ゲームの中に引きずり込まれるという設定は使い古された印象があるが、演技に演技を重ねる演出で、キャラクターの面白さが際立っている。

弱点なども掘り下げること
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さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)

3.6

ロバート・レッドフォードとシシー・スペイセクを鑑賞する映画ですね^^
2人とも素敵過ぎます笑

時代屋の女房(1983年製作の映画)

3.0

ヒロインの破天荒さがすごいですね笑
FF8のヒロインのリノアを思い出しました笑

確かに本作は夏目雅子さんの美しさを堪能する映画ですね。
それにしても美しい。
あんなに美しいと生きづらいだろうなと心配
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アマンダと僕(2018年製作の映画)

4.6

非常に素晴らしい映画である。
説明的過ぎる映画は叙情感にかけて面白くない。
題名は『AMANDA』
うん、それでよし笑

誰かが死んでも、地球は回り続ける。
誰かが死んでも、社会が止まることはない。
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Girl/ガール(2018年製作の映画)

4.0

身につまされる思いがした。

本人の苦しみを考えたら、手術を早くやれなかったものか。
他のメンバーからのからかいも、耐えるには味方が少なすぎる。

家族で様々な問題に向き合うということは普通ではあるの
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COLD WAR あの歌、2つの心(2018年製作の映画)

4.0

ヴィクトルとズーラがいい画で撮られていて、前編に渡って芸術的でただただ美しい。
求める喜び、求められる嬉しさ、これらが愛によって得られるならば、なんと人生は素晴らしいことか。

激動の時代でこその行動
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ワイルドライフ(2018年製作の映画)

2.0

ちゃぶ台があったら「こんなクソみたいな映画が観れるかぁ」とひっくり返して、途中で投げ出して帰るところでした笑

僕はこの映画を観て、なにをどう考えればいいのでしょう…
ただただクソな親に振り回されるジ
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ひとよ(2019年製作の映画)

4.3

お母さんは正しいことをしたとは思うが、殺す以外の選択肢はなかったのだろうかと考えてしまう。
暴力夫からは距離をとるしか手はなく、子どもを守るために殺すしかなかったならば、僕はお母さんを支持する。

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芳華-Youth-(2017年製作の映画)

4.3

青春時代って美しいなと思わせてくれます。
いや、若さって素晴らしい。
肌の綺麗さとか、感性の青さとかみずみずしくてたまりません。

中国の歌唱を聞いていつも思うのは、ただただ大きいなと思います。
壮大
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ジョーカー(2019年製作の映画)

5.0

あまりにも素晴らしかった…
ただ、そう思えるということが良いことかは別にして…

ホアキンの役作りが本当に素晴らしい。
随分痩せたようだが、調子の悪い人間のどこか歪な体の使い方がよく表れている。
突然
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

5.0

凄い映画だった。

治安維持といえば、コスタリカでは軍隊を廃止したが、そのために麻薬犯罪防止などが難しくなってきているのも事実である。
特殊部隊が随分遠方にしかいなかったようだが、それでは治安維持には
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.6

僕は「ダイバーシティ」であるとか、「多文化共生」とかという言葉が嫌いなんです。
というのも、そういう様態が成功したことあったかなあと思うわけです。

ポリティカル・コレクトネスそのものずばりになってし
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.3

アメリカ社会における有色人種の差別が深刻なのは、それが社会制度にまで組み込まれている点にある。

今まで伝統的に黒人を差別してきた歴史があるところに、一般市民がわたしの判断で差別をやめると言うことはで
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ドント・ウォーリー(2018年製作の映画)

2.5

う~ん、もちろんデクスターを許すシーンとか感動する場面はあるのだが、全体的にふ~ん、あっそうって感じがした。

おそらく日本的感性としての矜持みたいのがあって、弱さとか醜さとかをそこまで他人に見せられ
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HANA-BI(1997年製作の映画)

4.0

虚無感とはなんぞや、というところでニーチェを読みたくなった。
僕は全然ニーチェを理解してないことに気づく。

生きるということの虚しさが強調されてならない。
が、しかし芸術性なるものが随所に散りばめら
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僕たちのラストステージ(2018年製作の映画)

4.0

サイレント時代を彷彿とさせるような肉体芸には驚いた。
やはり声が出せないと、どれだけわかりやすい笑いを届けられるかが勝負になる。

長く一緒にやって、お互いにお前がいなければだめだという関係が培われた
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天国でまた会おう(2017年製作の映画)

4.0

戦争中のゴタゴタに乗じて悪事を働くものなど星の数ほどいよう。
そうであれば、プラデルはあの場面で始末しておきたかったところ。

父親が自分の過ちに気づいたのはよいが、それも遅すぎたようだ。
そのための
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