みるひとさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

みるひと

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緋色の街/スカーレット・ストリート(1945年製作の映画)

3.9

フィルム・ノワールのお手本のような展開だが、それだけで終わらせないところがいい。

花様年華(2000年製作の映画)

4.2

絵画のように重ねられるショットで、予定調和を裏切ることによって伝えながら、不倫の純愛を繊細にお洒落に描きあげる。

最後の人(1924年製作の映画)

4.1

つらすぎる。セリフがないにもかかわらず、よくわかる。現代的なテーマ。こんなにも悲しいハッピーエンドがあるのか。

戦艦ポチョムキン(1925年製作の映画)

3.3

プロパガンダ映画ではあるが、「オデッサの階段」のシーンなど、迫力ある描写にあふれている。

メトロポリス(1927年製作の映画)

4.8

古い作品を観るときは、その時代に目線を合わせるが、この作品は、現代の感覚のままで楽しめた、いやそれ以上。

狩人の夜(1955年製作の映画)

4.6

カルト的な説教者が金のためにある家庭を破壊し、逃げた子どもたちはピューリタンの女性に拾われる。愛と憎しみ、あるいはアメリカ的な正統と異端の物語。数多くの変態的なショットのなかでも、真夜中に説教者と女性>>続きを読む

現金に体を張れ(1956年製作の映画)

2.8

正統派のフィルム・ノワールだが、キューブリック節が垣間見える。

月世界旅行(1902年製作の映画)

2.5

歴史的な価値もそうだが、当時の限られた技術のなかで、想像力を駆使しながら、今でも見られるものになっている。

フリークス(怪物團/神の子ら)(1932年製作の映画)

3.5

今では絶対に撮れない映画であるだけに、作品それ自体の価値を超えて、多様な解釈の可能性が生まれるだろう。

アス(2019年製作の映画)

3.8

ホラーでしか表現できない世界観や美しさがあると思う。

(1960年製作の映画)

4.3

囚人たちには不思議な品格があり、脱獄の過程を細部まで丁寧に見せる。

ひまわり(1970年製作の映画)

3.3

愛を美化することなく、人生の運命のなかで、強さと悲しさ、そして美しさを描きだす。

野良犬(1949年製作の映画)

3.5

刑事ドラマの古典というだけでなく、戦後という時代の人間の運命に迫る。志村喬のいぶし銀が最高。

上海の伯爵夫人(2005年製作の映画)

3.4

カズオ・イシグロが脚本ということで。物語の舞台設定と時代背景は、これ以外になかっただろう。壮大なスケール。登場人物たちには品と影があり、美しくそして哀しい。

欲望(1966年製作の映画)

3.0

哲学的な狙いはあるし、雰囲気も嫌いじゃないけど。

鏡の中にある如く(1961年製作の映画)

3.9

精神を病んでいく娘とその家族の孤独を浮き彫りにする。神が愛であるならば、愛もまた神の存在証明なのか。問われているのは、神学議論より深いもの。

カビリアの夜(1957年製作の映画)

4.1

純粋であるほど傷つかざるをえない。その痛々しさは愛おしく、感情を揺さぶられる。生きることの残酷さと希望、そしてたくましさ。