この脚本嫌だって、俳優みんな思ってそう。
あんだけの役者が集まって、こんだけ台詞が浮いちゃってるのは、確実に脚本家が悪い。
自分自身も相手も関係も気持ちも全て流れゆくもので、それは寂しいことでもあり、希望でもある。
その流れからとどまろうとする者と、船のように流れようとする者の対比がよかった。
相手の心なんて自分の期待で>>続きを読む
人間、皆それなりに真面目でそれなりに可愛くて、それなりに面白い。
時間がたったチョコレートケーキも意外といけるって終わり方も好きだった。
山口小夜子を知らなかったけど、このキービジュアルを見て衝撃を受け、この人を知りたいと思って観に行った。
顔の作りが美しいとか、そんな骨と肉と皮の浅い美ではなく、存在やオーラの美しさ。
オーラや存在が>>続きを読む
最初から最後までずっと面白い。
誰とでも観れて、誰とでも共有できる映画。
主人公のチャーリープラマーはイケメンなのに、笑顔や力が入っている時の口が凄くチャーミングで俳優として恵まれてる顔をしてるなと思>>続きを読む
この映画を観終わった時
ピーター•S•ビーグルの
「人はいつだって、いろいろなものにさよならを言わなければならない」
という言葉を思い出した。
この作品はケーキに火をつけるシーンの時のように、時間も>>続きを読む
今というものは、生まれた瞬間から遠ざっていくもの。
前に進んでいく一方だと、自分のいる場所を見失う。それを避けるには、振り返ることというのが必要になる。大きなものを失うと分かっていても、振り返ることの>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
『君の名前で僕を呼んで』の監督、そしてティモシー•シャラメ。グロテスクな表現は得意ではいかないから、観るのに勇気を出したけど、観てよかった。
人に理解され辛い部分、人と共有できない部分を持っている人>>続きを読む
共感も感情移入もないけど
とにかく面白さに全振りした映画。
絶対好みじゃないんだけど、ここまで来ると面白かった。
ストーリーだけ聞いても何も面白くないし、話に波があるわけでもないけど、ずっと好きだった。
今年1作目の鑑賞として最高だった。
タクシードライバーより3年前の1973年の映画で、タクシードライバーと同じように当時のアメリカの空気感や、不信頼などが伝わってきて、凄く好みだった。
アルパチーノ>>続きを読む
ストーリーの流れだけ説明したとしても面白い作品。
実際そういう作品は好みではないけど、これは面白すぎた。
病気を役の障害にすることで、演技とストーリーに奥行きが生まれて、裁判の勝ち負けだけじゃない可>>続きを読む