猫目さんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

人質 韓国トップスター誘拐事件(2021年製作の映画)

3.5

韓国ノワールと言えば私の中で帝王ポジのファン・ジョンミンが誘拐され人質に!
これ系の役を何度も演じてきて(犯人側だと思うけど)、こういう時は相手はこう来るという予測がつくでしょうし、だから場面の切り抜
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.6

新緑の季節に林檎かと思いながら鑑賞
林檎を齧ったことがメタファーだった?ということは信仰系?
他にもいろんなモチーフが散りばめられていたように思う。これがあれだ!と言えないのが悔しい
アレックス・ガー
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ボイリング・ポイント/沸騰(2021年製作の映画)

3.8

めっちゃ好きなやつだった
感情グルグル振り回される系
終わり方気になるけど、まぁいいや←偉そう


【ちょい長めの感想】
繁忙日の厨房の殺伐とした雰囲気もあるあるですよね。衛生検査のある日ってより神経
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

3.3

#Metoo運動のきっかけとなったニューヨークタイムズの女性ジャーナリスト達のお話。
あと実名を出させてくれた女性たちを讃える映画かな

中盤、キャリー・マリガンがパブでしつこく声をかけてきた男たちに
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マン・オブ・スティール(2013年製作の映画)

3.5

80年代?のスーパーマンのエンディングに疑問を抱いていたものとしては、前日譚を造ってくれたことは嬉しい。
スーパーマンでも暗い過去があったのねと思うとヒーローが身近に感じる。
この展開は好きなので、次
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ノースマン 導かれし復讐者(2022年製作の映画)

3.5

魔女はそこにもいたのか

北欧ヴァイキング全盛期時代ならよくある、一族のなかの王位争いからの復讐劇。憎しみが憎しみを生む負の連鎖。救えたか?と思ったら「お前そっちだったんかー」の裏切り。
ヴァルハラへ
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パリ13区(2021年製作の映画)

3.8

脚本家が3人いてそのうち1人が「燃ゆる女の肖像」のセリーヌ・シアマ監督。きっとノエル・メルラン演じるノラとアンバーのシーンはこの監督の脚本なんじゃないかなと勝手に想像。女同士の会話の妙というのか、間の>>続きを読む

クライモリ/間違ったターン(2003年製作の映画)

3.5

B級小屋ホラーとして評価が高いのに観てなかった!

うん、面白い
B級たらしめるステップをちゃんと踏んでる
①カップルとセクシーねぇちゃんと正義感強しな若者
②山の中で車が何かしらおかしなことに!
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わたしの叔父さん(2019年製作の映画)

3.8

なんて静かで穏やかで自然な映画なんだろうというのが一番の感想。
題材はそうではない。
デンマークの田舎で叔父の介護と農業を継ぐクリス。日本でいうところのヤングケアラーのお話なんである。
しかし、彼女の
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スプリング・ブレイカーズ(2012年製作の映画)

3.1

DOPEな映画だわ
春休みに刺激を求める田舎の大学生の設定はよくあるけど、さすがに行き過ぎだよね。それに気付く子と突き進む子と。
何?あのパリピ軍団!軍団って言うより、もう民族ですね。
唯一、女子が最
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ロスト・ボディ ~消失~(2020年製作の映画)

3.4

不穏な空気ながらも最後まで展開読めずっ!最後そう来たか〜!なミステリーでした。
ジャケ写もちゃんと意味がありますね。


おけいさん、ありがとうございます
とても緊張感のあるミステリーでした
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恐怖ノ黒電波(2019年製作の映画)

2.8

独裁体制が強まる全体主義国家トルコの現実が反映されているスリラー映画だそうです(あらすじより)
面白いよと勧められて観たけど…全ての動きがスローです。ゆっくり過ぎて途中で眠くなるかも


[ちょこっと
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皮膚を売った男(2020年製作の映画)

3.4

サムの背中すごく綺麗。首から肩へと肩甲骨の筋肉の美しさ観入ってしまいました。
ニャンコの幸せそうな顔と殺伐とした砂漠の風景が対照的でした。
アートという名の元にシリア難民の手助けをするフリをして西洋人
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エイプリルフールズ(2015年製作の映画)

3.5

群像劇
余命いくばくもない老夫婦、女たらしの医者と遊ばれた女性、突然誘拐される女子小学生、視えてない設定のぼったくり占い師等々がそれぞれの想いを抱えながら過ごす4月1日。この日は年に一度正々堂々?と嘘
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ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード(2021年製作の映画)

3.8

ライアン・レイノルズとサミュエル・L・ジャクソンっていうだけで既に面白い!の2作目。
今回はサミュエルの奥様役のサルマ・ハエックが出獄してきて夫の為にライアンを拉致っちゃったからさぁ大変
相変わらず自
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ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-(2020年製作の映画)

3.4

出演者と製作陣が豪華で観たNetflixオリジナル映画
名門ロースクールに通う青年が家族の問題と向き合うお話。どなたか(議員さんだそうです)の自伝的小説を映画化した模様

ご本人にビジュアルを寄せて作
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マッドマックス/サンダードーム(1985年製作の映画)

3.0

観ようか迷った「マッド・マックス」3作目。観ちゃったよね
…観なくても良かったよね。
世捨て人マックスは健在なんだけど、全体的に大人向け「グーニーズ」みたいな作りだった。
ティナ・ターナーが女ボスで扱
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マッドマックス2(1981年製作の映画)

3.5

戦争勃発後の世界、各地で石油の奪い合いが勃発。精油基地を所有していたまあまあまともな人達がヒャッハーな暴走族に襲われる展開

お詳しい方は装甲車やバイク🏍️のディテールなんかが気になるのかもしれません
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マッドマックス(1979年製作の映画)

3.5

これはいけない
無慈悲というのはこのことか。マックスが世捨て人になっちゃうのもよーくわかる
視聴者側にも怒りと憎しみを少しずつ増幅させる上手い作りになってました
この時代なので動物の扱いがちょっと辛い
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ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

3.8

一作目の不安を掻き立てる世界観を壊さず、続きものとして観るのには重厚で充分な作品でした。
国境超えのコンボイや地面スレスレのヘリの舐めるような動きもソワソワする
利用するだけ利用して必要なくなったらあ
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クローゼット(2020年製作の映画)

3.5

韓国版悪魔祓いのお話
「インシディアス」と異世界へ行く「ストレンジャーシングス」を掛け合わせたような感じか?韓国独特なお祓い儀式が見れて唱える台詞がカッコいい

安心して過ごせる幼少期がいかに大切か←
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ダーク・アンド・ウィケッド(2020年製作の映画)

3.3

序盤から雰囲気がいい感じで、いいね来たね?来たーってなって、で、次は?わー来たーってなって、それから?って思ってたら終わった
あちらでよくある悪魔教とかお好きな方は楽しいかも
時々ジャンプスケアありの
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タイムトラベル家族 1991年から愛を込めて(2022年製作の映画)

3.4

スペイン産、タイムスリップコメディで家族愛の映画です
過去へ戻るのではなく30年後の2022年の未来へ行くお話。行ってみたら30年の間に大変なことが起こっていて…

[ちょこっとネタバレありの感想】
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パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

3.6

ジャケットにもある逆光の中二人が抱き合うシーンが最高!そこに行き交う人の姿も、二人がそっと手を繋ぐところ、PTAならではの走るシーンもオシャレです。

不器用でずっとイラついているアダム・サンドラーが
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ギャラクシー・クエスト(1999年製作の映画)

3.8

こんなに面白いのに今までスルーしていたなんて!
名優たちが本気でふざけてくれるとは!
サム・ロックウェルのイキり感も安定で良き

スタートレックとかスターウォーズにお詳しい方はより楽しいのではないでし
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うみべの女の子(2021年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

映画には視聴適性年齢というものがあるんだと思う。これは完全に私の年代で観るとモヤりしかない。浅野いにお作品は好きだし、評価も高いので観てみたが…「はっぴいえんど」が良かったくらいか?
黄砂くらい靄るわ
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

3.2

桜の散る季節に見ようと思って温めておいた

風景美は空を透明感高く描いていてとても好みです。あと新海監督の作品は挿入歌が上手く情景を煽ってくれますよね。
いつも刹那的なんだよね。

女性像は多分、監督
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キラー・ジーンズ(2020年製作の映画)

3.4

「Make a better tomorrow today 」のスローガンが薄っぺらく聞こえてくる
B級だけど意外や意外、アパレル業界における労働搾取やそれに奢る野心の塊や流行り物に飛びつく層を皮肉っ
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ザ・ゴールドフィンチ(2019年製作の映画)

3.5

壁の色と肌の色、色合いが美しい映画

爆破事件で親を失った少年の成長記録と成長してからアンティークブローカーになる話。
テオは何も悪くないのに踏んだり蹴ったりで辛かった。バーバー家のお兄ちゃんが荒れて
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オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年製作の映画)

3.4

原作が日本人の方なんですね。ループものにしては最後まで投げ出さない丁寧な作りです。

トム・クルーズがどんどん出来る奴になっていくのが面白い

キル・ボクスン(2023年製作の映画)

3.4

ファン・ジョンミン氏が関西弁使ってくれてるー⤴️それだけで気分爆上がりのオープニング
最初だけちょっとタランティーノ風味

強く美しい殺し屋のお話。カメラワークがカッコよかったり、同期が集まってじゃれ
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最後まで行く(2014年製作の映画)

3.6

クライムサスペンスとのことですが、隠蔽、賄賂は当たり前な韓国の警察内部の腐敗を描いたエンターテイメントコメディでした。
私にしては出血量が少なめ

韓国のエンタメ業界は警察と何か確執でもあるんだろうか
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ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.3

最初レディ・ガガ味が強過ぎて観るのやめよっかなーと思いましたが、アル・パチーノが出てきた辺から俄然面白くなりました。途中でガガ様であることを忘れていました。
あと、この我儘坊ちゃん、誰かに似てるけど、
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PIG ピッグ(2021年製作の映画)

3.3

オレの豚を返せ〜 
ってそのやり方だったか!
ニコラス・ケイジはどんな役もその道の人になりきってしまうね



ジャケットからは想像つかない高級キュイジーヌ映画でした。

スイミング・プール(2003年製作の映画)

3.7

現実なのか?妄想なのか?境目がわからなくて、世界に呑まれていきました。合わせ鏡の演出多用や十字架がメタファーで出てきたり、解釈は全てこちらに委ねる系。

照りつける太陽と南仏の田舎町と全てがこれでもか
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カモン カモン(2021年製作の映画)

3.8

とあることから甥っ子を預かる事になった独身男性ジョニーの物語。といってもドタバタ劇ではなく言葉豊富に関係を築いていく会話劇で観ていて心地よい。不安定な環境で育つ子供の不安を大人が補足していく過程も良い>>続きを読む