にしやんさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

にしやん

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ロビンソンの庭(1987年製作の映画)

4.0

土曜日の夜20時半ごろや。新宿から家に帰る途中、ちょうど中央線の大久保~東中野間の車中で尊敬するMarrikuriさんのレビューを読んで、衝動的に東中野で下車して新宿に引き返しての鑑賞や。神の啓示か?>>続きを読む

北の果ての小さな村で(2017年製作の映画)

3.7

北極に位置するグリーンランドを舞台に、人口80人の村の小学校に赴任したデンマーク人の新人教師アンダースが、村の人々や子供たちとの交流を通して、異境の地で生きる術を学んで成長していく姿を描くヒューマンド>>続きを読む

ブレス あの波の向こうへ(2017年製作の映画)

3.2

サーフィン映画はサーフィン映画やねんけど、サーフィンを描くための映画やない。主人公の思春期の少年が大人になる成長物語描くためにサーフィンが登場するといった塩梅やな。せやから、この映画はスポーツ根性もん>>続きを読む

暁闇(2018年製作の映画)

1.2

芸術性という名の免罪符で何とか押し切ろうとする、不思議ちゃんの学生が作る邦画特有の感覚的雰囲気映画の域を全く出ず。大したプロットもなく、話の辻褄自体が無い。
映画の出だしの、クロスカッティング映像に音
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田園の守り人たち(2017年製作の映画)

3.5

第一次世界大戦下のフランスを舞台に、農場を守り続けた女性たちの静かな戦いを描いたヒューマンドラマや。戦場のシーンはあれへん(夢ではちょっと出てた)、女性の視点で描かれた一種の「戦争映画」かもしれんな。>>続きを読む

存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.5

この映画観た直後、ちょっとすぐには言葉が出えへん。暫し絶句。わしになんて言えと言うんや。

中東・レバノンを舞台に、貧民窟に住む主人公の少年が、さまざまな困難に向き合いながら、大きな問題を提訴する様を
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工作 黒金星と呼ばれた男(2018年製作の映画)

4.6

これは、おもろい!
傑作やで!

1990年代中盤、「黒金星」というコードネームで北朝鮮の核の実体を暴こうと国家情報院のスパイが南北閣僚級の人物へ秘密の取引を持ちかける話で、昨年度の韓国映画界の賞を総
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TOURISM(2018年製作の映画)

3.0

神奈川県の大和でハウスシェアするフリーター<マイルドヤンキーやろ?>が、思いもよらず偶然、普通の観光では知り得へん本来のシンガポールの姿に出会う様を描いたロードムービーやな。

実はわしシンガポー
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五億円のじんせい(2019年製作の映画)

2.5

善意で集まった五億円で、難病から命を救われた過去を持つ高校生の人生を見つめ直す旅を描いたヒューマンドラマや。

まず映画の冒頭の主人公によるナレーションで「命の値段」の解説みたいなんが始まんねんけ
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広告会社、男子寮のおかずくん(2019年製作の映画)

1.0

なんや、これ。広告会社の人間が観たら、怒るというよりも笑うな。わしも広告業界の端くれやけど、これは無いやろ。まじで舐めとんか。それと、男4人組がとにかく気持ち悪い。恥ずかしいて観てられへん。
それでも
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三人の夫(2018年製作の映画)

-

ストーリーのおぞましさと映像としての被写体と情景の不潔さに耐えられず、小一時間で屈辱の途中退場。これ、わし無理やわ。
今回は最後まで観てへんから、レビューは無しや。シネマート新宿のレイトショーでエロい
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サマーフィーリング(2016年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

ベルリン、パリ、ニューヨークを舞台に、愛する人を失った人々が再生する過程が描かれる、「アマンダと僕」のミカエル・アース監督によるヒューマンドラマや。

「アマンダと僕」が結構良かったもんやから興味が
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さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)

3.5

アメリカで幾度の脱獄と銀行強盗を繰り返した、実在の人物フォレスト・タッカーを描いた実録ドラマやな。 この映画の主演は1960年以来、ハリウッド屈指の二枚目スターとして活躍したロバート・レッドフォードや>>続きを読む

ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

3.8

タイムループによって自分が殺される誕生日を何度も繰り返すはめになった女子大生の姿を描いた、新機軸学園スラッシャー映画「ハッピー・デス・デー」の続編や。アメリカでは一作目から二作目まで2年掛かったのに対>>続きを読む

月夜釜合戦(2018年製作の映画)

3.2

大阪・釜ヶ崎を舞台に、労働者たちが釜(ダジャレ?)を巡る争奪戦を繰り広げる人情喜劇や。

今年の春ユーロスペースで上映してたんは知ってたけど、うっかり見逃してしもてた。新宿ケイズシネマで一週間限定の上
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シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢(2018年製作の映画)

4.5

この映画はええで!ゲラゲラ笑ってボロボロ泣ける。わしがめっちゃ好きなジャンルの映画やわ。若い子等には分からんかもしれへんけど、オッサンにはこれが刺さるんや。

本作は、スウェーデンでの実話を基に描く、
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ウーマンウーマンウーマン(2018年製作の映画)

3.0

本作、金曜日がテアトル新宿最終日っちゅうことで、残業を切り上げて鑑賞や。新宿の映画館は会社からめっちゃ近いさかいほんまに楽やわ。

テーマはいわゆる「ある、ある」ネタやな。楽しゅう観させてもろたわ。こ
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こはく(2019年製作の映画)

2.8

兄弟が幼い頃に突然姿を消したオヤジを長崎の町で必死で捜し歩く姿を描くヒューマンドラマやな。最初、最近流行りの地方創生もんかなと思てんけど、この映画を撮った監督の幼少時代の実体験がベースということで、単>>続きを読む

Girl/ガール(2018年製作の映画)

2.8

バレリーナを目指すトランスジェンダーの主人公が、葛藤や苦悩を乗り越えながら夢を追いかける姿を描いたヒューマンドラマや。

この映画、武蔵野館で予告編を結構観せられてんけど、予告編観ただけやったら性
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ペトラは静かに対峙する(2018年製作の映画)

4.0

カンヌ映画祭常連監督が、スペインのカタルーニャ地方の乾いた大地を舞台に、澄み切った素晴らしい映像と、抑揚の聞いた演出で、冷静かつ淡々と家族を襲う悲劇の連鎖を描くサスペンスもんや。

いやー、このジジイ
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安市城 グレート・バトル(2017年製作の映画)

4.0

西暦645年に唐の20万人の大軍に立ち向かった、高句麗の小さな城の偉大な姿を描いた戦争アクションの歴史大作や。

この映画全くノーマーク。殆ど話題にもなってへんさかい、「あー、韓国の時代劇か」くらいで
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

4.2

この映画完全にノーマークやったわ。  
いやー、これはめちゃくちゃおもろかったわ。なんかこれどっかで観たかなって既視感はそこそこあんねんけど、B級ホラー映画としては相当にエエ出来や。

東宝日比谷の予
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ワイルドライフ(2018年製作の映画)

4.2

1960年代のアメリカの田舎町を舞台に、仲睦まじい夫婦と息子の3人家族が、オヤジの失業をきっかけに壊れてバラバラになっていく姿を、息子の視点で描くヒューマンドラマや。

本作オヤジ役のジェイク・ギレン
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いちごの唄(2019年製作の映画)

3.0

ロックバンド銀杏BOYZ(?)のいくつかの楽曲(?)を元に一つの物語として書き下ろされた小説の映画化作品らしい。映画を観る小1時間前にそれをネットで知ったわ。わしバンドのことも知らんし、曲も(聞いたか>>続きを読む

ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)

3.5

最強の殺し屋シスターズ兄弟が山師を追ってカリフォルニアへ向かう物語をコメディタッチに描く西部劇やな。
この映画は兎にも角にも監督と4人の役者に尽きるわ。この監督とこの4人の役者で西部劇?って、観る前か
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Diner ダイナー(2019年製作の映画)

1.0

2010年に発売された実写不可能といわれた平山夢明の小説「Diner ダイナー」の映画化作品や。

やりたかったことは分かる。バイオレンスアクション、サスペンス、ラブストーリーの三つの要素をどれもこれ
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ザ・ファブル(2019年製作の映画)

1.5

どんな相手でも6秒以内に殺す、そんな伝説を持ち“ファブル”と呼ばれる殺し屋を主人公にした人気コミックを岡田准一主演で映画化したアクションもんや。原作いっこも読んでへんけど、単行本400万部突破の漫画み>>続きを読む

ピアッシング(2018年製作の映画)

1.5

激しい殺人衝動に取り憑かれた真面目な男が、自傷癖を持つ奇妙な娼婦と出会った事で起きる悪夢のような一夜を描いた、村上龍原作の映画や。
ゴジラ対キングギドラみたいに、サイコパス野郎対メンヘラちゃんの対決も
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新聞記者(2019年製作の映画)

4.5

権力の闇を暴こうとする新聞記者と世論の誘導に暗躍する若きエリート官僚の葛藤を描いたポリティカルサスペンスドラマや。
この作品は東京新聞の社会部記者の望月衣塑子のベストセラー小説が原案になってるみたいや
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無双の鉄拳(2018年製作の映画)

3.5

いっぺんキレたら誰も止められへん、昔裏社会では「雄牛」と呼ばれてた男が何者かに誘拐された愛妻の行方を追う姿を描く、「新感染 ファイナル・エクスプレス」「犯罪都市」で人気のマ・ドンソク主演韓国ノワール・>>続きを読む

歎異抄をひらく(2019年製作の映画)

2.5

「歎異抄」は日本史の教科書に出てたな。「善人なおもって往生を遂ぐ、いわんや悪人をや」の悪人正機説で有名やわ。授業で聞いた時に「なんで悪人を救済せんといかんねん、悪人は地獄へ落ちたらええがな」と思たんを>>続きを読む

神と共に 第二章:因と縁(2018年製作の映画)

4.0

韓国でシリーズ累計2,700万人動員の快挙を達成した『神と共に』シリーズの続編。7つの地獄の裁判を無罪で通った者だけが生まれ変われるという冥途の世界を舞台に、裁判で弁護人を務める冥界の使者3人と、裁判>>続きを読む

凪待ち(2019年製作の映画)

3.3

「3・11」で被災した宮城県石巻を舞台に、人生につまずき落ちぶれてしもた男の喪失と、再生に至るまでの道のりを描いたヒューマンドラマや。
今回の作品で大きく取り扱われている問題は「ギャンブル依存症」や。
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COLD WAR あの歌、2つの心(2018年製作の映画)

4.3

2015年のアカデミー外国語映画賞を受賞した「イーダ」の監督、パヴェウ・パヴリコフスキの最新作や。1949年、共産主義政権下のポーランド。冷戦時代に運命の出会いを果たした男女の10年にも及ぶ美しくも切>>続きを読む

ホットギミック ガールミーツボーイ(2019年製作の映画)

1.1

3人の男性の間で揺れる女子高生の初恋を描いた青春映画や。わし全く知らんかったけど、人気少女マンガの映画化らしいな。せやけど、内容的には一昔前のレディコミに近いかな。ネタ的にはドぎついのが多いわ。
メイ
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今日も嫌がらせ弁当(2018年製作の映画)

3.3

ブログから書籍化されて人気を博した同名原作エッセイを映画化した作品や。八丈島に住むシングルマザーが、反抗期の高校生の娘に仕掛けるお弁当をめぐる、母娘バトルを描く実話をもとにしとる。
主人公のオカンは、
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