定期的に遭遇する、「自分の好みではないが、これを好きな人の気持ちは分かる」に分類。
これがメインメッセージだろうか、と思う瞬間はいくつかあったが、build-up含めスクリプトに滑らかさがないのが辛い>>続きを読む
「何度も繰り返し見て、解釈を深めるしかない」というのが最初に出た感想。ただ難しいだけじゃなくて、理解したいと思わせる作品だった。ストーリーのみならず、時代背景、監督、俳優にも興味が湧く。
音楽がまあ気>>続きを読む
90年前でこの面白さ?
本軸に関係のないちょっとした掛け合いやショットが一々洗練されている。現代の下手なスパイ映画よりもツイストが効いていて、単純に感心してしまった。ヒッチコック以前・ヒッチコック以後>>続きを読む
決してハッピーエンドではない。一般的に「おかしい」と思われる人々も、24/7そういう状態な訳ではない、ということだと解釈した。6ヶ月という半端な入院期間は逆に危ない気さえする。
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リアリスティッ>>続きを読む
ユペール女史が食った。かけらも残さず食った。マジメルも良かったけど、ユペールが数段上にいる。「憑依」では軽すぎる、滲んでるというか溢れそうというか、とにかく考えるだけでは届かないであろう演技。
長回し>>続きを読む
ライトについて好きな点が凝縮されていて、口角が上がりっぱなしだった。面白いのも一つだけれど、それ以上に凝っていて感嘆する。スクリプト(set-up/pay-offの数がエグい)、エフェクト、エディティ>>続きを読む
“How can you trust a man who wears both a belt and suspenders? Man can’t even trust his own pants.” >>続きを読む
沈黙、ライティング、カメラアングル… 最高だった。役者たちの表情がメインではあるが、それを載せる皿がまた超一流。
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”My wife. She says
‘Darling, you won't>>続きを読む
80歳になっても、クルーズには公共交通機関以外の乗り物でブッ飛ばしていて欲しい。どれだけ低予算で設定がイカれてても良いので、エンジン音を背景にトム・クルーズを観たい。
がはがは笑うデュヴァルを5分観る>>続きを読む
時代の流れを強く汲んでいて、他のコメディ/ヒューマンドラマでは感じられないものを感じた。
ベトナム戦争に対するアプローチが結構独特では? 大義とか愛国心とか孤独とか資本主義とか、劇として様々な方向から>>続きを読む
スワンソンによる
“We didn’t need dialogue. We had faces!”
の説得力が物凄い。実際に今作品の中でそれを証明しているし。
音楽からプロット、キャスティングまで、全>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
もしキャロラインが二軒の庭の境目にあった木を切らなければ、窓の横に木があれば、こうはならなかったかもしれないと思うと面白い。
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最終的に、「これは普通じゃない」とは思えないことがポイントである気>>続きを読む
予測不能系ではないが、よく出来ていた。音楽で、偶にオーケストラに女声ソプラノが混じるのがとても良い。流石はウィリアムズ。
多くのSF作品に言えることだが、色味で世界観を作ってくれると、どっぷり浸かれる>>続きを読む
Cinematography at its finest.
同じ映像が意図的に何度も繰り返されるという意味で実験的でありながら、濃厚でもある。
キャラクターがどういう人間なのか、何が起こっているのか>>続きを読む
始まった瞬間から楽しかった。スティラーらしい、本当に仕事中の思いつきから始まったんだろうと分かるダイアログ。賞とか役落としとか養子とか出資側との確執とか、本人の周りでこういう会話(を連想させるような出>>続きを読む
沈黙に勝る台詞はないことを再確認。中盤の長回しで心を持っていかれた。スコアが無いことと役者の演技力は絶対に関係してる。
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鑑賞者に “準備” させる言動が無いので余計に怖い。鑑賞後に『ユーモアとし>>続きを読む
複雑なテーマだった。ダイアログやカメラワーク、パチーノとカザールの表情演技が、予想したよりも遥かにsubtleで、時代背景などを含めて考えても難しい。音楽が一切無いせいもある。多くの台詞たちがリハーサ>>続きを読む
60年以上前にこれが作られたということが信じ難い。プロットやらダイアログやらカメラワークやら、全てがモダンで洗練されてる。逆に言えば、これがモダンであると感じたということが、近代シネマにおけるヒッチコ>>続きを読む
人間味のあるアクションとプロットだという印象。都合の良い時にだけ “ヒューマンエラー” “情け” のカードを引くんじゃなくて、首尾一貫した人間らしさがあった。
完全に、スターを見るための映画だな。
エンタメ性の強い作品。’00年代のアイコン・長髪ピット、born to intimidateなコックス、麗しく臆病なブルーム、どんな時も我儘なクルーガー、急に出てくるリグズビー等、個々のキャラクターが>>続きを読む
プロットはそこまで好みじゃないけれど、楽しいことは楽しかった。台詞やらアクセントやらビジュアルやら、受賞式ではなく「ファンを生む」方向に突っ走ってる感じがする。
アメリカン・サイコ然り、スーツを着たデ>>続きを読む
自分としては珍しく、これから何度も観ることになる気がする作品。これぞSFといった感じ(スターウォーズが定着したからこそ言えることだが)。
良いスクリプトには「説明」なんて必要ないんだな。勿論、最初に設>>続きを読む
演技力と存在感の祭典?クルーを含め全員がスーパーサイヤ人。鑑賞直後に、脱力感に襲われるレベル。少なくとも、仕上がりに直結する範囲の人たちは全員スコセッシの馴染みやん。レイ・リオッタが最初にディグナム役>>続きを読む
3人とも妙に説得力のある演技でよかった。ちゃんと高校生に見える。
これがMcLovinのデビュー作だと知って頭を抱える。どこで見つけて来たんだ。針の穴を通すように絶妙なぎこちなさ、本当に17歳だったこ>>続きを読む
“What do we do now, boy producer?
Mister win-an-Emmy,
social-conscience, whale-shit...
...save-the-r>>続きを読む
今となっては見慣れてしまったが、’91年当時の観客には死ぬほど刺さっただろうな。
30年経っても、鉄格子を通り抜けるT-1000の話で盛り上がれて、ジョン・コナーの髪型と言ったら通じることの凄さ。その>>続きを読む
この人に関しては、他言語に訳したら別物になってしまう。このトーン・この言い回しは、オリジナルで飲み込まないと意味がない。
現実主義者っていう感じがするけど、偶に理想主義者の顔がのぞく。ビルのクリップを>>続きを読む
“THANKS: Leonardo DaVinci”
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こういうインディペンデント作品を浴びるように観たい。カメラワークやらエディティングやら音楽やら、最高としか言いようがない。
シュワルツェネッガーが驚くほど喋らない。その代わり銃の使い方がめっちゃ滑らか。
”I’ll be back.” か “I will be back.” か、キャメロンと一悶着あったらしいが、やっぱりこ>>続きを読む
色々賛否両論あるけど、少なくとも、中田ヤスタカの世界観をつくる力は凄いと思う。
これがハリウッドの言う「泣かせるのは簡単、笑わせるのは至難」なのか。逆に言えば、Philipsはコメディでここまでキメれるのだから、ジョーカーでもキメれるに決まってる。
チャウが窓閉めながら言うmot>>続きを読む
クリストファー・リーがいるし、Paranoidが流れたので、もういいや。
film scoreが良い方向に最大限に機能した例。できる限りの仕事は全部した感じ。誰が担当したのか知らなかったけど、調べたらZimmerと出て、点と点が繋がりました。
この映画があってのバットマンビ>>続きを読む
正しく設計され正しく実行されたSci-Fiっていう感じ。mind-blowingではないが、満足はした。
別にロマンスの方向じゃなくていいので、もう少し二人のケミストリーが見れたら良かったな。
K-Fed風のファッションを纏ったザック・エフロンとか、この世で最も00’sな概念じゃん…