oekojuさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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肉屋(1969年製作の映画)

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「肉屋」で殺人とくれば「食べちゃうぞ」というガチャピンのささやきが聞こえてきそうだがそんな「デリカテッセン」な展開はない

田舎町

学校という聖域の上階に住む先生
先生はタバコを吸う
「みんな好き」
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オリ・マキの人生で最も幸せな日(2016年製作の映画)

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フィンランド初のボクシング世界戦

そんな国をあげての一大イベントを目前にして減量もまだまだなのにジョギング中に見つけた凧でわーってなっちゃうオリくん
恋人のライヤさんはライヤさんで練習をほっぽってき
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ポゼッション(1981年製作の映画)

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ハイテンション・ザ・ベストテン殿堂入り

現実のあなたと理想のあなた

作ってしまえばいい!!
「もう少し…もう少し…」

情事の相手は神か悪魔か
新種のイカか

妻も夫も情夫もその母も友だちも探偵も
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本当に僕じゃない!(2008年製作の映画)

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成長や解決の誘惑を退け結局のところ水平方向への運動に終始する執拗さ気難しさは並大抵のものではない
この水平見ようによっては上りにも下りにもとれるがやはりあまり変わりがないようにおもう

「君が好きなん
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エクスプローディング・ガール(2009年製作の映画)

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エクスプロードしたのは俺のハートだった
目は乾き、喉は枯れ、腰は砕けちった
おっさんのおひたしになり果てた

ありふれた題材を丁寧に丹精込めて爆発させる

遠目にずっとアイヴィを見ていて気づけばアルに
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CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

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シェイクdeサングリア!
のえ〜グルグル気持ち悪いよ〜

メモ
・ポゼッションと同日に見る予定だったけど違う日でよかった。そんでもってこっちが後でよかった
・血はじんわり染み出してくるもの

血の婚礼(1973年製作の映画)

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クレイジー不倫映画
「めまいがするわ」
パブリックセックスおはしゃぎ隊
情事の露見に際した不能者のマウントぶりに妻は慄く
愛も肉もなかったが平穏があった
理を仇とする情の狂い
そして土地のしがらみ
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

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誘いが来たときは乗り気で当日はちょっと憂鬱で行ってみたらそこそこ楽しい

時間と距離と人の関係の検査

そんな同窓会が終わってカラの帰り道

ハイ・シエラ(1941年製作の映画)

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カタギの娘にフラレたベテラン強盗のボギーが高橋啓介ばりにヒルクライムを攻める映画

自由への脱走

不幸は犬が呼んだんじゃあない

ショックプルーフ(1949年製作の映画)

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起承転結の転が転がりすぎてびっくりした
ハートウォーミングと逃亡の二部構成

殺人罪で仮釈放中の女と保護観察官
精神科医に気づいていたくだりが効いていて女の心情を画面どおり受け取っていいのかわからなく
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拳銃貸します(1942年製作の映画)

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めっちゃおもしろい

はめられた殺し屋は報復がしたい
殺し屋を追う刑事の彼女→美人マジシャンは国家的スパイをスパイする
毒ガスの化学式と薬品会社の陰謀

グチャグチャしてそうで見ればスッキリしかもユー
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生まれながらの悪女(1950年製作の映画)

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生まれながらのサークルクラッシャー

影でやたらとほくそ笑むとかじゃなくてほんとにあたし傷ついてます的な感じとか画面外で学校ドロップアウトしちゃうパッパラパーなとことか真性だなと思う

大体登場からし
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眠りの館(1948年製作の映画)

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人を信じなさんのも大概にしなされ
そりゃどこまでも性善説な奥様は催眠術だってかかりやすかろう!

ほんとかわいいんだから
角縁メガネにおびえちゃってんだから

そういう意味で言えば写真屋の奥さんもなか
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不審者(1951年製作の映画)

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なるほど過失致死の加害者と遺族ができてしまうドラマはこういう肉づけもできるわけだ

現実的な妻をおとす強引さと、ほぼ声だけの存在である旦那を一瞥で退場させる狡猾さの源はこんなはずじゃなかったと野卑にい
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(1949年製作の映画)

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メモ
・濃い味のキャラクターのほとんどがボクシングを盛り上げるためだけに配置されているいさぎよさ

・シャッターの前に追い詰められるボクサーの図にしびれる

夏時間の庭(2008年製作の映画)

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飾りじゃないのよ記憶は

みんなの思い出も秘め事もどこにいくでもなく陽に照らされていて、孫は簡単におっぱいがこぼれてしまいそうな服を着ながら切実であった

メモ
・薪とか暖炉意味芯だったな

オペラNo.1(1994年製作の映画)

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こわれそうなものばかり
集めてしまうよ
輝きは飾りじゃない
ガラスの十代

あれ?なんかローラーつながりで書いてみたんだけど案外こんな感じだった気がしてきてられたとしたらそんな気もするようになってきた
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アンビション(1991年製作の映画)

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繰り返しかと思いきや撮り直してるところでハートリーと画太郎が結びついた

乾いた人生(1963年製作の映画)

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「このオウムやっと静かになったよ」

緩慢なリズムは虐げられる彼らの鼓動のにぶさか

死んでいく腐っていく
犬の顔、目!
そして鼠が三匹、これがあろうことかかわいいのである
もそっと汚くできなかったも
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サタンタンゴ(1994年製作の映画)

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「薪と雨だ」
永遠と時間

悪魔のおっぱい、悪魔のタンゴ、悪魔のデコパン男!

フタキ、その杖で救世主サマの歪んだ前歯へし折ってやれ

ヤンキーグループから生まれたエセ預言者あるいは夢見る詩人
お前も
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お嬢ちゃん(2018年製作の映画)

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湧き上がった感情も確たる形をとることは稀で大抵は無為に散っていってしまう
怒りはバカ笑いにかき消され、劣情はくずかごに捨てられる

癒えない傷を抱えて抜き身のままで町を歩く
脊髄反射問答無用で触れなば
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若草の祈り(1970年製作の映画)

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「物乞いは人のためでもやってみると大変な仕事でした」

クリスマスに招かれざる客
ここから転落と思いきや
別天地をエンジョイしちゃうのである

急行だってノロノロだし
楽隊はガタガタで全然揃わない
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ジョーカー(2019年製作の映画)

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愛想笑いでも馬鹿笑いでもない
真に空の笑い、痙攣

出口から入る矛盾を強いられ
愛と夢のために溜め込んで
笑えたとえ心が壊れていようとも
しかし嘘嘘嘘

ここからはExit only

メモ
・バスか
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破局(1970年製作の映画)

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「お金がないって言いに来ただけです!!」って啖呵の切り方イエスだね。

息子を放り投げたヤク中夫をフライパンでボッコボコにするオープニングから『シリアルママ』みたいになるのかと思ってドキドキした。
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秋のマラソン(1979年製作の映画)

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「ダー」
グズグズに煮こまれてもう何がなんだかわからなくなりかけている。
ぬるいが地獄、あなたが招いた無間地獄。

「自由じゃないんだ」
じぃぃぃぃ!
時計が時間を主張し今日も街を走りまわる。
ジョギ
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嘆くな!(1970年製作の映画)

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レッツらフェスティバル。
19世紀ジョージアのとある村、ゴーイングマイウェイな新米医者ベンジャミンは毎日村のみんなと何はなくとも飲めや歌えやのパーティー三昧。

vs公爵Kiss my ass合戦。
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一寸先は闇(1971年製作の映画)

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友人の妻である愛人にSの役割を与えられたら眠っていた能力を引き出されてしまった男シャルルの天然「罪と罰」。

「し、死んでる!?」シーンを丸々カットでまるでスタイリッシュなオープニング。
しかし汗!嘔
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つばさ(1927年製作の映画)

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出征の日に幼なじみがドヤ顔で三輪車にまたがっている写真を渡してきた件。

ジャックとメアリー、デヴィッドとシルヴィア。

ゴート出撃!
鳴り止まないブーンとダダダダ。
吹き出す血煙、爆発炎上する機体。
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

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「努力してるよ」
よし運命の糸がふたりを結びつけようともそれはお互いの努力なしには継続し得ない。それが対等な個人同士の関係であればなおさらのことだ。それでも(だからこそ)別れは訪れる。しかしならば努力
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幸運の星(1929年製作の映画)

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「ひとりで行くよ、俺足ついてるだろ?」
みんなどうしようもなく壊れてしまうのに、ともすると永遠を疑わずに生きてしまう。
破壊にぶつかったとき、作り直し立ち上がる力、支え合い抱き合う確かな肌ざわり。
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野獣死すべし(1969年製作の映画)

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「黙れ!」
緩急がぶつかって運動停止…タイトルずどん。

復讐は巧妙さを得るにしたがって情動を失っていく、あるいは情動がそれるにしたがって巧妙になっていく。

妻・妻'、息子・息子'の対置からシャルル
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野人の勇(1920年製作の映画)

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子供には慕われ大人には厄介がられるフーテンのビムは無賃乗車で車掌に痛めつけられていたホーボーの少年ビルと出会う。
これはふたりの友情の物語。
ビルの向こう見ずな勇気。
ビムの勇気ある思いやり。
さした
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第七天国(1927年製作の映画)

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「Very remarkable fellow」
特別なヤツ、特別な関係。

ボコボコにいじめてくるアル中姉貴をボコボコにしてくれたのは下水で働くハッピーボーイだった。

地上で掃除ができるぞ!
幸せ
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アルプス颪(1919年製作の映画)

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アルプスに旅行にやってきた夫婦。山好きの夫が妻をほったらかしにしていたら女好きの貴族が寄ってきたのだ。

足がグンバツの女発見!
奥さんを口説いてる間もウェイトレスをキープしておく下衆ヤバ夫。

ニヤ
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ブラック・コメディ ああ!馬鹿(1969年製作の映画)

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「〽知らなかった馬鹿な私」
男が女に迫る声、ぐるぐる回るも姿は見えず、ブラが飛びパンティが飛び、レコードが止まる。
サラリーマン哀歌。
惚れた女は常務の二号。
何かあるんじゃないか、あるだろ、あるはず
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