チスッッッさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

チスッッッ

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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.8

去年ナイトオンザプラネットの復刻版を劇場で観たところだったので、「映画スターにならない?〜」以外のシーンでも作中のセリフやカットが所々起用されてるのが分かり、より楽しめた。

時の流れを遡っていく描写
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フランシス・ハ(2012年製作の映画)

4.2

フランシスのやることなすことぜーんぶタイミング悪くて超不運、、、なはずなのに、なぜか幸せそうに見えてくる。
うまくいかないことだらけだけど何事にも一生懸命な姿が愛おしくて、この映画が肌に合う人はみんな
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岬の兄妹(2018年製作の映画)

3.8

誰か助けてって思ったけど、変に手を差し伸べないで欲しくて、変に希望も与えて欲しくもなくて、本当に心の行き場がなかった。

ひとりぼっちじゃなくてよかったよね、と思う反面、妹がいなかったら兄は楽に暮らせ
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Daydreaming(2016年製作の映画)

3.8

RadioheadのMV。

これは夢か現実か。
23個のドアをくぐり、美しいけど不安になるような白昼夢を歩く。

明日の食卓(2021年製作の映画)

2.5

子育ての闇に突っ込んだお話なんでしょうが、そんな奴いるんか?のオンパレードで、、、。

認知症の祖母を庭でフルボッコにする孫、集合住宅でなりふり構わず大絶叫&階段で転んだだけで血塗れで足を引きずる母親
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さがす(2022年製作の映画)

4.2

そうだった、佐藤二郎って演技派だった。福田作品のせいでうっかり忘れてしまっていた。

山内の犯人像は、色んな日本のシリアルキラーから着想を得ていて面白かった。介護士設定は川崎老人ホーム、爪を噛む癖は群
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リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

3.8

綾野剛の胡散臭さを最大限に引き出した見事な采配。

人間の堕ちていく姿がリアルですごい。
七海と安室が「チキショー!」て言うところとラストの弔いシーンは、まさにカルト宗教のそれよね。魂の共有ってやつ。
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空白(2021年製作の映画)

4.5

凄まじいスピードで入れ替わる被害者と加害者。「加害者とは一体何か」を考えさせられる作品。

メディアって、SNSってなんなんだろう。なんでも簡単に情報が手に入る世の中で、置き去りにされている何かがある
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

4.4

人生の脇役な気がしてあちこち目移りしてしまう主人公が歳の近い自分と重なり過ぎて、ああいつか私もこうなるのかな、、、と。この先辛くなったらユリヤに励ましてもらおう。

アイヴィン、アダムドライバーを溶か
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ケース39(2009年製作の映画)

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開始30分でオチが分かる、よくあるスリラー映画です。

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

3.6

私もいじめられてた時、母親に「絶対逃げるな」と言われて学校休ませてもらえなかった。でも毎晩ドライブに連れて行ってくれて、たくさん話を聞いてもらった。

当時は学校に行くのが本当に嫌だったけど、あの時踏
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星の子(2020年製作の映画)

3.8

3人が同じ星を見れる時が来るのだろうか。
いや、来ない方がいいのだろうか、、、。

ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ(2019年製作の映画)

3.7

人種の坩堝、サンフランシスコのとある街で自分の居場所とアイデンティティを探し求める黒人ジミーの物語。

ジミーは自分のルーツや故郷への愛を証明するモノとして、祖父が建てた豪邸に固執していた。それしか縋
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オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)

4.0

やっと観れた!ヤン監督2作目。
チェコの民話をベースとしたホラーファンタジー。
不妊治療で精神崩壊した女が、赤ちゃんに見立てた切り株を本気で息子だと思い込み子育てをする。やがて自我を持ち始めた切り株が
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5回出会った見知らぬ2人(2017年製作の映画)

3.5

猿蟹合戦的な因果応報の話かと思えば、まさかの感動の締めくくりで長編映画1本観たような満足感。
First timeからクライマックスまでの山場が素敵。

サイレントチャイルド(2017年製作の映画)

3.8

90%の聾唖者が健常者から産まれ、78%の聾唖者が専門のサポートがない通常の学校に通っている。
聾は学習障がいではないので、適切なサポートを受けることで健常者と同じように発達することができる。

聾だ
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ジュニア(2011年製作の映画)

3.5

「RAW」の監督と女優のショートフィルムということで鑑賞。(英語字幕しかない)

「RAW」ではベジタリアンが食肉することで"少女の初体験"を、本作では全身の皮膚が剥けることで"少女から女性への成長"
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RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

3.5

監督が女性と聞いて尚驚き。
自分の性癖とコンプレックスぶち込んだような衝撃的な作品。この人の背景を知りたいと思った。

カニバリズム、絶対理解できないし最初はオエ〜と思いながら見てたけど、最後は人を見
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さよなら、ベルリン またはファビアンの選択について(2021年製作の映画)

4.0

30年代ベルリン、戦後の大不況とナチズムという退廃と喧騒の中で生きるファビアンの、一見怒涛のように見える人生のお話。

あ、人生って本当こんなもんだよな〜って思う。
生きるべき人が理不尽に死んでゆく世
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群がり(2020年製作の映画)

3.0

ヒッチコックの「鳥」みたいなコンセプトだけどただのB級スリラーではなくて、前半は母と女の間で揺れ動くシングルマザーの葛藤や、家族の問題に翻弄される心理描写が丁寧に描かれていて見応えあり。

母親がイナ
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.3

登場人物がバンバン増える割には物語に絡んでこないし、それぞれの人物の背景もイマイチ見えてこなくてとっ散らかったままの不完全燃焼。最後のまとまり方がしっくりこないのもそのせいか。

一方で表現の技術はさ
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ナイトクローラー(2014年製作の映画)

3.0

ジェイクギレンホールの顔って普通にしてても不穏な感じするよね。全ての映画のサイコパス役この人でいいよもう。

オフィサー・アンド・スパイ(2019年製作の映画)

3.0

良くも悪くも史実に基づきすぎていたようで、少し退屈。脚色の大切さに気づく。

ピカールの目的が、ラストシーンの階級の話でいよいよ分からなくなった。やっぱり自分の出世のためだったのか?

ユダヤ人の冤罪
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

3.8

「ネー!オッポンチョ♡(ねぇ、職長♡)」

流浪の月(2022年製作の映画)

4.2

15年前に起きた女児誘拐事件、その被害者である更沙と加害者の文が再会。誘拐犯と被害女児という許されない関係の2人、思いを寄せながら互いの葛藤と過去の秘密について迫る。

「誘拐事件に巻き込まれた可哀想
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ラブ&ポップ(1998年製作の映画)

3.8

未成年の青臭さと性の生々しさをよくここまでいい配分で気持ち悪く融合できるなぁと関心、さすが庵野さん。

主人公が学生の未熟な脳みそであれこれ考えて背伸びする姿が笑える反面、何故か昔の自分を連想してしま
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