リプリーさんの映画レビュー・感想・評価 - 27ページ目

イーグル・アイ(2008年製作の映画)

3.2

「北北西に進路を取れ」的な巻き込まれ型サスペンス。こういうジャンルは、黒幕が明かさた後に改めて考えると“そんなに面倒なこと、普通するかね??”と諸々の穴が気になることも多い。
本作は、黒幕がアレである
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サイド・バイ・サイド フィルムからデジタルシネマへ(2012年製作の映画)

3.8

これを観ると言うことはある程度、今映画業界でどういう事が起きているのか大枠は分かっていると思う。
しかし、フィルムとデジタルがどう違うのか、なぜフィルムにこだわる人がいるのか、デジタルがどういう意味で
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ラスト・エクソシズム2 悪魔の寵愛(2013年製作の映画)

2.8

前作のPOV方式を一切捨てつつもストーリー的には主人公が一緒な正当続編。
まぁ、楽しかったです。
こんなモンかな、と。
ただ、前半がいくらなんでも冗長過ぎる。施設の友達も妙にキャラ立ちしているのに半端
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マーターズ(2015年製作の映画)

2.6

オリジナル版は、随分前に観たので、うろ覚えな部分も多いのだが、何せあの“平和な朝食シーンからの…襲撃!!”というあのシークエンスはかなりの衝撃で兎に角厭だった(褒めてます)し、何よりあの拘束&拷問器具>>続きを読む

ソウ3(2006年製作の映画)

3.0

劇場鑑賞時は、(シリーズにしては)長めの上映時間とあまりに露骨な頭パッカーンのグロ描写にやや辟易したものだが、ラストの大どんでん返しは嫌いではなかった。そうくるか、工夫してるなぁ、と。
ただ、頭手術シ
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ソウ2(2005年製作の映画)

3.3

当時は、この話の大オチ(トリック)含めて全体的にがっかりしたものだが、今見直すとそんなに悪くはなかった。
どこにいるのか分からなくなる場所移動演出も必然性があるし、よく考えられている。
ただ、ヤッパリ
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ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)

3.5

公開初日とあってか劇場は、ほぼ満席(なぜか僕の右隣が空席でしたが)。注目度の高さが伺える。
DCエクステンテッドユニバースの第一ターニングポイントな訳だが、やはり先んじてユニバース化を行ったマーヴェル
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ジグソウ:ソウ・レガシー(2017年製作の映画)

3.7

結局パート1は、打ち上げ花火一発アイデア勝負だったわけで、後継者等が出てきた時点で覚めるのに、大どんでん返しも飽和状態。
ファイナルと名付けて終ったはずなのに、今さらの続編。
正直誰得なのか、全く期待
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バリー・シール/アメリカをはめた男(2016年製作の映画)

3.6

パイロットの必要業務である安全確認に飽き飽きしているトム。
警察が突入してきて、「ここで待ってろ」と言われオドオドするトム。
奥さんの弟が、ああなったとき必死で隠そうとするトム。
など、実にトムクルー
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インシディアス 第2章(2013年製作の映画)

4.0

パート1の大ファンなので、もちろん本作も劇場にて鑑賞済み。
1の直後から始まり、繋がりや膨らませ方も自然なので、よく出来ているな、と。ユーモラスなシーンも多く、監督自身も少し遊びながら作っている印象を
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インシディアス(2010年製作の映画)

5.0

オールタイムベスト級に好きな映画で、劇場で最高に楽しんでから、年に何回かは見直している。
“彼方(冥界)”の描写や悪魔の造形も含めとてもフレッシュだし、ユーモラスな部分もいとおしい。
もちろん、ジエー
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マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年製作の映画)

4.3

もはや、安定のMCU作品。
安定と言いながらも、常にチャレンジ精神を忘れていないのが凄い。
今回は、ユーモラスな場面が多いのがチャレンジングなところだろう(もちろん、どの映画にも気の利いたギャグはある
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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

3.9

原作はかなり前ですが、既読。
みんな大好きテレビ版ももちろん鑑賞しています。
当たり前だけど、テレビ版よりもグッと丁寧でビジュアル面ても良くできている。
その人の“怖いもの”の姿になるIT。ITを退治
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アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

3.8

話自体はよく分からない。いやおおよその筋はもちろん分かる。ただ、登場人物たちの行動原理(動機)が不明たがら、なぜ裏切って、裏切ることにより何を得れるのかが、分からないのだ。
それでもアクション映画とし
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アナベル 死霊人形の誕生(2017年製作の映画)

4.0

前回のスピンオフは、正直物足りなかっただけに、期待値は低かったものの「ライト/オフ」の監督なので、とにかく映画館へ。
今回も暗闇が怖い。小道具の使い方も気が利いていて、無駄がなく、子役たちの演技もパー
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.2

前作は、リアルタイムで劇場で観れた人達が心底羨ましいと思っている程度に敬意と年に何回かは見直したくなる位の好意を持っている。
そんなカルト的人気を誇る作品の続編と聞いた時は不安と言うか、何だかなぁと思
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.1

表面上は、にこやかに見えても、
何かおかしい、そして気味が悪い。
夜全速力で走る使用人。催眠術がどうこう等と言い出す彼女の母。
そして、ラストのトンでもない飛躍。
ホントに楽しいホラー映画。
ジェイソ
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リプリー(1999年製作の映画)

5.0

いつ、誰に聞かれても「オールタイムベスト1」は本作。「リプリー(the talented mr. ripley)」だ。
ちょうど毎年この時期位に見直している。
何度見ても主人公のリプリーに過度に感情移
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7500(2013年製作の映画)

3.0

タイトな上映時間のおかげで割りと退屈はせずに観れた。
ラストのある展開は、油断していると「えっ?そんな話??」とある程度驚ける(拍子抜けとも言える)のだが、そうなると“他の登場人物はどうなるの??”と
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ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

4.0

劇場で通常の字幕2DとIMAX3Dで鑑賞済み。
音声解説付きで鑑賞。
兎に角、この作品をリアルタイムでIMAXで観れて良かった。

20190405
復習の為再鑑賞。
映画館鑑賞含めて多分4回目。
M
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海街diary(2015年製作の映画)

5.0

劇場では、2回鑑賞しているので、これで3回目。脳内で好きなシーンを何度も思い返しているのを含めたらもっともっと観ている。
兎に角4人のアンサンブルが素晴らしいのは言わずもがな。
色々な人の生と死。後悔
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アウトレイジ 最終章(2017年製作の映画)

4.2

公開初週とあってか劇場は、ほぼ満席で客層の幅広い。
感想は兎に角面白い!の一言に尽きる。ヤクザ同士の抗争は、決定的な“ソレ(いわゆる落とし前)”が起こる前が一番面白いと常々思っており、本作はその落とし
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あさひなぐ(2017年製作の映画)

3.0

乃木坂メンバーを可愛く、美しく、かっこよく撮るこの第一の命題はまぁクリアしているといっても良いだろう。
それは、オープニングの実にくだらな下ネタで宣言されていることからも明らか。“アイドル映画ですよ!
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64 ロクヨン 後編(2016年製作の映画)

3.1

エンタメとしては圧倒的に後編の方が面白い。
ずっとクライマックスのような展開が続き前編とのバランスを考えると結構歪つだなと。
まぁ、面白かったから良いけど…。

セル(2015年製作の映画)

2.5

原作もキングの中では、あまり良い出来ではない本作だが、確かに序盤、中盤にそれぞれ派手な見せ場(特に序盤の掴み)があり、それを映像化したいと思うのはしごく当然の事のように感じる。
キング自身が脚本を手掛
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エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)

3.2

僕は決して嫌いではないが、世間的には大不評(というか大顰蹙)だった「プロメテウス」の続編。
前作で不評だった箇所を修正し、「エイリアン」っぽくはなっていると思う。お金も掛けているだけあってクライマック
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64 ロクヨン 前編(2016年製作の映画)

3.0

この大作感というか、80年代日本映画っぽい雰囲気はどうにも苦手なんだけど…。詳しい評価は、後編を観るまで保留。

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.5

迫力あるアバンタイトルからのセンス溢れるオープニング。ロマンティックシーン、ジョーク、魅力的なキャラクター、不穏な空気、そして怒濤のクライマックス、ラストの後味の良さ。
どれをとっても一級品!
音楽に
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スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

4.2

予告編で、迫力あるアクションシーンを見せられ、ここまで見せて大丈夫か?と心配したが、本作の主眼はそこでは無かった。
ベン伯父さんは不在だが、陰と陽二人の男によって成長する主人公はまさにスパイダーマン、
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.2

IMAX2D 字幕版にて鑑賞。
セリフはほんどなく、危機的な状況からの脱出がハンスジマーの音楽とともにただひたすらに繰り返される。
“ドラマ”よりも“アクション”を重視した作りは意欲的で、(ノーランに
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散歩する侵略者(2017年製作の映画)

4.0

予告編を観て、「ボディースナッチャー」や「光る眼」的な静かなる侵略ものを黒沢清監督が!?と期待値高く観に行ったのですが、想像以上に楽しかった!黒沢監督らしい“薄気味悪さ”は勿論笑えるシーンも多く、楽し>>続きを読む

三度目の殺人(2017年製作の映画)

4.0

間違いなく是枝監督の新境地。期待値も否応なしに高まっていた訳だが、ズシーンとくるラストに完全にヤられた。
夏休み大作映画が一区切りついた今だからこそ、見たかったら大人の苦い映画。


10月9日に2度
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